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大事なことを思い出すサインは突然に

大事なことを、思い出す時って色んなことが重なるんだなぁと感じた1日だった。ふとした出来事が、チリツモで大きなことを思い出させてくれる。そんな体験をした。今日は数年後の私にとって、大切な日になったと思う。

今日は、通い始めた講座の2日目だった。最近新しい挑戦をはじめた、色彩の勉強。大学進学の時に、選ばなかった道。好きに理由がないという言葉がよく似合うくらい、なんで好きかはよくわからないけど、なんだかワクワクする。とはいえ、数年前に挫折したことが引っかかって、遠ざかっていたが、一念発起した。

自分らしいとはなんだ?

話は少し脱線するけど、少し前に「自分らしさ」について考えるキッカケをもらった。
せっかくもらった贅沢な宿題と時間をちゃんと使おうと思って、苦手な内省の力を引っ張り出して考えをノートに書きまくった。

読み返すと、その中の一つに
「諦めないこと。やりたいことは全部やりたい。」と書いていた。

・・・そうだなぁ。大学の頃や20代の頃の私は、ほんとそれだったなと思い出した。よくいえば無邪気で貪欲、悪くいえば何にも考えずに突っ走って、よく失敗や「ほら〜言わんこちゃない」ってみんなに言われていたっけ。それっでも、やりたい!と思った衝動を我慢できなかった。

大学も結局2浪して入った。そんな「これをやりたい!」の気持ち、いつから、どこに置いてきたのだろう。

今日はきっと何年後かに思い出す「初心」の日

講座Day2を迎えた今日。心がざわつきとうまく折り合いを付けながら、必死に目の前の学びと向き合っていた。集中力を切らさないように・・・心の中の弱い自分、ネガティブな自分が、全然関係ない面で悪い妄想をする。

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講座の難易度がトントン上がっていく。・・・んー分からない!きついぞ・・・。

講座の終わりに、その後のプログラムを決める話をしていた。昨日まで「こうしよう!」と決めたことが、一気に揺らいで不安になった。

こんな私に、講師の先生が話してくれた。
「仲間に加わってくれて、心強いよ」「大丈夫だって、思っているよ」「似ているなって思うところがあってね・・・」。

率直に、嬉しかった。そして、期待に応えたいって思うと同時に、自分が一番自分に期待をかけてあげたいと思った。

そしたら涙が出てきた。次の瞬間、本心がわかった。

●私は、誰かに必要とされたかったんだ。
●自分に自信を持ちたかったんだ。人と比べなくていいように。
●私がやることに興味を持ってくれる人がいるんだ。応援してくれる人がいるんだ。
●なんて嬉しいんだろう。私はこういうのを求めていたんだ。

何をしていても感じた孤独感や理解者が欲しいという欲求、他人にやりがいを求めてはいけない気持ちが葛藤して、自分のためにやらないと自立にならないのでは?と、蓋をしていた気持ちが溢れ出して、涙が止まらなくなったんだとわかった。

こうじゃなきゃいけないんでしょ?
的な優等生や受け入れてもらえるように繕った自分が、「残念だけど、本当のあなたは、そうじゃないんだよ」と見せつけられた瞬間でもあったのだと思う。

とにかく、嬉しさと寂しさと、いろんな気持ちが入り混じって、車の運転中に大泣きしながら帰ってきた。自分でも「何をしているのだろうと」今なら笑ってしまうけど、その時は大真面目で号泣した。

受け入れて進むと、応援が入る

取り繕っても仕方ない。ありのままで進むしかない。

その先に、私が理解して欲しいとか、一緒にいて欲しいと思う人が私を選ばないという未来があるかもしれない。望んではいないけれど、もしそうなら、その人たちの幸せがそうであるのだから、受け入れなくてと思った。

自分の人生に責任を持とう

だけど、これはひとりになることではない。むしろ、自分が守りたい人、一緒にいたい人たちを守れる力を得たい気持ちが含まれてるんだから、諦めたりなんてしない。ベストを尽くしてみるんだ。

空を眺めながらそう思い、視界に入ったコンビニで、頼まれた牛乳を買って家に帰った。

決めたら、流れがやってくる

コンビニで、今日の講座の振り返りのための教材を買った。
雑誌を買って、そのファッションやコスメの色とイメージを仕分けられるようになり、イメージを表現できるようになるトレーニングのために。

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せっかくお金を出すならと、表紙に吾郎ちゃんが載っているものも買った。
中学から高校時代の青春時代、大大大好きだった吾郎ちゃん。雑誌を開くと、その頃の若い自分を思い出した。

中学でテニスを初めてどハマりした。ただうまくなりたくて、試合で勝ちたくて、1球でも、1分でも多くテニスをしていたかった時代。「好き」という気持ちだけで、疲れ知らずでやり続けられたこと。

ああいう純粋な気持ち、どうしたら再現できるんだろう?

もう一つ、頑張っていた頃を思い出す出来事がおきた。
1階のテレビの音が煩くて、イヤホンで音楽を聞いて集中しようとiTunesを流したら、レミオロメンのベストアルバムが流れた。

「これ、リクルートでMVP獲った時に、自分を鼓舞するために毎日営業車で聞いていたやつだ。あの頃、必死にガンバってたな。苦手なことにも、言い訳は申しないって決めて、大嫌いな電話がけも、飛び込みもしたんだったな。」

今の自分はあの頃の自分よりも、頑張れているだろうか?

私が賞を獲れれば、育ててくれた先輩たち、お世話になった上司の評価になって、きっと喜んでくれるはず。私が担当のお客さんも、安心ができるはず。契約社員だけど、私が在籍した証を残せて、きっとベストを尽くした努力は無駄にならないはずだ。そう信じて頑張ったこと。

何年も前のことで、思い出すこともなかったし、こんなタイミングで思い出すなんて思わなかった。

でも、きっとこれが、今思い出す必要があったことなんだと思う。

いろんな偶然が重なって、サインになって、大切なことを思い出せた。
経験を置き換えて、今頑張る原動力にするんだ。


思い出したこと

私は、頑張って行動することで役立てる人、それを喜んでくれて、応援してくれる人がいると2倍も3倍も力が出るんだった。

最近は評価をして欲しいとか、褒めて欲しいとか、望んではいけない気がしていて、「全部自分のためにやらなきゃ」と考えていた。

だけど、それは私には合わないとわかった。
というより、思い出した。

どうしても忘れちゃいけないと思って、さっきノートに今の気持ちと気付きを急いで書いた。

きっとこれも、何年後かの自分が読んで「初心」を思い出すことに役立つのだと思う。

こういうサインは、ふとした時にやってくるんだなと感じた。
だけど、自分が行動しないと、決して着てはくれないサイン。
前向きに頑張ったら、励ましのように出来事が起こるんだと思う。
もらったサインを大切に、精一杯尽くしてみようと思う。

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