レポートの作成方法

こんにちわ。今回は、レポートの書き方を説明します。
科目レポートの作成は、進んでますか?
問題なく進んでるという方は、この記事を読む必要はありません。

ちなみに、僕は、入学してから約1年は、科目レポートが出せませんでした。
それは、レポートに何を書いたら良いかわからなかったからです。ちなみに、多くの慶應通信生は、1本のレポートをも出すことなく退学するそうです。ということは、まず、1本レポートを出すことができれば(それも、早い段階で)、卒業できるといっても、言い過ぎではないと思います。

では、早速、本題にはいります。
まず、レポートには必ず課題があります。そして、そこには、
1 「〜を述べよ」
2 「〜を論じよ」

と書いてあるはずです。これは、始めてだと、どう違うの?ってなりますが、こーいうことです。
1 「〜を述べよ」-> 「〜をまとめてください」
2 「〜を論じよ」->「〜をまとめた上で、仮説を検証し、自分の意見を書いてください。」

なので、2の方が難易度が高い。

次にレポートの構成について、慶應通信生は、オリエンテーションや慶應義塾出版部からでてるレポートの書き方の本を読んでる人も多いと思いますが、課題に対する回答を、3パートに分けて記述します。(2の論じよを想定)
1 序論  
   課題に対する仮説
2 本論
   仮説に対する論証
3 結論
   まとめ

これは、例えば、「鎌倉時代の仏教が果たした役割を論じよ」という課題に対して、
序論で、「鎌倉時代の仏教は、国民国家形成の土台となる役割を果たした」と仮説を提示し、本論で序論に対する根拠を文献を用いて論証し
結論で、論証した結果をまとめるイメージです。
(史学科だと、主に文献による論証が主となります。)

で、具体的にどうやるのって話ですが、僕の場合は、機械的に、
下記の順でやってました。
まず、本論を下記のようにわける。
1章 この課題に対する周辺知識・概要をまとめる。
2章 序論に対する論証部分

ですが、2章は、まだ書かない。そして、序論に戻って、1章の内容から、仮説に対する論証ができそうな仮説を立てる。それから、仮説に対する論証として、2章を書く。その後、本論の内容をまとめて、結論を書く。このように自分なりのフォーマットがあると、疲れていても、特に考えずに、機械的に作業を進めることができます。まず、1章は、適当に課題に対する参考文献を最寄りの図書館で借りてきて、興味ある内容をまとめるだけので、機械的に行うことができます。で、その後、1章の内容を眺めて、なんらかの共通点として昇華でき、文献で論証可能なことを仮説に設定します。その後は、本論の2章になぜ序論のようなことが言えるかを論証文として、記述します。この方法だと、考えることが少ないので、時間をかけずに、レポート作成が可能になります。

あと、レポートの文字数ですが、慶應通信生の初心者の方は、受験の小論文を思い出して、2単位だと、4000字以下で、4000字の8割だから、最低3200字は、書かないといけないと思っているかもしれませんが、そんなことはないです。むしろ、添削者は、大勢のレポートを処理しなくてはならず、短く要点をまとめてくれるレポートは高評価、かつ、添削期間も短いので、積極的に、短くしていきましょう。僕は、2000〜2500字位を目指していました。これは、2単位でも、3単位でも、4単位でも同じです。

序論 + 結論 200〜 500字
本論 2000字

科目レポートは、卒論の予行練習であり、内容よりも、レポートの形式に慣れ、論理的な文章で他人を説得することを目指しています。なので、文字数は、極端に短いとか長いとかでなければ、問題ないですし、内容が多少でたらめでも、論理的一貫性があって、レポートの形式が正しければ、合格できます。

最後に一番重要なことは、とりあえず、出すこと!!!!! です。
始めは、かなり添削されて返ってくるかと思いますが、それが前進です。

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