Blenderでインストールしたフォントが見つからない時は、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fontsを探す。(Windows)

WindowsのBlender 2.82a と 2.83を使っています。

テキストオブジェクトのフォントを変えようと、ファイルブラウザを開くとC:\Windows\Fontsフォルダの中のフォントファイル一覧から選ぶことができます。しかし、その中に自分でインストールしたフォントがない場合があります。

解決策は、Blenderのファイルブラウザを開いて、画面上部のパスを入力する場所で、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fontsと入力します。ユーザー名は自分のユーザー名を入力します。すると、自分でインストールしたフォントが見つかると思います。

ファイルブラウザでフォルダアイコンをクリックして移動する場合は注意が必要です。C:\Users\ユーザー名まではフォルダアイコンをクリックすれば移動できます。しかし、AppDataフォルダは隠しフォルダなので見えません。その場合は、ファイルブラウザの右上のフィルターアイコンのShow Hidden(隠しファイルを表示)にチェックを入れて、表示させます。

また、Blender 2.83からファイルブラウザの左側にSystemの項目が追加されました。ここにFontsフォルダがありますが、これは、C:\Windows\Fontsなので注意が必要です。

ここからはエクスプローラーの説明です。

フォントをインストールするときは、いくつか方法があると思います。

・エクスプローラーでフォントをダブルクリックしてWindows フォントビューアーを開いてインストールを選択する。

・エクスプローラーで右クリックしてインストールを選択する。

・エクスプローラーで右クリックしてすべてのユーザーに対してインストールを選択する。

このうち、下のすべてのユーザーに対してインストールのインストール先は、C:\Windows\Fontsです。しかし、上2つのインストールの場合、インストール先はC:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fontsです。

エクスプローラーでC:\Windows\Fontsを開くと、インストールされているすべてのフォントを確認できます。しかし、ここに存在するすべてのフォントがC:\Windows\Fontsに入っているわけではないので注意が必要です。インストール場所を確認するには、名前、フォントスタイルなどが並んだ列名の部分で右クリックして、出てくる項目の下のほうにあるフォントファイル名にチェックを入れます。ここでフォントファイル名が表示されないフォントがあるかもしれません。それは1つのフォントファミリに複数のフォントファイル(太字用など)が入っているということです。その場合はフォントをダブルクリックして、右上の表示方法を詳細にして、同じようにフォントファイル名を表示させます。

ほかのアプリケーションでは、フォントファイルを直接選択するのではなく、フォント名で選択するものがあります。フォント名で選択すると、そのフォントファミリに太字、斜体のフォントファイルが含まれていると、太字や斜体にしたときそのフォントファイルが選ばれます。Blenderでは自分で太字用、斜体用、太字斜体用でフォントファイルをファイルブラウザから選択する必要があります。

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