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悲劇のヒロインなんてなりたくなかった

2023年8月8日に下書きに閉じ込めていた気持ちです
暗いです
吐き出して浄化したかったはずなのに今でもこんなことを思っているなんて、やっぱり僕は僕が嫌い


僕の周りには常に、僕より状態が悪い人がいた。
僕が上手く隠せているからなのかもしれない

状態が良い、悪いとかはわからないからあくまで主観的なものになってしまうのだけれど

部活で仲良くしていた彼

僕が腕を切って あちこちなぜか調子の悪い体を引きずっている時
彼は心が疲れたらしく、不登校気味になっていた
皆事情を察していろいろ話していたけれど、察するのが下手な僕はわからなかった でもわかりたかった
未だにその理由はわからない
ただ、とても優しかった彼に羨ましいなんていう醜い感情を抱いてしまったことは確かで
それが嫌で仕方ない

3年間ずっと同じクラスのあの子

体調を崩しやすいようだった
しかもそれを周りに伝えるのが上手なようで、よく保健室に行ったり、帰りたいと言っていたりした
彼女はクラスの一軍のような立ち位置にいる
髪を染めたりピアスを開けたりもしているみたいで少し羨ましい
学校が嫌いだといつも言っている

部活で仲が良い彼女

この子は車酔いが酷いらしく、バスに乗らないといけない時は乗りたくない!と言っていた
僕も車酔いはかなりする方だった
すぐに気持ち悪くなって頭も痛くなるのだけれど、僕はあの子とは違って誰にも伝えないから

あの子は周りにとても心配されていた


そりゃそうだ、彼らは皆に辛そうに見えるのだから
しんどそうに見えるから、本人がそう言っているから周りが心配する、心配できるんだ

僕はしんどそうには見えていないのだろう、きっと
そう見えないようにしているのだから当たり前だし、喜ぶところなのかもしれないけれど、それもなんだか悲しい
つくづく面倒くさくて最低な屑だと思う

大丈夫、僕はまだいける、しんどいはずがない。
そう心の中で呟くたびに何かが欠けて落ちていく音がする
僕は本当に大丈夫なのかな、と一度思ったことがある
きっとこんな屑みたいなことを考えているくらいだからおかしいのだろう、大丈夫じゃないんだろうな

でもなんか、それもただ辛いふりしてるだけだよきっと
僕よりしんどい人はたくさんいる
誰かの方が誰かよりしんどい、とかじゃなくて、しんどさは比べるものじゃないってのもわかってるけど

きっと誰かにしんどいんだねって言ってもらいたいんだろうな
だからやっぱり悲劇のヒロイン


助けて欲しいなら助けてもらっている人を僻まずに助けてって口で言うべきなんだろう
でも、何がしんどいのか、どう助けて欲しいのか、何をして欲しいのか、そもそも自分は救われたいのか
何もわからない

皆きっと心配してくれている
先生だって「皆を見ている、やんちゃな子ばかり見ているわけではない」って言ってたんだし

親だって
きっと僕のことを愛してくれているんだ
僕がそれを受け取るのが下手すぎてできていないだけなんだ
僕が良い子にしていたらあの人たちは悪い人ではない
側からみたら良い人だってのもわかってる
とても親らしい親だ

なんでこんなに自分の気持ちを認識するのも、伝えるのも上手くないんだろう

僕は結局何がしたくて何をしてもらいたいんだろう

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