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オリジナル戦隊「覇界戦隊オメガレンジャー」企画・設定草案改訂版

こちらのブログに掲載していたオリジナル戦隊「覇界戦隊オメガレンジャー」企画・設定草案改訂版です。
かなり遅くはなりましたが、あれからしっかり詰めたので基本設計はある程度できたかと思われます。
8bitのドット絵をきょこちさんがロゴと共に提供してくださいました、ありがとうございます。
また、同じようにオリジナル戦隊の企画立ち上げに加わってくださった黒羽翔さんも大変感謝しています。
こちらも併せてご覧ください。

※こちらの企画はあくまでもヒュウガ・クロサキ並びに絵のデザインをして下さったきょこちさんに属するものですので、無断転載や盗用は厳禁です

(2022/10/19 新規画像追加)

あらすじ

かつて、日本には八百万の神が土地を納め、平和に暮らしていた。しかしそこに最凶にして最悪なる侵略者「総造新教アルファヘブンズ」が地球に現れ、瞬く間に世界中は侵略者れ、日本が最後の砦となった。日本は持てる神々の力を全て結集し「覇界戦隊オメガレンジャー」という選ばれし戦士たちを結成、アルファヘブンズの封印に成功する。しかし、時は流れ現代、人々を災厄が襲うようになったことで邪気が集結し、脆くも封印が解かれてしまう。果たしてこの未曾有の危機に人類は立ち向かうことができるのであろうか?

登場人物

・覇界戦隊オメガレンジャー


日本神話として伝えられている神々の魂を受け継ぐ者のみが受け継ぐことができる5人の戦士の称号であり、日本各地の特殊な祠に祀られている戦士の腕輪・ジパンブレスによって変身することができる。変身の時の掛け声は「浄土転生!」であり、それぞれ変身前に使用している個人武器が変身後に洗練・強化されたデザインに変形する。名乗りの口上は「オメガ〇〇!××」で変身後のコードネームの後に変身前の本名を名乗り、「偶像覇界!」という掛け声と共に一目散に敵陣へと突っ込んでいくのが特徴的だ。

・ジパンブレス

日本各地の特殊な祠に祀られている、日本神話の神々の魂を継承するもののみが使うことができる戦士の腕輪。見た目は瓢箪に似た形をしており、真ん中には勾玉の模様が浮かんでいる。「浄土転生!」という掛け声と共に太陽に照らすことでオメガレンジャーに転生可能となる。

・神氣(しんき)

神々の魂を受け継ぎし伝説の戦士たちが潜在的に持ち合わせている「氣(オーラ)」であり、オメガレンジャーたちの力の源。大自然や宇宙とも繋がることができる能力であり、中でも極めて純度の高い神氣の持ち主のみがオメガレンジャーに転生可能であり、武器にその氣を纏わせたり体からエネルギー弾として放ったりすることができる。

・オメガ絹衣(シルク)

日本神話になぞらえた神々の能力や魂が具現化したオメガレンジャーの強化服。各戦士の戦闘能力を高めてくれる上、生地が特殊な絹でできている為に破れたりほつれたりしたとしてもすぐに再生可能であり、各人の体格などに合わせる形でまとわりつく。衣装デザインのコンセプトとしては弥生時代〜平安時代あたりまでの絹織物をイメージしている。神々のパワーが宿っている為、生身では使えないような超威力の技なども使用可能。

・天津剣嵐(あまつけんらん)

宮崎の高千穂より出る、須佐男命(すさのおみこと)の魂を継承する戦士。性格は破天荒で誰に対しても傲岸不遜、三白眼で敵を睨み、仲間たちにもしれっと酷なことを要求する。渡り鳥のように一人旅を続けていたが、戦いの始まりを予感し日本へと帰国、オメガレッドとして戦う。体格は小柄だが戦闘力はメンバー中最強。

・オメガレッド

天津剣嵐が浄土転生した変身後の戦士の姿。鴉天狗(からすてんぐ)のような仮面に戦国武将の甲冑と侍の袴を掛け合わせたようないでたちのスーツが特徴的。「破壊と再生」を使命として帯びており、十束の剣(とつかのつるぎ)を生かした剣術と大自然の気を己のものとして取り込み打ち出す気功術を得意としている。実力はメンバー中最強であるが、強すぎるが故に些かスタンドプレーが目立つ。

・夜影水月(よかげすいげつ)

京都の清水寺より出る、月読命(つくよみのみこと)の魂を継承する戦士。破天荒なレッドとは対照的に冷静沈着な性格だが、奥底には激昂しやすい一面があり、怒らせると5人の中で最も怖い。日本中の遺跡を旅していたが、アルファヘブンズの襲来を知り京都へと帰郷しオメガブルーとして戦う。戦闘力は剣嵐に次ぐ強さ。

・オメガブルー

夜影水月が浄土転生した変身後の戦士の姿。海の神である「シヴァ」を象ったような仮面に侍の袴を掛け合わせたような出で立ちのスーツが特徴的。「支配と混沌」が使命であり、「鷹の目」と呼ばれる飛剣(ひけん)と華麗な柔術を生かしたしなやかな戦い方をする。スタンドプレーが目立つレッドと異なり、連携攻撃なら誰とでも合わせられる。

・山津大守(やまつおおもり)

四国の香川より出る、大山積神/大山津見神(おおやまつみのかみ)の魂を継承する戦士。名前の通り、ずっと山奥に篭って生活していたためか、性格は純情朴訥で大らかなムードメーカー。体格も大柄で優しく、全体的に好戦的なオメガレンジャーの中で癒しのような存在である。パワーだけなら最強だが、思考力や柔軟性を欠くのが玉に瑕。

・オメガグリーン

山津大守が浄土転生した変身後の戦士の姿。山の神と言われる「オコジョ」を象った仮面と猟師を彷彿させる野生的な出で立ちの緑色のスーツが特徴的。「調和と安定」を使命としており、天沼矛(あめのぬぼこ)を用いた戦いと投げ技を大得意としている。攻撃よりも守りに長けており、千本もの弓矢ですらも完璧に受け止め切る頑強さを持つ。

・市杵弁天(いちきべんてん)

山形の庄内より出る、市杵嶋姫命(いちきしまひめ)の魂を継承する戦士。性格は博愛主義で誰にでも優しいのだが、それは卑しい男たちかた自分を守るための方便であり、惚れた男以外に対しては基本条件付きの優しさしか示さない。霊感が強くインスピレーションが強いが、普段は剣嵐、翔一とグルになって村木をいじり倒すのが趣味。

・オメガイエロー

市杵弁天が浄土転生した変身後の姿。弁財天を象徴する「白蛇(はくじゃ)」の仮面と踊り子を彷彿させる官能的なスーツデザインが特徴的である。「叡智と財福」を使命としており、羂索(けんじゃく)を用いて敵の悪意や煩悩を除去する、そうでなければ脳ごと潰すという巧妙かつ殺傷能力の高い武器でサラッと敵を倒す。

・シンゲン

弁天が普段から連れているペット兼犬神。最初は邪悪な犬霊として登場し弁天に憑依するなど暴走した姿を見せるが、剣嵐の神氣の力によりその魂が浄化され、柴犬の肉体を持津ことで独立した存在となる。オメガレンジャーにとっては愛すべきマスコットキャラであるが、偵察はもちろんのこと危機感知能力や戦闘力もそこそこに高い。

・神木咲縁(かみきさくよ)

静岡の富士より出る、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の魂を継承する戦士。弁天とは違い裏表のない性格であり、基本的には男勝りで竹を割ったような性格であるが、剣嵐ほど破天荒ではないクールビューティー。普段はおっとり優しい大樹の御神木のような慈悲を持つが、戦いとなればそれらを全て捨て去り火の神と化す。

・オメガピンク

神木咲縁が浄土転生した変身後の姿。富士山をモチーフにしつつ、桃色の天衣を象ったスーツが特徴的。「縁結びと縁切り」を使命とし、手から無数の花吹雪を繰り出して爆発させ、また関節技などの柔術にも通じている。だが一番恐ろしいのは奥に隠してある「縁切りの業火」であり、この炎を食らったものはたとえどんな人間・神様であっても今世との縁と命が絶たれてしまう。

サブキャラクター

・田藤翔一(たふじしょういち)

剣嵐が旅の途中で出会った親友であり、メガネをかけているが好奇心旺盛で行動力も社交性も抜群の好青年。尖っている剣嵐とは対照的に柔らかく優しいタイプなので、場の空気がギスギスしがちになった時にうまくカバーして丸く収めることができる。小さい頃から神様や神道の世界に興味を持ち、高い霊力を持っているのでオメガレンジャーの存在に実はいち早く勘付いていた人。村木さんに対しては割と容赦なくいじる。

・村木おわり

元バックパッカー。剣嵐と旅の途中で出会い仲良くなったのだが、社交的かつ頼り甲斐のある大人な性格から、メンバーたちのリスペクトを寄せられている。地元で大活躍していたのだが、アルファヘブンズとオメガレンジャーの戦いを見て興味を持ち、その戦いを新たな伝説として残そうとYouTuberになった。財テクなどの不労所得も作り上げている個人事業主で、オメガレンジャーを後ろからサポートする。

敵組織・総造神アルファヘブンズ

・主神トーハ

アルファヘブンズの首領で「宇宙一のヒーラー」、全ての生き物を癒すことを目的としている。言葉遣いは一見上品で丁寧そうだが、表向きは聖母マリアのような神秘的なベールをまとっているが、正体は謎。笑顔と声だけで圧を放ち、手下たちをいとも簡単に従えるカリスマ性を持つ。名前の由来は「ハート(心)」の逆読み。

・副神Ⅻ(クロスツー)

主神トーハの腹心(副神)であり、組織のNo.2。表向きは怪しい人物に見えないよう人間の姿に扮しているのだが、本性は相手をうまく騙してアルファヘブンズの戦闘員になるように誘導・勧誘しようとする。人身掌握のみならず、自身もまたそこそこに戦うことができ、力はそんなに強くないものの技巧に優れている。

・アルクリス

トーハとⅫに忠誠を誓う三幹部の1人。見かけはゴツいパワー型であり、神経が図太く「俺様が力じゃ天下一品」とビッグマウスが目立つ。「健全な精神は健全な肉体に宿る」という精神を持っているつもりであるが、それが肥大化した結果「力のない奴はクズ」としか思っておらず、用済みとあらば粛清も辞さない。アルクリスと親密な関係。名前の由来は「アルファ」と「クリス(キリスト)」から。

・ベーナイア

トーハとⅫに忠誠を誓う三幹部の1人。見かけは線が細く美麗な見た目であり、やたらと直感力が強く、勘でなされる未来予測がほとんど外れた試しがない。しかも望んだ相手との交信が可能なため「意識は繋がっている」を身上として生きている。アルクリスとは親密な関係にあり、力は持たないがアルファヘブンズの戦いの傷を癒し、またオメガレンジャーには殺意を向けて破壊の力を使う。名前の由来は「ベータ」と「アドナイ(ヤハウェ)」から。

・アラーガン

トーハとⅫに忠誠を誓う三幹部の1人。見かけは中肉中背の胴長短足だが、地球に自然の花を咲かせたり動物と会話したりといったことが可能。だがその真の目的はトーハの教えに全ての生き物を染めたいがためであり、また裏では動物虐待も厭わない。常に思いついたことだけを話すために根拠は全くないので、ベーナイアとアラーガンをはじめ組織の中ではヒエラルキーが弱くいじられている。名前の由来は「ガンマ」と「アッラー」から。

・バービリー

アルファヘブンズの戦闘員。「トーハ様の御心の元に」を口癖として、テロ活動はもちろんのこと、自分たち以外の考えを認めまいと必死に否定して仲間に勧誘しようとするネズミ講のような役割も持つ。名前の由来は「ビリーバー(信者)」をもじったもの。

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