読むがダメなら聞くが良い
最近本を読むことがほとんどなくなりました
以前は通勤時間にエンタメ系の小説を毎日読み進めていたのですが、10年ほど前に転職して通勤時間が短くなってからは小説など買うこともなくなったかもしれません。
転職前は片道40~50分程度電車に乗っていたのですが、今はバスに25分乗って電車に10分という感じです。合計時間だけ見れば少し短くなっただけですが、バスの揺れの中で細かい文字を読むのはなかなか厳しいと言わざるを得ません。
それなら家で読めばいいのでは?
普通に考えれば「そのご意見ごもっとも」という感じではありますが、そこにもう1つの大きな要因があります。
老いていくとは怖いもので、年齢ととも細かい文字が読みにくくなってきていて無理して読めば読むほど疲労が蓄積していき、内容が何も頭に入ってこないというのが正直なところです。子どもたちから買い物を頼まれてスクリーンショットを見る時も、最近ではメガネをずらして顔を近づけないと何が書いてあるのかさっぱりわかりません。
最近もっとも気にしている「脳の老化を防止する」という意味でも何とか本からも情報は入れていきたいところなのですが、こんな状況では諦めざるを得ないのかもしれませんね。
読めないのなら聞けばいいのでは?
そんな時に出会ったのがAmazon Audibleです。
読むのではなく聞くのであれば、バスの微妙な揺れの中でも問題ありません。疲れ目に悩まされることもなく自宅でも聞くことができます。
ここで1つ気になるのは、これまで文字を目で追って理解していたものと同様のものが聞くことで得られるのかどうかということです。子どもの頃から勉強といえば教科書や参考書を読む、そしてノートに書くというのが定番の流れ。聞くことがその替わりになるのでしょうか。
さっそく登録してみました
昨年の12月から使い始めて、自己啓発系の本の3冊目も突入しました。始めた頃はラジオとは異なる雰囲気に多少の違和感もありながら、ナレーションの方の声や話し方にも慣れてくると案外普通に聞くことができるようになりました。2冊目、3冊目と進んでいった時はやはりナレーションの担当の方が変わったのでほんの少し違和感がありましたが、最初の1冊目ほどではなくすぐに慣れることができました。
休日など自宅では「佐藤と若林の3600」のようなエンタメ系のポッドキャストを聞いて笑ってリラックスすることもできています。
今のところ個人的にはとても満足していますが、問題点がまったくないわけではありません。元々本のために書かれているので説明のための図表や画像などがあるわけですが、さすがにそれを聞くことはできません。PDFなどで用意はされているのですが、元々見る(読む)のが厳しくて聞くことにしたのでそこはどうしようもないとはいえ難しいところかもしれません。
他には、文中の補足説明、例えば引用元の書物の名称や著者名を本文と同レベルで一緒に読まれてしまうと文章がわかりにくくなることなどもあるかもしれません。
しばらく続けたいと思います
とはいえ諦めかけていた本からのINPUTを「聞く」という形で実現できるようになったのはありがたい限りです。月額1,500円(2023年1月時点)という価格が高いのか安いのかはわかりませんが、自分としては新刊書1冊分程度の価格なのでこれからも続けていこうかなと思っています。
同じような境遇にある方は一度お試しいただいてもいいかもしれませんね。
2023年1月22日
拙文失礼いたしました。
補足情報
ヘッダ画像は素材サイト「ぱくたそ」さんの画像を利用させていただいています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?