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1on1をより良くするとっておきの方法

最初に

この記事はAteam Group Manager & Specialist Advent Calendar 2020の18日目の記事です。

読んでもらいたい人

・1on1を始めたての人
・1on1をもっとよくしたいけれど、何から取りかかれば良いか迷っている人

結論

複数人で模擬1on1をし、フィードバックしあってみましょう

なぜそれをするのか


1on1をよくしたい!と考えた後の行動として、1on1の基礎知識を学ぶための研修を受けたり、本を読んだり、1on1が上手い人を観察して真似たり、自身と上長の1on1で相談する、といったことが挙げられます。

傾聴、質問方法、ティーチング、コーチング、メンタリング、フィードバック、そもそもの等々。。。
学んだことを日々の1on1に取り入れていった後、それがうまく発揮できているのかそうでないのか、は中々判断しにくいものだと思います※1。
なぜなら、1on1は基本的に閉じた空間で行われるもので、改善のためのフィードバックは得難いためです※2。 

※1:学んだことを取り入れていくのはよいのですが、「1on1はメンバーのための時間」は大前提
なので、試すことが目的にならないよう注意が必要だと個人的には考えます。

※2:メンバーから直接フィードバックを受けることもあれば、上長を通してフィードバックを受けたり、
仕組みとして1on1アンケート的な物からフィードバックを受けることもできます。
が、そのような場合、私の経験上ではありますが、1on1が余程酷かったり、フィードバックの
内容が薄かったりすることも多いです。

では、どのようにして改善していくのがよいのでしょう?

その1つの方法として、今回「複数人で模擬1on1をし、フィードバックしあう」ことを提案します。

具体的にどうやるの?

私がオリジナルで考えた物ではなく、前職で学び「よかった」と受け取っているものなので、詳細まではオープンに書けないと考えます。
ざっくりとした説明になってしまうことご了承ください。

1.  3〜5人で集まる
2. テーマを決める:傾聴が出来ているかを見てもらう、等
  ※ここは無くてもよいかもしれません。
     が、あった方がフィードバックはしやすくなると思います。
3. 役割を決める:1on1する役、される役、全体を観察役
  5人の時は1on1する役を観察する役、される役を観察する役
  参考:シャドーコーチング
4. 実践
5. それぞれから3で決めたテーマについて、
  良かった点/改善点をフィードバック

実際にやってみると、自分では話してもらいやすい状況を作っているつもりが実はあまり出来ていなかった、もう少しこうするとよいかもといったものが見えてきます。
また、意識して人の1on1を見る事はないので、真似してみたと思ったことをその場で試して体験してみる、といったことも可能です。
ラーニングピラミッドでいう「実践による経験・練習」まで出来ていますし、通常の1on1をしながらもこれを定期的に行うことで、7:2:1の法則に則った学習成長にも繋がると考えます。

最後に

1on1をよくするための1つの方法として今回「複数人で模擬1on1をし、フィードバックしあう」ということを描いてみました。
ただ、1on1はテクニックを駆使して行えば完璧、というものでは無いです。
1on1は人と人とのやりとりなので、考慮すべきことや大事にすべき物はあれど、決まった型や"これをしておけば大丈夫"といった攻略本のようなものは無いと思っています。
1on1を改善することが目的にならないように気をつけつつ、常に「どうしたらみんなを支援できるのか」を考えてよりよい1on1ができるようになっていきたいですね。

と偉そうなこと&きれいにまとめようとしてますが、私もまだまだ未熟者なので自戒をこめての記事としています。
また、1on1の改善で悩んでいる方へ何か1つでもヒントや参考になれば幸いですし、もし明らかな誤りがあれば、ご指摘頂けると助かります。

繰り返しになりますが、この記事はAteam Group Manager & Specialist Advent Calendar 2020の18日目の記事です。
明日は@ihsikeさんが担当です。Christmas Eve x 6ということで、どんな内容になるのでしょうか。

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