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人と初めて遊ぶとき

誰かと初めて遊ぶとき、何と言ったらいいかわからないような特有の緊張感がありませんか?

私にはあります。

「初めて会う+初めて遊ぶ」と言うのとはまた違った気持ちになるんです。

「初めて会う+初めて遊ぶ」ときは初めて会う時の緊張感がメインで、遊ぶことに対する緊張感の占める割合は比較的小さいと思いますが、何かしらの場で出会い、お互いに面識があるような知人と遊ぶもしくは出かける初回というのは、何だか誰にとっても特別なものであるような気がしてならないのです。

一体何がこのようにさせているのか。

「初めて会う+初めて遊ぶ」ときとの比較をしながら手探りで考察をしていこうと思います。

簡単のため、以下では
「初めて会う+初めて遊ぶ」とき→初対面
「初めて遊ぶ」とき→初遊び
とすることにします。

相手に対する理解はどうでしょうか。
初対面: 0~30
初遊び: 10~50
(いずれも100をMaxとしています。)
こんなもんじゃないですかね。

初対面つまり何らかの方法で連絡を取り合い、会うに至ったということはほとんどがネット上でのコミュニケーションのみを取った状態でしょう。
正直、どれほど毎日LINEをしてもDMをしても知れることというのは限られているわけですからいくら頑張っても30でしょう。
極端な例外、外れ値のようなものはもちろんここには含むつもりはありません。
だとしても、ネット上ではいくらでも嘘をつけますからね。都合のいいことばかりを並べることなんていともたやすく出来てしまいます。

では、初遊びの場合はどうでしょうか。
初対面の時と違って、もうすでに会っているわけです。
例えば、クラスメイトだったり、同僚だったり、友達の家に行ったときに会ったことのある友達の兄弟姉妹だったり。
この場合、ほとんどが自分だけでなく身の回りの人が、遊ぶ相手のことを知っているでしょう。正誤は置いておくにしても、そこから生きた情報が得られるわけです。
相手の挙動だって見ることができます。見た目もわかります。
生理的に無理かもしれないし、どストライクかもしれないといったレベルのことはもう分かっているのです。逆に、初対面ではこれが会ってみるまで分からないと言う賭けのようなところがあります。

また、初遊びには特有の小っ恥ずかしさがあるように思います。
自分も相手もお互いのことを微妙に知っているからこそ、普段とのギャップや想定と違う点などに過剰反応してしまうきらいがあると考えます。

例えば、自分から相手に対しては
「私服がめっちゃダサかったらどうしよう」
「話合わなかったらどうしよう」
などと思ったり
逆に、相手に自分のことを
「面白くない人間」
「一緒にいても楽しくない人だ」
と思われたらどうしようと考えたりもするでしょう。
もちろん考えない人もいるでしょう。
ただ、私はこれよりももっと深刻に考えます。

つまり、初遊びにおいては
自分は相手のことを十分に知らないから不安だし、相手にはガッカリされたくない
と感じたり考えたりしているのではないでしょうか。
もちろん普通に期待や楽しみな気持ちもあるとは思います。ただ、初遊びとなるとメインは負の感情から来るもののほうが多いのではないかと予想します。

この根底には共通して何があるでしょうか。

私が思うに、

互いにわかり、わかられる。
他人とわかりあいたい。
分かち合いたい。
認め合いたい。

その上で仲良くなりたい。

そんな期待のこもった思いがあるのではないでしょうか。



このように、ありきたりと言えばありきたりな結論となってしまいましたが、私はこのように考えたことをしっかりと自分で認識したことがなかったので
仲良くなるために、人は遊ぶ
ということをストンと受け入れることができました。

このことを用いると、

  • 仲良くなりたくないのに遊ぶ

  • 暇つぶしに仕方なく遊ぶ

  • 嫌いだけど遊ぶ

なんてことをする必要がないのかなと思いました。

上記3つには非常に心当たりがあります。
本当に時間の無駄だしエネルギーの無駄です。
人生は有限なのだから、大切な人とたくさん過ごそうじゃないですか。

おわり。


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