人は立場に応じたことを喋るようになる

おつかれさまです。
ここ数年、PTAや子ども会の会長をやって感じていることを共有します。
人は立場に応じたことを喋るようになる、ということです。

PTA会長になると役員会の始めに「あいさつ」があります。
ここで普通の人は、立場に応じたことを喋ります。

『みなさん、こんばんは。家事やお仕事でおつかれのところ遅くに集まっていただいてありがとうございます。先日の奉仕活動ではみなさんのご協力のもと、ウンタラカンタラ・・・』

この役員会は例年通り開催されただけで、別に私が企画して招集した会ではありません。学校から私名義の案内が出されて、みんな呼ばれたので来たという感じだと思います。奉仕活動も同様です。
でも、いかにもPTA会長である私が主体となって動いているような形となり、また発言もそのような雰囲気を帯びたものになります。

子ども会でも同様です。

以前、各市の子ども会会長が集い、活動報告などをする会に参加しました。そこでは「少子化で単位子ども会としては1~2名の児童しかいなくて活動が成り立たなくなってしまったり、新興住宅地では子ども会の存在を知らず設けなかったりすることがある。これについて意見を交換しよう」みたいなコーナーがありました。

個人としては「別にイイじゃん」と思っていたとしても、そこは市の子ども会会長という立場だったり、提起された問題を基本的には解決する方向の話をすべきだろうという雰囲気があったりして「複数の単位子ども会をくっつけるよう働きかけてみよう」とか「新興住宅地で子どもが多いなら子ども会を設けることを案内すれば良いのでは」とか、言ったりします。

また子ども会のイベントの合間に他の地域の人と話していても「今日は良い大会になった。子どもたちのためにこれからも頑張っていこう」みたいなやりとりがあります。

こういうことがあるので、立場での発言だけを見て「あの人は熱心」とか評価するのは、結構的外れになることもあるだろうな~と思う今日この頃です。

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