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【 きっぷ鉄でもナゾの存在】多経路120mm券のお話。

noteをはじめたころに書いた指定席券売機の話の続きというか、

よもやま話です。

JRのきっぷって、近距離用のオレンジのヤツ

窓口とかで出る青?緑?のヤツがありますよね。

ここで話すのはその青い?方のきっぷの話です。

120mm券は特殊な条件でないと出てこない

ふつうきっぷを窓口で買うと

カードサイズのきっぷが渡されますよね。(↓こんな感じの)

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アレの横幅は85mmなんです。

でも、ある条件を満たすと

横幅が120mmという長いきっぷになって出てくるんです。

120mm券になる条件とは?

120mm券になる条件は

だいたい経路数が11~17前後

になる場合。

ん?だいたいってなんだ?

って思うでしょ?

これがタイトルにもある

きっぷ鉄でもナゾの存在

になる理由です。

ナゾの存在になる理由をkwsk

きっぷの駅名が入ってる側のウラ、

つまり黒い方には磁気がついています。

コレは聞いたことがある方もいると思います。

で、きっぷの磁気には登録できる限界があるんですね。(当たり前ですが)

しかし、登録する磁気数は経路によってカウント方法が変わります。

例えば、

中央線⇒山手線⇒東海道

だと、経路的には「3」ですが、

きっぷの磁気としては

中央⇒東海道

とされて経路数が「2」として登録されます。

これは、(確証はありませんが)

山手線のルートが内回りと外回りのどちらかを経由する

もしくは、

中央線で東京駅から東海道線に入る

といった複数のルートが考えられるからです。

そのうえで、大都市近郊区間の制度もあるので、

山手線は省略されて、経路数が「2」になるわけです。

なので、ギリギリ経路数が11とかだと磁気数が85mmで収まってしまうため、

85mmで印字されなかった部分を駅員さんが手書きする

なんてこともあります。

じゃあ経路数を17以上にすればいいんじゃ?

とはなりません。

反対に17以上の経路数は、磁気に登録できる数を超えてしまいます。

そのため、駅員さんが人力で距離を計算して運賃を出す

「手書きのきっぷ」

になってしまいます。(↓こんなn)

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手書きのきっぷもいいんですが、

コレ、発券してもらうまでにそこそこ時間がかかります

(とんでもない経路だと1週間以上かかる場合も)

初心者で120mm券を出したいなら13~16経路を目安にしてみましょう。

経路はどうやって出すの?

コレはいいツールがあるのですが、詳細はこちらの記事をご覧ください。。

120mm券にはデメリットもある

アレコレ工夫して出す120mm券ですが、

自動改札機には通りません。(青春18きっぷも同じ)

有人改札を通らないといけないので、

有人改札が混んでいたら待ってないとならないのがデメリットです。

ま。でもデメリットはそのくらいです。

あとは財布に入れにくいとか、保管しにくいとかありますが、

大した問題ではないと思います。(ちゃんと対策すれば)

真っ直ぐ行けるルートに飽きてしまったら、

複雑な経路で遠回りしてみてはいかがでしょうか。


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