見出し画像

宅建士になったワケ

不動産業界どころか、営業経験すらなかった私が独学で宅地建物取引士の資格を取って、ビルを売ることになったお話を少しずつ。

なぜ宅建士を選んだ?

子どもが小学校低学年のころに別居を決めて、家を出た。当時は別の資格の仕事をしていたので、それはそれで仕事には困らなかった。子どもが小さいため時短週4勤務のパート。

快適別居生活も4年が過ぎたころ、正式に離婚が決まった。子どもにかかる教育費と生活費は今までと変わらず貰える条件での離婚となったが、私も経済的に自立したいと考えた。

しっかり稼ぐにはまずは正社員にならないと。

この先どう人生設計をしていくべきか、私の人生の指針である経営者の方に相談した。今でも困った時はこのA社長に相談する、とても頼れる方。そして一言。

「効率よくお金を稼がなあかん」

確かに。でも正社員になったとて普通はお給料は固定給。ならば歩合の仕事にしようかな→歩合といえば営業よね→どうせ売るなら金額が大きいもの売りたいかも→だったら不動産売りたい!となり、営業すらやった事ないのに不動産営業をやろうと思い立ち、その日のうちに本屋さんへ行って宅建試験のテキストと過去問を買った。とりあえずやってみるのが私の性格。でもこれが私の人生を変えるきっかけとなった。

思い返すと何故か小さい頃から不動産チラシの間取り図を見るのが好きで、実家と離婚前に住んでいた家を新築した時も自分で間取りを考えて、内装なども自分で決めた。そんな経験もあり、漠然と不動産業界には興味があったのかもしれない。

独学で宅建試験勉強

そんなきっかけで宅建を受けようと思ったのが今から6年前の5月。その頃はフルタイムで働いていて、まだ子どもも小さく自分の時間もなかなか取れなかったので、夜に家で勉強するしかなかった。テキスト読んでも、知らない言葉ばかりで古文を勉強しているような感覚。

テキストを読むだけでは全く理解できないから、とりあえず過去問を解いてその解説を読んで、それでも分からないところはその部分のテキストを読んで…を繰り返した。通勤時間は過去問アプリを活用。最初から合格ボーダーの7割だけを取るつもりで、難しいところは後回しにした。

たまたま偶然だけれど、友達2人も受験すると分かり、それも励みになった。途中何度も諦めかけたけれど、分からないところをLINEや電話で教えて貰ったりしてなんとか乗り越えた。

仕事と家事と育児と勉強の日々、とにかくこんな大変な思いは2度としたくない、何が何でも1回で合格すると決めて、最後2ヶ月は全ての予定をキャンセル、家事も最低限にして試験勉強をした。

受験当日

そして試験当日。繰り返しやった過去問では見たことのない設問内容に動揺しつつ、なんとか試験終了。家に帰って解答速報を見ながらの自己採点、最後○の数を数える時がそれまでの人生で一番緊張した瞬間だったと思う。合格点予想サイトで確認すると見事にボーダーライン。1点差で落ちてるかもしれないと思いながら過ごした合格発表までの約1ヶ月はとても長かった。

合格発表

そして合格発表の日。仕事を抜け出して休憩室で受験番号を照会。見事合格!

めちゃくちゃ嬉しかった。多分ギリギリでの合格だったと思うけど、合格は合格。やっぱり私は運がいい。この瞬間、私の人生が動き出した。

最後に

最後までお読みくださりありがとうございました。次は就活から正社員になったお話を書こうと思います。

それではまた!















記事を読んで気に入ってもらえたらサポートして貰えると嬉しいです。サポート代でCHANEL買えますように!