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催眠深化

催眠深化の必要性についてさまざまな考え方がありますね。
何のために催眠の深化を行うかという事について皆さんはどのように捉えていますか。

撮影の現場で言われたのが「もっと深く落として」です。
ここには催眠が深ければ出来ることが増えると思われているからに他ならないのですが、それは正しいのでしょうか。

基本は催眠暗示を段階的に少しずつ難易度(常識に照らし合わせて)をあげていく事がさまざまな暗示を通用させる正しい道筋だと考えています。
また極端な事を言えば暗示は催眠誘導せずとも入れることが可能です。

では明赤は催眠の深化を必要としていないか?と言えばさにあらず、ガンガン落としています。そこには明確な理由があります。

撮影現場と言う特殊な環境においては現場のスケジュールに合わせなくてはなりません。
その中で求められるものは視覚的にわかりやすい情報、素早い展開、催眠暗示の有効性などです。
ここで苦労するのは、特殊な環境故の制限です。
照明を切らない事、女優が隠れにように配慮する事、寝かせる場合の頭の向きなどなど…。まあ他にも制限はありますが、そうすると誘導してから段階的に暗示を通していくと言う事は事実上難しくなってくる訳です。

実際、現場のスケジュールで動くと挨拶してからから20分後にフリーズやタイムストップ迄後催眠暗示を入れなくてはならない、なんて事決して少なくなかったのです。
その中で最大限に出来ることを考えると、催眠の深化は暗示を通す為の手法のひとつとなり得る訳です。

催眠暗示が通らなかったから深く落とすという考えは正しくはない、にもかかわらず何故催眠の深化が有効であるのか?そしてその方法・手法については今後、有料記事として書いていこうと思います。

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