『かける』#215
書くことができる、その書けるではなく、何かを失った状態である、その欠けるでもなく、しょうゆをかける、カバンを肩にかける、迷惑をかける、などの、一言にいい尽くしがたい用法のとにかく「上から何か乗っかる感じ」端を端をつなぐ・渡す」の“かける”。
この、戸惑いを帯びる“かける”の多義性は、英語を習ううち知った“take”でも共通する。どんだけ意味たくさんあんだ、と。目的語次第で、意味が変わる。先の一文で読点を挟んでしまったのには、「意味」で正しいのかわからなくなってしまい。「意味」