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2018春旅行<2日目:宮崎→志布志>

海上で迎える朝は素晴らしい。

宮崎県沖

到着が遅いので朝食後もまったりする時間があった。
8時40分、宮崎県に上陸。中1の夏に宮崎駅で対面乗換えをして以来なので、実質的に初めての訪問である。

宮崎県宮崎市

港から駅まで歩く。途中に名所があるわけでもないのに3kmも歩いた。
目に入るものすべてが新鮮だったのでまあ楽しめた。

宮崎県宮崎市

宮崎駅付近は1993年に高架化され、高架橋の横にはかつての線路跡と思しき遊休地が整備されていた。

宮崎県宮崎市

宮崎駅と新八代駅を結ぶ新幹線連絡高速バス「B&Sみやざき」の車庫もあった。JR九州が高速バスまで駆使して競争力を上げているのがよくわかる。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

宮崎駅は2面4線でホーム別改札を行っていた。どこかで見覚えがあると思ったら帯広駅だ。ホームに上がるとキハ40が出迎えてくれるところまでそっくり(だった)。

宮崎県宮崎市

乗車するのは観光列車「海幸山幸」。木のぬくもりが感じられる内装で、2005年の台風の影響で廃線となった高千穂鉄道の観光車両をリニューアルしている。

宮崎 1011→南宮崎 1015 JR日豊本線 特急海幸山幸 南郷行

宮崎県宮崎市

一駅で下車。この先の田吉までは乗車券だけで特急の自由席に乗れるので、今回は18きっぷで一駅だけ乗車した。せっかく時間が合うなら移動で使うか、という端的な考えだが、まだまだ鉄オタが抜けない。

宮崎県宮崎市

特急もすべて停車する南宮崎駅。都会というわけではないが、近くには宮交シティのバスターミナルもあり利用者数は県内2位である。

線路に沿って北へ戻り、大淀川を渡る。中学受験以来なかなか聞かなかった名前に旅先で再開するとなぜか嬉しい。仁淀川と間違えてたことが懐かしい。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

JRの列車や宮交バスを撮ってしばらく時間を潰していた。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

川を少し遡ったところに宮崎市役所がある。収鋲。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

市庁舎は客船をモチーフにしているらしい。

再び大淀川に戻る。

宮崎県宮崎市

この日4月2日は、宮崎神宮の神事流鏑馬の前日で大淀川でお祓いが行われるらしい。宮崎神宮の流鏑馬は神武天皇の崩御日である4月3日に行われる由緒正しい行事である。
馬や装束を来た射手の方など、普段では絶対に見られない流鏑馬行列を見れた。お祓いを行う「川原祓斎場」では地元の人と触れ合う姿も見られ、和やかな雰囲気だった。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

中心部に戻る。宮崎市で一番の都会である橘通りへ。

宮崎県宮崎市

宮崎の都会っぷりを思い知らされた。
橘通から少し入ったところに県庁がある。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

本館は1932年に竣工したネオゴシック建築の庁舎。登録有形文化財にも指定されている。

続いて宮崎神宮に参拝。神武天皇を祀る古くからのお社である。
明治維新の王政復古で脚光を浴び、官幣大社となったという。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

境内は宮崎県護国神社に隣接しているほか、流鏑馬が行われる馬場もあった。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

近くの宮崎神宮駅からJRに乗車。この駅は花ヶ島駅として1913年に開業した歴史の長い駅である。
線路の東側には宮崎競馬場の跡地を利用したJRA宮崎育成牧場がある。

宮崎県宮崎市

宮崎神宮 1350→蓮ヶ池 1352 JR日豊本線 普通 延岡行

中1の時は特急列車ですっ飛ばしてしまったので、日豊本線のこの辺りで普通列車に乗るのは初めて。

宮崎県宮崎市

駅名の由来となった蓮ヶ池は古墳群があり宮崎らしいが、今回は江田神社へ赴く。
駅の周囲は田んぼが広がるのどかな雰囲気。遠くにはシーガイアも見えた。

宮崎県宮崎市

祝詞発祥の地と言われる阿波岐原に建つ江田神社。伊邪那岐命と伊邪那美命を祀り、延喜式にもその名が見られる。宮崎市屈指のパワースポットともいわれている。

宮崎県宮崎市

近くには、伊邪那岐命が黄泉の国で穢れた体を清めるために浸かった「みそぎ池」がある。

宮崎県宮崎市

バスで中心部へ戻る。

宮崎県宮崎市

金吹山 1456→宮崎駅 1522 宮崎交通 大学病院行

宮崎県宮崎市

今回初のキハ40で日南線へ。日南線に乗るのは初めて。

宮崎 1543→青島 1612 JR日豊本線・日南線 普通 南郷行

宮崎県宮崎市

16時過ぎでもまだまだ明るいのは西に来たからだろうか。

宮崎県宮崎市

商店街を抜け、青島へ。観光地として名高く、結構混雑していた。
青島といえば鬼の洗濯板。島自体がこの波蝕台上に砂や貝殻が堆積してできているため、周囲はすべて奇岩に囲まれている。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

青島には青島神社が鎮座し、全域が境内である。そのため江戸時代までは全域が禁足地だった。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

海が東側にあるため夕日をどかで見るか悩んだ。本土側の青島漁港の近くに瓊瓊杵尊と木花佐久夜毘売の神様の家族の像があった。神様をこんなに身近に見られるなんて不思議だ。

宮崎県宮崎市
宮崎県宮崎市

翌日の行程の都合上、油津以南に泊まる必要があり、まだまだ移動する。

宮崎県宮崎市

夜が迫る中これくらいの規模の駅で列車を待つ時間が好き。

青島 1829→大隅夏井 2024 JR日南線 普通 志布志行

鹿児島県志布志市

鹿児島県に入り、終着志布志の1駅手前で下車。
この駅で泊まろうとしたが、かろうじて屋根がついているだけのベンチ。しかも1個1個が独立したプラスチックのベンチなので横になるのに向いていない。

鹿児島県志布志市

一か八か、最終の志布志行に乗ることにした。

大隅夏井 2136→志布志 2144 JR日南線 普通 志布志行

人感センサーによる電気があったものの、そこそこ快適に過ごすことができた。4月の九州とはいえまだまだ寒かった。

2018/04/02

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