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2018春旅行<6日目:鹿児島→鹿児島>

丸一日雨予報。鹿児島に連泊し、鹿児島市内を観光する。
雨だし博物館が開くには早いので遅めの出発。

鹿児島県鹿児島市

緑化されている。鹿児島市電に乗るのは中1夏旅行で鹿児島寝坊事件を起こした時以来。

天文館通 0744→郡元 0803 鹿児島市電1系統 谷山行

鹿児島市で最初に訪れたのは鹿児島県庁。

鹿児島県鹿児島市
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18階の展望ロビーからは鹿児島の街並みや桜島が見えた。雨だけど。

鹿児島県鹿児島市
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駅からも程よく遠かったので良い時間つぶしになった。

鹿児島県鹿児島市

郡元 0858→鹿児島中央駅前 0911 鹿児島市電2系統 鹿児島駅前行

鹿児島県鹿児島市

2004年の九州新幹線部分開業に伴い西鹿児島駅から改称された鹿児島中央駅。60万都市の中心駅にふさわしい立派な駅ビルだ。
朝食を摂り、駅近くの維新ふるさと館へ。

火山を抱く街としてナポリと姉妹都市らしく、駅前通りにはナポリ通りという愛称がつけられていた。

鹿児島県鹿児島市

維新ふるさと館を見学。博物館のある加治屋町は西郷隆盛、大久保利通にはじまり東郷平八郎、大山巌、山本権兵衛など、多くの著名な薩摩人の出身地である。等身大ロボットを生かした展示もあり、万人受けしそうな内容で面白かった。西郷どん効果は凄い。

鹿児島県鹿児島市

近くを流れる甲突川の雰囲気は大都会の中に現れたオアシスのようだった。

鹿児島県鹿児島市
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昨晩も見た大久保利通像。雨が強い。

鹿児島県鹿児島市

加治屋町 1120→いづろ通 1127 鹿児島市電2系統 鹿児島駅前行

鹿児島県鹿児島市

いづろ通の名称は石灯篭に由来するらしい。百貨店の山形屋本店が目の前にある。1751年に創業し地方百貨店の先駆けとなった。外観は復元されたものらしいが、鹿児島の目抜き通りに欠かせない存在となっている。

鹿児島県鹿児島市

少し海の方へ行くと、三島村役場と十島村役場がある。どちらも鹿児島港から船でアクセスできるが、国や県との業務を円滑化するため鹿児島市内に役場が置かれている。三島村はかつての「十島村(じっとうそん)」に由来していたり色々複雑だが、いつか訪れてみたい。

鹿児島県鹿児島市
鹿児島県鹿児島市

水族館の近くにあるフェリー乗り場へ。市営の桜島フェリーは昼間は20分間隔で運航されている上、24時間運航という普通のフェリーとあって一線を画している。乗り場も一見すると海外のようだ。

鹿児島県鹿児島市

一日乗車券ではバスも乗車できるので、市電から少し離れたフェリー乗り場からはバスを利用。

水族館前桜島桟橋 1223→天文館 1232 鹿児島交通 唐湊住宅行

鹿児島県鹿児島市

天文館に戻ってきた。ホテルでもらった割引券を使って昼食。

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国道3号、国道10号の終点にして国道225号の起点。本土の端に来たことを実感する。沖縄へと続く国道58号は隣の交差点を起点としている。

鹿児島県鹿児島市

西郷隆盛の銅像も。上野公園の像より英雄感が漂う。

鹿児島県鹿児島市

この辺りは鹿児島の古くからの官庁街。古い建物が多く軒を連ね、今も図書館や教育センターとして使われている。

鹿児島県鹿児島市

その一角には鹿児島市役所も。1937年に建てられた鉄筋コンクリート造の市庁舎は登録有形文化財に指定されている。道路からダイレクトに入れるのは当時の市長のこだわりらしい。

鹿児島県鹿児島市
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市役所の裏には鹿児島城の跡が。別名を鶴丸城といい、日本百名城に選定されている。1874年の火災や西南戦争により城内に当時の面影は残っていなかったが、2020年に門が復元されたらしい。石高の割に小さい城が特徴的。

鹿児島県鹿児島市

石垣には西南戦争の際の弾痕が残っていた。

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本丸跡に建てられた県歴史資料センター「黎明館」を見学。県内全域を広い年代に亘って扱っているからか、維新ふるさと館に比べて少し難しかった。大人になったらまた訪れてみたい。

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一日乗車券を使い、観光路線バス「鹿児島シティビュー」に乗る。

薩摩義士碑前 1502→仙巌園前 1521 カゴシマシティビュー 仙巌園前行

鹿児島県鹿児島市

鹿児島の市街を少し外れた仙巌園へは一般の路線バスが少なく、これを使えるのは大きい。

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仙巌園は1658年に島津光久により築かれた別邸で、錦江湾や桜島を借景に取り入れている。「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産にも登録された。御殿は薩摩の迎賓館としても使われていた。

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近くには反射炉の跡もあった。薩摩藩だけでここまで技術を揃えてくるとは感嘆してしまう。

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続いて尚古集成館へ。1865年に竣工した日本最古の洋式機械工場で、こちらも世界遺産。島津家の歴史に関する博物館となっている。

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鶴嶺神社に参拝。1869年に創祀され、島津家の藩祖を祀っている。明治維新の廃仏毀釈で菩提寺も廃絶させられたことが一因らしい。西南戦争で官軍による宝物の強奪が行われた。

鹿児島県鹿児島市

少し離れたところには旧鹿児島紡績所技師館があり、現在は異人館と呼ばれている。ここも世界遺産に登録されており、幕末期の洋風化建築として貴重な建物である。

鹿児島県鹿児島市
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世界遺産感をアピールしてくる信号機を横目に磯地区を後にする。せっかくなので帰りは歩いてみた。桜島が近くに見え、雨も上がったので心地よい。

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市街の端にある祇園之洲はザビエルが上陸した地らしい。「われは海の子」は作詞者不詳だが、原作者とされる宮原晃一郎の出身地である鹿児島に歌碑が立てられている。

鹿児島県鹿児島市
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JR鹿児島駅まで戻ってきた。日豊本線と鹿児島本線の終着駅だが、鹿児島の中心駅は鹿児島中央駅に取られている。鹿児島貨物ターミナルが隣接し、こちらは貨物の中心駅という側面が強い。周辺は上町と呼ばれ、当初は鹿児島港もこの地区にあった。

鹿児島県鹿児島市

鹿児島駅前停留場はいかにも路面電車のターミナルといった感じ。発車メロディに使われるグリーンスリーブスがどこか懐かしい。

鹿児島県鹿児島市
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京急はここまで浸食してきている。

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鹿児島駅前 1832→天文館通 1839 鹿児島市電1系統 谷山行

ホテルに戻り休憩してから夕食へ。しろくまが有名な「天文館むじゃき」を訪れた。

鹿児島県鹿児島市

そのまま帰るのも勿体ない気がしたので少し市電で移動。

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天文館通 2001→市役所前 2005 鹿児島市電2系統 鹿児島駅前行

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昼も見た市役所だが、ライトアップされて闇夜に浮かび上がっているのがまた素敵。夜の散歩はこういう風景に出会えるから好き。

鹿児島県鹿児島市

西郷どんの銅像も。こちらは少し怖かった。

翌日はいよいよ最終日。

2018/04/06

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