獅子座さんへ 8月の手紙

獅子座さん、こんにちは!

8月は獅子座さんのお誕生月になります。一年の節目のときです。これまでを振り返り、これからの一年を考えるとき。

今年の夏は、自粛の影響でいつもとは違うものとならざるを得ないとは思いますが、それでも気持ちは楽しく、熱く持っていたいですね。

では、上旬・中旬・下旬にわけて見ていきます!


上旬:エネルギーを向ける方向

8月上旬は、獅子座さんにとって「夢と義務・仕事」「無意識と現実生活」といった対比が感じられる配置です。そして二つの間で、火星が迷っているような感じがします。特に「義務・仕事」の領域において、獅子座さんは数年前から改革を促されています。その部分への迷いもまた、ピックアップされる時期かもしれません。

火星がエネルギーをどちらに向けたらいいのか迷い、揺れている感じです。

しかし4日には獅子座さんの真向かい、水瓶座で満月が起きます。水瓶座と言えば、やはり今年の年末に訪れる「水瓶座時代」を想起します。

水瓶座は獅子座さんにとって「対人」の場所なので、新しい時代へ向けた人との付き合い方、対人関係の構築、パートナーシップなどで何か満ちるものがありそうです。お仕事や社会的な活動の中で起きたサプライズによって、人間関係への考え方が変わることもありそう。

この満月を経て、火星の迷いも徐々に消えていく感じがします。

今後エネルギーを何に使いたいのかが見えない人は、自分にできる範囲で「人と助け合うこと」「誰かの役に立つこと」って何だろう? という意識をしてみると、意外にすんなり見えてくる事も。

全体的にこの時期は、スムーズに進むというよりは、色々横やりが入るけれどその中で辿り着きたい場所が見えてくるという感じです。

🌕8月4日00:58頃、水瓶座で満月が起こります。しかも水瓶座の星である「天王星」と強く結ばれています。やはり年末に起こる水瓶座グレート・コンジャンクションに、無関係ではないでしょう。グレコン以降、自分はどんなところを目指して行きたいのか。「追い求めたい道」が見えてきます。そのために「何を学べばよいのか」も、理解できそうです。この満月のチャートにおいて欠けているのが「人を助ける」という視点です。逆に言えば「助け合いの精神」を思い出し、それを含めての「目標」を立てようという意識が生まれた時に、自分の中の膠着した状態が消えていきます。


中旬:次なる時代を見据える

この時期の獅子座さんのテーマは、水瓶座時代に向けてどんなことを創造したいのか、挑戦したいのかを「探求」すること。

実は獅子座さんにとって、水瓶座は真向かいにある星座であり、コインの表裏のような関係です。全く違うように見えて、本質的に同じものを持っています。両者にとって「自分らしさ」はとても大切なのです。

水瓶座的「自分らしさ」は、インターネットを例に出すとわかりやすいかもしれません。水瓶座の星である天王星の象意に「インターネット」があります。誰もが自由に発信できる、プラットフォームです。年齢や性別、肩書、地位に関係なく、「自分」を出せる仮想空間。

そう、水瓶座の「自分らしさ」は、社会が貼り付けたレッテルをはがした「普遍的価値観」に基づいて発揮されるのです。

その普遍性は、時に「暗黙の社会ルール」を破壊します。

例えば、あるところに「村」があったとします。その村には井戸がひとつしかなく、その井戸は「村長」が管理しています。昔は村長が村人へ井戸を開放していましたが、代を重ねる内に水を「自分の武器」にしました。村人に対して、「水がほしいなら、対価を持ってこい。私が管理しているのだから」と言うようになったのです。

そこへ旅人の水瓶座がやってきます。彼は村人にこう言いました。

「水は村長のものじゃない。地球が与えてくれる恵みだ。そんなこと、広い世界では常識なんだよ。私は水路の造り方を知っているから、さあ一緒に水路を造ろう。その代り、自分たちで管理しなくてはならないけどね」

村人は村のルールしか知らなかったので、水瓶座の言う事に驚きます。彼らにとって水に対価を払う事は常識だったので、はじめは水瓶座を変わり者扱いしました。でも、よくよく考えてみると、そうかもしれないと思うようになったのです。それから、村人は村長と交渉して水路を造ることができました。


私の思う「水瓶座」は、こんなイメージです。彼らの中には世界を俯瞰的に見ての「平等性」があります。時にその視点は宇宙にまで飛んだりします。宇宙的に見て、地球人は普遍的価値観を持っているのか、なんてことも水瓶座の中では自然な考え方です。そして、それを臆することなく言い、行動します。それが水瓶座の自分らしさ。

今の時代において、それは突拍子もないエキセントリックなものに見えるかもしれません。でも、これから時代は水瓶座的な性質を帯びていきます。そうした視点を持つことが、徐々に当たり前のことになっていくのかもしれません。それが数年後なのか、数十年後なのか、200年後なのか・・・わかりませんが、今はその過渡期にいるようなものです。

そうした世界の中で、これからの自分は何をしていきたいのか。それを探求する時期になりそうです。

そうした探求を経て19日前後は、水瓶座を見据えての新月が起こります。何か掴んだものがあれば、ここからそこへ向けての意識がスタートしていきそうです。

また、この時期は「感謝」の気持ちを忘れないことが大切だと感じます。

水瓶座は「宇宙意識」のサイン。その前段階として、私たちを育んでくれている惑星である「地球」にも、感謝の心を忘れないでいることはこの時期大切です。地球と調和していく意識も忘れずに、目標の中に組み込んでいくことが大切なように感じました。

🌑2020年8月19日11:43頃、獅子座で新月が起こります。獅子座にある太陽は一年の中で一番活性化しています。そんな太陽の光を浴びて、地球もまた活性化している時です。全体的に「自然の精霊への感謝」「地球への祈り」といった「惑星への感謝」をしなさいと言われている気がします。感謝することで、きちんとメッセージが送られてくるような感じがあるのです。エコについてもう一度きちんと考え、生活を見直すと良いでしょう。地球への感謝の祈り、瞑想をしても良いかもしれません。そして受けとったメッセージがあれば発信するなど、行動に移していきましょう。


下旬:具体的に落とし込む

23日には太陽が乙女座へ入っていきます。上旬・中旬の熱さが少しずつ沈静化していく感じがあります。ここから「地星座」が一気に活性化していきます。

現実的な雰囲気が強くなっていきそうです。「熱いもの・目標」を現実に落とし込んでいく作業が始まっていくのかもしれません。どうしたら良いのか具体的に分析し、必要なものや知識を洗い出していく。そんな意識が芽生えていきそうです。

今は木星以遠の天体の多くが逆行しています。物事は一進一退を繰り返しているようなもどかしさがあるでしょう。しかし、これは私たちに与えられている、変化の準備期間のようなもの。半歩ずつでも、進んでいれば良いのです。時に二歩も三歩も、戻ったって良いのです。それが変化のための大事な肥料となってくれます。


獅子座さんの8月を読んでみました。

蒸し暑い日が続きますが、ご自愛ください。

獅子座さんにとって素敵な8月になりますように!

それではまた!


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