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歿燈

いつだっけ思い出すこの季節の終わり徐々に遠ざかる
気持ちはお互い様だと言わんばかり
火を落とす街の暗がり時計の針は迷子いま何時?
物乞いしてきてるみたいな上の空と一昨日にも感じる苦い記憶がいつもそばにと
一人立ち尽くす雑踏反動で溢れ出す逃避行のような妄想
本当のことは胸の奥にしまったまま皮肉まじりの笑み浮かべる
今もまだ山のようにシケモクが積み重なった頭ん中フラッシュバックする温かい肌忘れる頃身軽くなった靴底これは愚行?淡いあの日の記憶引っ張り出してyo
今も声を大にして一人憂鬱をフロウ曇天の空見上げふと立ち止まり想う



ゆっくり踊ってたい君の手のひらで
すっかり変わってしまった街並みを眺めながら
皆軒並み連ね合わせる足取り踏み外し気付きゃ二人
くだらない会話交わしたり気づかないうちすぎる時計の針
remember卑下やしがらみで傷ついて壊れた脆い黄身の目玉焼き


あなたには分かり得ないなんて突き放した
流した涙も明日には干からびるのに胸で生き続けるL
すり減る靴の内側香る柔軟剤急に居ない肥大した抱いた想いぶつける場所もない
幾ら声かけても帰らない空に手を振る言いたくないgood bye
愛のままに口癖寝起きで口臭えごめん無視して微笑み口付け移り変わる街並み
ずれ始めるふたりの足取り最寄駅ですれ違い一人勝手に息を引き取り
与えてくれてた世界に色どりひとりではモノクロに
脆く韻紡ぐもろくに二本足で立てない僕にカラフルなseen
iwanna be 君とふたりそんな日々が来たらいい
これもまた空想に耽ける僕のリリック君はもう居ない愛のままに 

手につかない解かれた愛
今も足をひきづってる倍の倍
明日もやってくるさえない毎日
耐えがたい日々年重ねるマイリリック
頭の中は生まれたまま赤ん坊の方が
いくらマシか味気ない飯
胸包み込む深い青、雲一つないよと
俯くほど気になる後方
気づけばアザだらけのメモリ
日焼けに滲むこと恐れてる音
戻れるはずないよと嘲笑う混沌
どこから間違えたんだ本当
元々こうなるならいっそのこと



時期尚早学長も言ってたっけ ahh
就職して歯車になることが重要
選べない僕に嘲笑い悠長
いつも音にふけり膨らます空想や妄想
逃げ出したいよ本当は偽りないリアル
僕も知らぬ遠い街で起こる紛争
東京の横そこは横浜僕にとっての
第二の故郷にはなれない
都会の風は割と肌に合わないみたい
幼い頃抱いた夢や未来や期待はもうない
これこそ大人になってしまったみたい
光と痛み紡いで扱う妄り
右に左に優柔不断決め切れないよ普段
外は暗い時計の針が刺す3時半
朝まで3時間周りの全て遮り
布団に篭り寝てしまいたい訪れる朝
肌けるパジャマセピア色の空と共に
思い出してしまった
あーしまった忘れたままでいたかった
内側の何かが少し痛かった
かったるい朝都会、人の流れ
胸のメッキ少しずつ剥がれ
涙腺から流れ出したさざれ石
多分まだ立ってるこれは意地
現状維持で精一杯の日々
舌から抜けないタバコの味
街の風は僕に囁くdon't hurry


死んだ言葉たちあたまの中に
見えなくなる前に残すどこかに


2020_07_09_am24:10

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