ドキュメントのレビューを活性化させるためにしたこと

お疲れさまです。
今回は職場でドキュメントのレビューを活性化させるためにしたことを紹介します。

お客さんに出す文書を、社内の1メンバが書き、提出する前に全メンバでレビュー(Web会議)しました。
他メンバへの周知が当初の目的であったため、1回目は「色々分かっているリーダーだけがレビューコメントを連発して、前提知識も浅い他メンバはほぼコメントなし」となりました。
2回目はもっと活性化して、と依頼されたので、こうしてみました、というお話です。

■2回目は、全参加者へ「レビュー前に読んで、3個以上コメントを持って参加すること」を強制しました。

ただ強制すると反発もあるかと思い、以下のようなことにしました。
・3個以上のコメント(質問、指摘、意見、感想など)を持つ
・レビュー中は自由にコメントして良い
・終盤では全員が持ってきたコメントを順に喋る

コメントの例(これがダイジだと思っています)
・Nページの1行目は読んだとき理解できなかったけど、口頭で聞いたら理解できた(解決済み、の質問)
・説明の途中で本人も気づいたようですが、Nページに誤記があります(解決済みの、指摘)
・やっぱり結論はこうだと思う(意見)
・Nページの図は分かりやすくて良いと思いました(感想)

ベテラン勢は読んでおいてさえもらえればそれなりにコメントしてくれるので、「事前に読むこと」を強制するだけでうまく行きました。

初心者勢には「感想や誤記の指摘だけでもいい」という逃げ道を与えつつ、「ベテラン勢も当然気づくだろう、という質問が重複して喋ることがなくなってしまう恐れ」みたいなのもケアできたようで、それなりに喋ってもらえました。
喋ってもらえさえすれば「たしかにココは初見だと分かりづらい」みたいな指摘もあり、ドキュメントの改善も行われました。

なにより、リーダーが「活発になったね」という感想を残していったので良かったです。

「参加者全員が活発に意見などを述べるレビュー」が求められるときは、今後もこうしようと思います。(だいたい求められるのですが)

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