心理テスト

あなたはある森の中を歩いています。
聴こえてくる小鳥のさえずり。
踏み締める地の感覚。
葉の間から差し込む光。
自然の中をあなたは闊歩しています。

枝のない歩きやすいところを歩いていると、
少し開けた場所が見えました。
そこに足を進めると、木の近くに何やら人影が見えます。
近づいてみると、木に背中をつけて項垂れている酔い潰れたサラリーマンがいました。
異様な光景にあっけにとられながら、あなたはサラリーマンに問いかけます。

あなた「おじさん、、なにしてるの? 、、」
サラリーマン「、、、うぅっ、」
あなた「どうしてここにいるの、?」
サラリーマン「うぇ、、きもちわるい、みずぅ」
あなた「水がほしいの」

優しいあなたは周りを見渡します。
しかしここは森の中、あたりは木に囲まれています。自販機はおろか水道すらあるわけがありません。
ふと、耳を澄ますと後ろの方からなにやら、小川のせせらぎのような音が聞こえます。
あなた「ちょっと待っててね」

音のする方に3分ほど歩くと、幅が50cmもないような川が流れていました。
透き通った水。
反射する緑の苔。
夢中で手にとってあなたはごくりとひと飲み。
全身に循環するその水は、あなたが喉が渇いていたことを思い出させます。

この水をあのサラリーマンに、
そう思いましたが、あなたは水を入れるものなど持ち合わせてはいません。
やむなく、あなたは被っていた帽子を逆さにして、水を汲みます。
てっぺんの穴を両手で塞ぎながら、、
それでもポタポタと落ちるので、急いで来た道を戻ります。
やっとの思いでさっきの場所まで戻ってきましたが、サラリーマンの姿はありませんでした。
あなた「あれっ」

辺りを回すもなにもありません。
雲のない空は、時に孤独を感じさせます。
手に持った帽子の中の水は、足元に咲く小さな花にかけてあげました。

すると、花はみるみる成長を始めます。
あっという間に、あなたと同じ背丈くらいまで伸びました。
驚いて腰を抜かしているあなたに、花は問いかけます。
花「どうしてここにいるの?」




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