『バナナ』#163

二日に一度、それよりも頻度が高いとき、一日一本、となるはずなのだけれどそんな毎日は食べないなぁというとき書き方に言い方に困るもので悩んだ結果「1週間に6本」と言ってみたりする、5本だと平日を暗示してしまって良くないので6本にしてみる。最近はそれぐらいの頻度で食べるバナナ。
もともと、味が好きで食べやすくて日持ちするし、バナナを使ったお菓子(主にパウンドケーキやタルト)はとても好きで、外で見かけると選択肢の筆頭に上がる。バナナを使ったおかし作りはしないけれど、食べることにおいてはいかなる形でもバナナは好き。バナナより好きな果物はメロンだったり梨だったり桃だったり(全体的に甘いな)、一番好きな果物ではなく、頻度において一番。
何年間も続く高頻度でないにしても、よく食べるようになったのはランニングを始めてから。学生生活終わって働き始めてからだからつまり5年くらい。ランニングは、設計で座り続けの仕事なもんで筋力の衰えをひしと感じて、運動習慣もなくなっていったことから「深夜の帰宅後」「習慣的にできる」「嫌いじゃない」「心のリフレッシュのつもりでやれる」運動として、そして「痩せるためには有酸素運動」を目的としたランニングが必然的にでもあるし志向する方向でも、決まった。痩せたい気持ち(というか、筋肉がつきやすい体質なのでビルドアップでなく脂肪燃焼を目的に、ということ)でやるなれば、有酸素運動を食前の空腹時に(つまり食事のエネルギーを使うのでなく身体が蓄えているエネルギーを使う)、ただし完全空腹だと血糖値の急激な減少、そして運動後の食事で急激な血糖値の上昇が起きてそれは身体にもよくないらしいので、胃袋に負担にならないエネルギーを軽く補給して血糖値を上げて運動する、そのため家にあるベストな食材がバナナだった。運動といえばバナナだし、一本軽く食べて走っても胃袋は軽いし、何より働いてからの帰宅後、自分を労う意味でも好きな食べ物を食べられて有り難い存在なんだわバナナは。
そう考えるうちバナナに対して「果物」であることよりも「間食」とか「補給食」みたいな位置付けが定着していることに気づいた、申し訳ない。果物っていったら、食後のデザートであったり、3時のおやつで、真夏のスイカとか田植えのとうもろこしとかいやとうもろこしは果物ではないけど「甘いもの」として食べるのであって、バナナを「甘いもの」として食べるのはお墓詣りの時かそのくらいか、バナナが主役になることってないな、と思う存在でなんとも面白い。なにせ「果物」も「甘いもの」も週6は食べない。

#バナナ #180530

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?