サムネ絶対条件

笑いが起こる”絶対条件”とは?

お笑いラボ、今回は、笑いが起きる絶対条件のお話をします

お笑いのネタを考えるときに、殆どの人は「このボケが面白い」とか
「この動きが面白い」と言ったように、具体的な内容や動作、
ニュアンスから考える方が多いと思います。

その前に、一つ意識していたら、笑いを取るのに絶対に有利になる
ことがあります。
それは、笑いが起きる絶対条件があるということです。
ヒントになる例をあげます。

あなたにはすごく面白くて好きなお笑い芸人がいたとします。
その人のお笑いライブに行く予定でした。しかし、
あなたの身内に信じられないくらい不幸なことが起こりました。
あなたはお笑いライブで笑うことが出来ますか?

少々ヘビーな例かもしれませんが、なにか気づいたことはありませんか?

笑いを提供する側は普段と変わりませんが、受け手の心境や境遇によって
笑えない状況があるということです。

では、笑いが起きやすい状況とは何なのか?

それは、「安心感」です。

安心感があると、笑いが起きやすいです。

大げさな話、
戦争に巻き込まれそうな状況下で笑えるでしょうか?
怖い人に怒られている状況で笑いを起こせますか?

逆に、気心知れた友人と話すときは、特に面白いこと言わなくても
自然と笑顔になりませんか?
普段テレビやYouTubeで見ている人に実際会ったら、嬉しくなりませんか?

ドッキリを仕掛けられて、ネタバラシをされたときは、殆どの人が
笑顔になりませんか?
ドッキリは、不安になるような事をされて、それは嘘だったという、
不安から一気に安堵を作り出して、
無理やり安心感を作り出す笑いの手法と分析できます

絶対条件はわかりました。じゃあ舞台でどうやって活用すればいいの?
ということですが、逆算をしてなるべく早く安心感を与える方法を考えて下さい。

1つめ
・見た目はどうでしょうか?
→お客さんは今まで生きてきた経験を元に見た目で判断します。ヨレヨレのTシャツ1枚で無精ひげはやして今まで見たことがない人が舞台に出てきたら「ヤバイやつ」
と判断されるでしょう。ヤバイやつ設定のコント以外は避けるべきです。ここは
奇をてらわず、オシャレで衣装っぽいのをチョイスしましょう。

2つ目
・声の大きさや滑舌など、ちゃんと出来ていますか?
→やはりここが出来そうで難しいですよね。声が小さいと見ている方は
「自信がないのかな?」「まだ始めたばかりなのかな?あまり期待できないかな?」と思われるでしょう。これは他の動画、自分を俯瞰的に見て課題を知る の動画をみて参考にして下さい。

3つ目、一番重要です。
・気心知れた友人を呼びましょう。
→先に安心感の例で挙げましたが、気心知れた友人と話すときは、特に面白いこと言わなくても自然と笑顔になりますよね。その空間をお笑いライブでも作り出します。お笑いライブはだいたい、チケットノルマがあって主催者からチケットを預けられます。外でナンパしてチケットを売ってもいいと思いますが、まずは仲のいい人をライブに呼びましょう。
そして、面白かったら笑ってねと伝えておくんです。
呼んだ友人たちが笑ってくれれば、他のお客さんも釣られて笑ってくれることがあります。この手法は、テレビのバラエティ番組で昔からよく使われてます。
何故笑い声を入れているかと言うと、効果があるからです。
私はこれを、笑いの呼び水と呼んでいます。
友人以外の人が面白いと思ってくれても笑ってくれない状況というのがライブではあります。ただ、誰かが先に笑ってくれると「面白いと思ってるのは私だけじゃない」と”安心して”笑ってくれます。
普通の人は目立つのを嫌います。呼び水で目立つ不安を取り除いてあげて、
安心感を与えて下さい。

他にもありますが、まずはこの3つを活用すれば、初心者は卒業と
言ってもいいでしょう。是非実践して下さい。

本日は、安心感が笑いが起きる絶対条件になる、というお話でした。
この「安心感」は後に出す動画でも頻繁に出てくる予定なので、ぜひこれだけでも覚えてくださいね。

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お笑いラボ・ひゅるや所長でした。

ちなみに、普段はスーツ着ません。この動画を撮影するときだけなんですよね。
スーツ着てたほうが説得力無いですか?


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