ダイアンのよなよな

ＡＢＣラジオ　「よなよな」終了で「ミュージックパラダイス」復活　秋改編で音楽に力

このような記事が、よなよなの放送前に報道されていました。

そして先々週の放送で、ダイアンのよなよなが9月末で終了すると言う内容を、正式に、ダイアンさんの口から発表されました。

ガラッと変わった新しい生活の癒しと、笑いを、これからまた貰おうとしていた矢先に飛んできた衝撃的なニュース…

この記事の内容を理解するのに、何分も時間がかかってしまいました。

ダイアンのよなよなが終わる…？？

この記事が出てから今日まで、何回も、最終回の放送の事を考えました。

考えるたびに、頭の整理が付きません。

どうしても「ダイアンのよなよな」と「終了」の文字が結びつかないのです。

正直2週間経った今でも、しれっと終了するのを忘れて、年末に流行語大賞発表して、年が明けて、そのまま何事もなかったかのように5年、10年続けて行くんじゃないかと未だに思っています。

それくらい今でもまだ実感が湧きません。

今週放送していたよなよなも、平常運転でずっと話をされていたので、最初の1時間くらいは、終わると言う事を忘れて、普通にいつものように聴いてしまうくらいでした。

もし別の局、またはABCラジオでダイアンさんの新しいラジオが始まったら、めちゃくちゃ嬉しいし、毎週聴きます。でも、7年半の時間で作り上げられた、よなよなのあの空気感は、これからもう二度と戻って来ません。

よなよなというラジオブースの中で、たわいもない話をするダイアンさんが見られなくなるのが、ただただ寂しいんです。

木曜もそうだったのですが、月曜と言う日は、僕にとって最も大切にしていた曜日でした。

ライブでよなよなを聴きたくて、よっぽどの事がない限り、月曜の22時は、毎週予定を空けてよなよなを聴き、大学時代の時間割も、火曜の午前は、毎回講義を空けて授業を受け、金曜くらいになると、「あーもうそろそろよなよなの放送近づいてるなー」と思うくらい、毎週、よなよなを軸に、ずっと生活してきました。

そして月曜になり、2人のタイトルコールを聴くと、どんなに嫌な事があっても、その時間だけはパッと忘れてよなよなだけに没頭することが出来ました。

こんなに面白くて、癒されて、頭を使わずに、ひとつひとつの話が体に染み込んでいく無添加みたいなラジオは、ダイアンのよなよなだけだと思っています。

そんな生活が続き、ただただ無気力な毎日を送っていた1年前、よなよなに初めて何気も無しに送った1通のメールが、僕の進路を大きく変えるきっかけになりました。

初めて自分のラジオネームが呼ばれた瞬間、読まれてる状況が全く理解出来ず、びっくりしすぎて、何も耳に入って来ませんでした。

プロの芸人が、そしてユースケさんが、自分で考えた文を読んでいる…

そこからダイアンさんの2人が、送った内容の話を時間を割いてしてくれている…

日本語は合っているのだろうか…

ちゃんと伝わってるのだろうか…

読みづらい部分は無いだろうか…

僕は、採用されたのが嬉しかったのと同時に恥ずかしくなり、自分が読まれたのを聴き返すのに3日もかかってしまいました。

そこから、ネタを送る楽しさを知った僕は、ひとつのコーナーに絞ってずっと投稿し続けて来ました。

ありがたいことにこうやって、いつも聴いていたラジオに、1年間毎週常連のリスナーの方と、ネタを読んでもらえる機会に参加させてもらえて、送り続けていて良かったと終了が決まってから、特に身を持って実感しています。

そして今、僕は、よしもとの養成所に入っています。

芸人の世界に入ろうと決めた時、いつか叶えたいことが何個かありました。そのひとつが、ダイアンのよなよなに何らかの形で出演するという事でした。

ですが、その夢が今となっては叶わなくなってしまいました。

ただいつか、ダイアンさんと一緒に仕事が出来るように、これからがむしゃらに、もがき続けて行きたいと思います。

「ダイアンのよなよな」を生きがいにしている方、たくさんいらっしゃると思います。

僕は、生きがいどころか、人生さえも変えてくれました。

終わるのは本当に寂しいです。

でも、僕にお笑いと言う新しい居場所を与えてくれて本当にありがとうございます。

ダイアンのよなよなは、日本一面白いラジオです。

最終回まで残り1桁だそうです。

貴重な残り2ヶ月を噛み締めて、大切に過ごして行きたいと思います。