『ミネラルウォーター』#127
ペットボトルで緑茶、伊右衛門を買うようになったのと同じように、ペットボトルでお水、ミネラルウォーターとか飲用水を買うようになったのは、こっぱずかしい話、飲み会帰りで酔いすぎて頭痛いとかそんなとき。とにかくウーロン茶でも緑茶でもなく純粋に冷たい水が欲しいと思った帰りの駅のホームかあるいは道途上の自動販売機だったか。飲み屋さんでもらえるお冷やを頼むこともなかった若い頃、飲み会の最中に体内のアルコールが薄まることが嫌だった若い頃、ぐわんぐわんのまま帰りの道をいく途中でもう頭が痛くてしょうがない、みたいなときだった。飲んで、身体の隅々までH2Oが巡っていくのを感じた気がした(そんなすぐ吸収されるわけもないと思うのだけど体感的には本当に、飲んで胃袋に入ったそばから腕にも脚にもヒヤリと水が回っていくようだった、本当に酔いまくっていたんだな。
運動の時には、身体から失われる水と、一緒に塩分やミネラルを補給するため、また体内への吸収には少量の塩分があるといいということで真水を飲むよりスポーツドリンクやポカリスウェットを飲んでいた(ポカリスウェットは私的にはスポーツドリンクではない、別枠の、グレープフルーツ風味の清涼飲料水て感じ)。
ミネラルウォーター、この単語には少々戸惑うところがあり、日本語に直訳してみようとすると、鉱水、になるのではないかな。ミネラル、すなわち鉱物・無機物で特に身体に必要な栄養素を称して言う。わたしの好きな“ミネラルウォーター”は、いろはすである。さて、いろはすは、ミネラルウォーターなのか。やわらかくて、甘みがあるようで、喉のつっかえもなく飲みやすいってことで、そしてペットボトルが薄くて軽くて潰しやすくて、パッケージデザインもミニマルで良いのがいろはすなのだが、ミネラルが確実に少なそうな、ていうかミネラル入っていないんじゃないかと思えるくらい軟質なのだが、どうなのだろう。
それで、いろはすのホームページを見てみた。いろはすは、結論から言えば「ナチュラルミネラルウォーターであるらしい。まず、ミネラルウォーターの定義は、地下水を原水とするもの。そして、ナチュラルウォーターという語も存在してその定義は、原水に対して無機塩添加などの調整を行なっていないものを言うと。そして、先のミネラルウォーターに対して、原水が地下水ではないものは、ボトルドウォーターと言うそうな。なるほど、地下水であれば何かしらの鉱水であるとイメージはできる。ボルヴィックや、クリスタルガイザーや、エビアンなどのそれらしいミネラルウォーターが牽引してきたイメージがそう感じさせたのか。いろはすにはミネラルウォーター感がないが、南アルプスの天然水は、ミネラルウォーター感があるんだよな。山だからかな。
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