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06:雨の日に雨具を着て出かけてみる

アウトドアの遊びは雨で中止になることがよくある。
そこに過度な危険が伴うのであれば、延期という決断はもちろん英断である。

例えば前日から麓に泊まった山登りの当日、かなりの雨が降っていた。
あるいは河原でピクニックの予定が大雨で中止。
さて、どうしよう。

いっそこんな日は、一応用意はしているけれど出番のなかなかない雨具があるのであれば、安全な範囲で「雨具を着て出かける」ことを目的に行動してみたらどうだろうか。

実際に雨に打たれてみることで、自分が持っている雨具の信頼度、装着したときの動きにくさ、どこから水が入ってくるかなどが確認できるはず。一種の避難訓練だ。
使ったことのない雨具というのは、建てたことがないテントと一緒で、突然の事態では対応が難しいものなのである。

濡れた雨具の後始末はちょっと面倒なので、なかなかその気にはならないかもしれないが、雨粒を感じながらカッパで歩き回るというのは意外と楽しい(異論は認める)。雨の日だからこそ目にできる景色だってあるはず。

昔からよく言うだろう。ピチピチチャプチャプランランラン。この精神だ。

帰ってすぐに熱い風呂へ入れれば、それは暑い日のビールと同じくらいに気持ち良いものだ。

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