メンヘラ彼氏の最終形態?-人ってこんなに変わるんだ!
10ヶ月ほど前から記事を読んで下さってる方はご存知だと思うのですが…。
私の恋人はメンヘラ色が濃い中高年男子。
器が小さくて嫉妬深くて束縛が強い。(本人談。笑)
私の気持ちが彼の方を向いていない気配を感じると「別れよう」とか、すぐに言い始めたりしてた。
しかし私も元々はメンヘラ。
彼の思考回路は十分理解できる。
今までの知識や経験を総動員し、彼のメンヘラを鎮めるべく、せっせと彼に「安心」を与えてきた。
まあ、もちろん、その間には、私のメンヘラが勃発し、彼に収めてもらうことも多々あったのだが…。
ん?
こうやって振り返るとお互い様か…。
似たものカップル?笑
んで。
昨日とある出来事があり。
私の心が不安定になりまして…。
こっから実況入りま~す。笑
彼が電話で、コロナに感染したときの経験談を、酔っ払いながら私に話してくれていた。
彼「まず『ごめんね、コロナになっちゃった』って、さくらからラインがきてさー」
ん?私??
彼「あれー?いや、さくらは僕の彼女…。いや、そのさ、前にお付き合いしてた人から連絡が来てね…。それで、その時さくらがね…。」
ん?私??
彼「あ、さくら、じゃなくて。えーと、その時お付き合いしてた人がね…。」
私に向かって元カノの名前を呼ぶってよりはダメージ少ないけど…。
それでも呼び間違えるってなんなん??
呼び間違いにモヤッとしたのと、最近忘れていた元カノの存在が浮上したことで、嫌な気持ちになる私。
それでも普通に「あいしてる」と「おやすみなさい」を言って就寝…。
が。
元カノのコトを思いだして眠れなくなってしまった。
私にとって彼の元カノはウイークポイント。
元カノについて彼が「ずっと楽しくお付き合いしていたのに急にいなくなっちゃってさ。ずっと一緒にいようって言ってたのにさ」とか「悪いところなんてなかったと思う」と言っていたのは私の胸の奥の方にずっとくすぶっている。
少し不安があると「彼、本当は元カノのことがまだ忘れられなくて切ない思いを抱えているのではないか。それぐらいなら私は身を引いた方がいいのじゃないか」と勝手な妄想をしてしまう、元祖メンヘラの私…。
病気のせいなのか、軟禁されて暇すぎるのか、その思いはどんどん強まり…。思いあまって彼にライン。
私「名前を間違って呼ばれたのが悲しかった。本当はまだ前の人のことが好きだったら遠慮無く言ってね?」
彼「え?呼び間違った??前の人のことなんて好きじゃないし、さくらのことで頭がいっぱいだよ。間違って呼んだならごめんね?…っていうか、なんて呼んでた??」
私「前の人の名前を言うべきところで私の名前を呼んでたよ。前の人の名前は言ってなかった。」
彼「そうか!僕ね、いま、一生懸命前の人の名前を思い出そうとしてるんだけどね…。思い出せないの!笑。もし前の人の名前を言ってたなら、僕は本当にアウトだと思うし、大切なさくらを傷つけちゃって申し訳ないと思ったけど…。呼んだのはさくらの名前だったんだね?」
私「そう。私に向かって他の人の名前を呼んだわけじゃないよ。なんか、そんなことで勝手に傷ついてごめんね。でも、心のどこかに、しんちゃんは前の人のことが忘れられないんじゃないかって気持ちがあるの。楽しく付き合ってたって言ってたから。それで大切にしていたのに失ってしまって悲しかったんだろうって私が勝手に想像して私が切なくなってるの。いつもは忘れているんだけどね、昨日話が出たから色々思い出しちゃって。ごめんね、グズグズ言って…。」
ここで突然、自責の念に駆られる私。
他のオンナの名前を呼ばれたわけじゃあるまいしグズグズ言いすぎたか…。
そして逆ギレが怖くて彼のラインを非通知にするヘタレな私。
「僕の気持ちを信じてくれてないの?」からの別れ話か、じゃなくても喧嘩か…。別れるって言われてまた縋るのか…。
自分で仕掛けておきながら、びびりはじめる…。笑
が、ここで彼から予想外のライン。
彼「前の人のことなんてこれっぽっちも思ってないし、本気で名前も思い出せない。思い出せないから、さくらの名前を呼んだんだと思う。前の人のことなんてどうでもいい。僕には、さくらと過ごした数ヶ月と、これから一緒に過ごす未来の方が大切です。前のことは言い出したらお互いにキリがないぐらいたくさんあると思う。気にしすぎないで前を向いていこう?でも今回は話の流れとはいえ嫌な思いをさせてしまったのは僕が悪かった。ごめんね。」
おおおおお?
逆ギレ無し??
どしたどした??
そして…。
名前を忘れるってホントにあり得る??
ここでふっと以前Tさんから頂いたコメントを思い出す。
「好き」の反対は「無関心」
そうか!
これか!!
これなんだな??
「好きじゃない」から「嫌い」ってわけじゃないのか。
だから彼は元カノたちのことを「嫌なところなんてない」って言うのか!
どうでもいいのか、心の底から…。
そんなこと、本当にあるんだ…。
目からうろこ…。
だって自分は「好き」の反対は「嫌い」の男女関係しか無かったから…。
執着が無いってこと?
全く?
ふわー…。
異次元…。
51歳女、異次元を体感!笑
そうか…。
そう思うと…。
名前すら覚えていない女に対抗心燃やしてる自分が馬鹿みたいに思えてきた。
そして彼と電話。
私「今日はごめんなさい…。」
彼「いいんだよ、そんなこと。僕もごめんね。それよりさあ」
と延々と玉ねぎの話を振ってくる彼。笑
シリアスだった私の心のなかは一転、玉ねぎだらけに。そしてそっからなぜか下ネタに発展…。
けらけらと笑いながら下ネタを話していると彼が言った。
彼「さくらが、そうやって笑ってくれてるのが僕の幸せだよ。」
そうか、自責していた私を救ってくれようとしたからこその、玉ねぎネタだったのか。彼、色々考えてくれてるんだよな、本当は。
彼「ラインでも送ったけど、前の人のことも、その前の人たちのことも、全部、どうでもいい。僕には、さくらとの時間だけあれば良い。」
私「信じて無いの?って嫌な気持ちにならなかった?」
彼「そりゃあ、付き合って一ヶ月や二ヶ月だったら、そう思ったかもね?でも、もう、そんな付き合いじゃないでしょう?」
私「うん」
彼「さくらと一緒にいるのが僕の一番の望み。一緒にいたい。ただそれだけ。そのためだったら、僕は何でもする。どんなさくらも受け入れる。」
う。
う。
うっそー…。
誰?
この心の広い人…。
え?
これがあの??
インスタがオンライン中ってだけで腹を立ててた彼?
地区の人に連絡先を教えただけで怒ってた彼?
人って…。
変わるんだなぁ…。
すごい。
その一言に尽きる。
そして。
一緒にはいないけれど言葉だけでも、彼の大きな愛に包まれてることを全身で感じて幸せに浸る。
どうか、ここが。
彼の終着点でありますように。
と。
彼が言った。
「そうそう。前の人の名前、なんだっけ?ってずっと思い出そうとしてるんだけど、思い出せない。僕、ホントに忘れちゃったみたい。笑」
…。
そんなわけある??
だって一年前の恋人だよ??
「さくらだって、付き合ってきた人全員の名前なんて覚えてないでしょう?」
「うん」て一応は答えたけど…。
ホントは覚えてるよ!笑
短期間のお付き合いを繰り返すってそういうことなのでしょうか…。
私は付き合うと長いので、名前を忘れるってことはありえないけれども…。
皆さんはお付き合いした人の名前。
忘れちゃうことってありますか??