悔やみきれぬ一生の抜かり

何も予定がない土曜日。

元々ショートスリーパーな僕は、休みの日でも平日の名残で、8時頃には既に動き出している。

ごみを出し、洗濯物を回し、軽く部屋を掃除する。

無性にカフェインが欲しくなり、近くのコンビニへ。

それにしてもまだ10時だっていうのに、これでもかとばかりに太陽が照り付けている。

「ほんと元気だねぇ」

そんなことをアブラゼミに言いながら、Lサイズのアイスコーヒーを一口。
味の違いなど一切わからないけど、何故かファミリーマートのやつが1番好きだ。

少し歩いてうっすら汗ばんだ身体が、既にクーラーでキンキンに冷えた部屋に入った瞬間のあの気持ちよさはなんともいえない。

引越しの時に父親から貰ったスノーピークの折りたたみ式の椅子にどかっと座り、録画したまま観れていなかったお笑い番組をみる。

全く頭も使ってないし、動いてもいないので変な時間にお腹が空く。

いつもごとく、作りすぎた大盛りパスタを平らげ、ベットにごろり。

アイコスを吸いながら、ここで小気味の良い屁をひとつ。

「ップ〜」







僕はうんこを漏らしていた。

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