『起きる』#185

happenとget up、ここ最近の生活の中でどちらも鈍い。促すようなつもりで、言葉を扱ってみる。
まずとにかく目覚めが悪い。一文書き出していきなり本線を外れるけれど、週二回の夜ランニングをするときに軽くアップで走ってからストレッチするわけだけどとにかく股関節から脚回り、そして肩から広背筋回りが固い。毎回毎回、伸脚で腿裏からふくらはぎまでを伸ばすときにはビィンと張ってて、縮もうとするでもなく、伸縮しませんよと固まっている。それは広背筋と肩甲骨らへんも同じで筋肉が固まっている。箇所が違うとはいえ肩コリはないし柔らかいから妙な感じもする。伸縮するように準備運動するのも大変で結局、柔らかくする前に本番のランを始めて走っているうちに蹴り出しや腕振りで筋肉を意識して動かそうと試みている。それが顕著なのが、眠りからなかなか起きられなくて睡眠時間が過剰なほど多かったときなのだ。理屈としては、身体を静止させて休めている時間が長いのだから筋肉が深い・堅固なオフモードに入るのは納得できる。睡眠の時間帯がまた、朝方から昼前後までというサイクルになっているのも起きられなさと硬直につながっているのかとは思うが、これを変えるのはキツい。目覚め自体は、目薬をさしてやればパチリと起きられるのだけれど、どうも疲労感と薄い眠気が抜けずにまた眠りに入ってしまう。とにかく起きれない。昔から睡魔への耐性が弱いことは重々承知、だけど僕の気持ちを知って欲しくってそれは、6時間でバチっと回復して起きたい。
happenの方はというと、前の『図書館』にも『非通知』にも書いたアンテナ、これがまったく伸びずに弱っている。そうはいっても、書籍を読むとか人に会うとか知らない場所に行ってみるとか、行動とインプット、それに継続する思考がなければアンテナは伸びないし増えないのだから当たり前のことで、建築士試験の勉強と仕事諸々に押されてインプット時間がとれてないのだと弁解したくはなる、なるがしかし、思考自体はできるはずで材料自体は膨らむ要素をもったものがちらほら頭にも心にもあるもんで、それを育てられない怠惰を責めるのが筋ってものだ。継続的に考えるのはポスト・スマートについてで、言葉自体が一般名詞化・形容詞化しつつある“スマート”はどこまで広がって、そしてどう収斂して、次の技術との繋ぎこみがされていくのか、そうして変化が着々と起こる世間を漂いつつ眺めつつキチンと立っていたいと思うわけだからやはり、起きてなくてはならない。

#起きる #180621

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