『午前』#296

午前様という言葉の意味を取り違えていたことがわかったのが数日前、色々疲労が重なって午前を寝過ごすどころか夕方17時くらいに目覚めたとき「午前様どころか午後様やな」とか一人で思って、ふと調べてみようと検索したら判明。
わたしの誤解していた午前様は、「寝坊して朝のうちに起きることも、正午より前にも起きることができずに起床が午後になってしまうこと」だった。つまり午前を寝過ごして逃してしまうことを午前様だと思っていたのだ。しかしそうではなかった。結構、驚いた。本当は、夜の飲み会や夜遊びの影響で、家に帰る時間が午前0時を回ってしまうことを午前様と言うのだそうだ。
金曜の夜や土曜の夜となると、そういうことでなら私は、正誤両方の意味で午前様であったことは何度もあって、毎週だったんじゃないかなって感じさえしてくる。とはいえ、働いてるときに飲み明かして更けた金曜の夜ってほとんどなく、終電ギリギリまでやってしまって月曜のスタートを少しでも楽に、というのと、そもそもその週のノルマを達成できなくて土曜日にやるにも金曜の終業時点で幾分か進めておければっていうアディショナルタイムというよりもうロスタイムって言葉の響きがぴったりな感じで結果的に、午前様。日付が回って最寄駅について、晩飯を食べずにいたから毎回腹ペコになっているので、いつもの中華屋さんで刀削麺を食べてビールを飲んで、1時か2時くらいに帰宅する。それから風呂に入ったり、下手したら風呂前にランニングをしたり、遅くなるだけ遅くなって就寝時間は3時や4時になる。そうなると起きる時間で7時間ちょっと送るともう、正午に近くなる。午前を深夜に過ごしてしまってそれは、午前と感じることがない。
体感的に、午前に、と言うときには起きてからの朝から、正午までの時間を指すように思っている。仕事をする平日の午前であれば、出社・始業から正午までの時間。いちばん捗るし頭の回転もよく、考え事とそれに対する明快な答えを出したいなら俄然午前。尊い時間。
平日、仕事にとって尊い午前が、休日の自分にとっては貴重な休息時間になる。貴重であるし、いつも大切にしたいと考えている午前の時間をただ、休息にって布団の上で過ごす、その贅沢さにまた気持ち良い休日のスタート(始まっちゃいない)を味わえる。そんな気持ちは御前様、だわね。

#午前 #181010

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