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歌を聴きたくなる時

軍のTHE CAMPというアプリでの集合写真にジミンとジョングクが、番号が記されたヘルメットをかぶって、銃を持って写っている。
一枚はジョングクはVサインをしている
自然に笑みが浮かんだ
僕は元気にやってるよってサインかなと
後で助教さんから怒られはしなかったかなとプッと笑ってしまうほど元気そうだった
安心したが、未だに彼のステージ映像は観ることができない

ジョングクのアルバムはずっと聴き続けている
。配信やCDで
それぞれに良さがあり
次々リミックスも出されるのでワクワクして聴いている。

彼の声は身体の中に入って甘く満たしてくれる
。歌唱には常に哀しさがあり、優れた音感で
コロコロと音程が彼の喉で転がされているような感じだ
歌が上手い歌手は一小節の最後に声を伸びるだけ伸ばして
いわゆる歌い上げることをする
でもジョングクの歌にはそれはあまり無い、にもかかわらず、彼の声が聴こえなくなっても余韻が残る。

これは私だけの感覚で、うまく言葉であらわされるか、不安なんだが
芸術で人を感動させたり、癒したりできる人はいわゆるヒーラーで
特にジョングクは憑依体質だと思う
そう感じるのは俳優さんに多い
役になっている時はその人そのものになっている。
ジョングクはもともとの持って生まれた才能に、努力を加えているが、表現には憑依が感じられる。
プロデューサーなどの作り手の心霊、自分に求めている姿
ファンが自分に求めている姿
が自然に入ってくる人なのではと思う
これは霊が見えるとか霊媒師のようなことができるとは別な話で
彼の目はいつもキラキラと輝き、生き生きしている
キッパリと何事かを決めて私たちの前に立っていると感じる。
しかし、彼はおそらくそのことはまだ意識化できていのではないかと思う
使命のようなものだろうか
そういうアーティストの曲は私たちに生きる喜び、哀しみ、癒しをくれる

私は30代に、薬があれば死ぬことはないが、完治はしない病気になった
入院中、ショックで夜中ずっと泣いていた
その間、好きだったポルノグラフィの曲をイヤホンで
エンドレスで聴きながらただ泣いていた
朝タオルはグチョグチョになっていた
歌詞を頭に浮かべながら
音を全身に響かせて、ずっと聴いていると
彼らが作る歌の物語に入って
辛いことは忘れる
彼らが渾身をこめて作った歌だからエネルギーがあったんだと思う
それは癒しなのか、パワーチャージなのか
わからなかった
ある日、すっきりとこれから病気を抱えて生きていく覚悟ができた
退院祝いに友人がポルノグラフィのコンサートに連れて行ってくれた
身体にはキツかったが、ホールの中を飛んでいるような感覚になった
Tamaのギターに全身が震えた。
音楽を聴く時は私にはただの魂にもどる時間のような気がする。

残念ながらまだジョングクのステージで魂を遊ばせることはできていないが
最新の音楽が聞ける配信もいいけれど
たまにはステージを観たり
アーティストが気持ちを込めたCDで
魂を遊ばせてみるのは大事だ。