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創作BLでどうじんしだした思い出

 やったー!創作BLを書いていたらうっかり総計16まんじになったから本にしたよ!

112pの本編と60pのその後話になりました

はい

こういう感じで光ります

 まず一冊目の話です!
https://www.print-on.jp/doujin/comic/price/jyuel_paper_set.htm ジュエルペーパー コガネ ブルーグリーンにオプションでエンボスニス、箔押しポーラライト箔で作りました。
 青紫に近いくらいの色から真緑に強く偏光する紙に白印刷・フルカラー印刷・エンボスニス・箔の四版で作られています。

よく見ると版分け一部間違えているの分かる

 版分けはだいたいこうです。左端上は純粋に完成予想図でこの色を置いたわけではありません。この時点では紙色を迷っていたため、ヌキの部分に虹色を当ててホロっぽいのを想定していました。
 モチーフとして「緑の宝石の指輪(薬指)」というものが出てくるため、また幽霊がたくさん出てくるお話のため「幽霊をマイナスのイメージじゃなくかわいく、でも離れた存在なのを示したい」「指輪を暗示して光らせたい!」と光る紙を部分出し、緑の宝石なためコガネ ブルーグリーンというセレクトです。

ここからはセレクトの反省点というか、想定外だったのですが
・紙の輝きがとても強いため、マットPP越しでも大変に輝く
 ↪︎そのため「幽霊はエンボスニスなしのただのヌキにしてじんわり光らせる、枠と宝石(真ん中の星)はエンボスニスを塗布してピカピカぷっくりにする」という目論見は大差ない結果になりました。
・やはり紙の輝きが強いため、箔押しが埋もれる
 ↪︎色馴染みと在庫僅少に背を押され、廃番箔「ポーラライト箔」をタイトルに押しましたが、馴染み過ぎてよく見ないと輝きの方向性が違うなーという程度です。何なら紙の方が光る。もったいない……。
・紙の特徴ではないけど、一部版分けを間違えたまま入稿

 反省点はありますが、理解すれば利点になる面も見つかりました。エンボスニスなしでも白版を利用すればビカビカに光り、エンボスニスを利用すれば今度不可能となる装丁「ポーラライト箔による全面箔押し」をほぼ再現可能です。

枠と光輪にエンボスニス、幽霊はマットPPママですが、接写で少し質感が違うだけでえんりょなしにひかる。
タイトルがポーラライト箔、上の星がヌキ部分にエンボスニスですが、馴染みが良過ぎてどちらも箔にもエンボスにも見える。
ただポーラライト箔はさすがに偏光域が広くて、こういう柔らかい色も見える かわいい

 分かっていればもっと費用押さえてうまいことデータ作れたのになーと思いつつ、結果がかわいいので満足しています。そして次なるジュエルペーパーコガネ挑戦者が出ますように……。

ジュエルペーパーコガネは表2−3部分が黒紙です。これは本の雰囲気を左右しますね。今回はいわゆるナーロッパ的なお話なので、パールキルトペーパーのホワイトを遊び紙に使用しました。クラシックに収まったと思います。

 という訳で続きの本で再挑戦しました。

はい

偏光域はこんな感じです

版分けがうまくいきました!(しつこいようですが、左上は完成予想図をレイヤー上に置きながら作業した表現です)

 ジュエルペーパーコガネオレンジグリーンは光は当たらないとブラウンゴールドくらい暗く、極端に傾けると黄緑が出るあたたかみのある感じが素敵でした。
 モチーフとして「オレンジの髪の青年」と「雀」が出てくるので良かったなあと思っています。特に雀の輪郭がひかるのが好きです。
 撮り損ねましたが、遊び紙も対になりながら主人公カップルがラブラブ!になったのが伝わるようにパールキルトペーパーのピンクにしました。かわいかったです。

 いかがでしたか?ジュエルペーパーコガネの年収は?誕生日は?答えが出たかは知りませんが、強いカラーと偏光は白押さえを活用しながら作品テーマと合致させるとなんか良くなりそうで面白いですね。
 装丁強くなりたいですね。

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