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ゼリーってなんで日持ちするの⁉️
こんにちは!
宮崎の農作物加工チャレンジャー田中陽一です!
毎回顔アップすみません。笑
顔アップ必要ないと思われた方はコメント欄に要りませんと記入してください^_^
(違う写真に替えます。笑)
今日は昨日のpH値の続きも含まれます…
突然ですが、ゼリーってどこに売ってますか⁉️
最近だとコンビニの冷蔵庫スイーツコーナーで見ることも多いかと思いますが、スーパーにも冷蔵庫コーナーや特売ワゴンや台の上で売られてると思うのですが、
大きく分けると2つの分類に分けられます。
1つ目は冷蔵庫コーナーにある『冷蔵ゼリー』。こちらの消費期限は冷蔵で5日程度。
2つ目は、基本的に蓋がされているこちらの『常温ゼリー』は常温で保存が可能で、だいたい3ヶ月から半年くらいの日持ちをします。
(すみません、うちの宮崎県産マンゴーゼリーです。笑)
なんで、こんなに日持ちが違うの⁉️
それは、容器に入れた後で『殺菌』をしているかいないかの違いなんです!
冷蔵ゼリー(牛乳寒天)はしっかりとした衛生環境でゼリーを加熱して作り、カップにデコレーションして完成です。
一方で常温のゼリーはカップにゼリー液を入れたあと、フタをして密封してそのあとで85度のお湯に30分漬け込んで熱殺菌されます。
(ゼリーを85度のお湯の中に入れている姿です。)
この『熱殺菌』をしているかいないかで賞味期限は大きくかわります。
もともと、お鍋でゼリーを作る際に加熱して殺菌はしているのですが、容器に詰めたあとの殺菌によって日にちが左右されます。
冷蔵ゼリーのメリットはデコレーションや生のくだものを添えたり、生クリームを添えて華やかに新鮮感を伴った商品にすることができます。
でも、冷蔵で持ち運んだり、日持ちしたりすることには限りがあります。
常温ゼリーのメリットは常温での日持ちがながく、持ち運んだり、送ったり出来るため、遠方でも販売や配送が可能です。貰ったかたも好きな時に食べることが出来ます。
でも、冷蔵ゼリーの、ようなデコレーションはできません。
もし、うちの農作物を使ってゼリーが作りたいという場合は販売することを考えると『常温ゼリー』での開発となると思います。
弊社のマンゴーゼリーも85度のお湯に30〜40分漬け込んで殺菌をして販売をしています。
実はこの時に昨日お話ししたpHがとても重要でゼリーのpHが3.8くらいの弱酸性であることで、保存が可能になります。
これは、ゼリーの中にあるかもしれない最近や微生物を85度で30分殺菌することで、ほぼ殺菌するのですが、全ては死にません。でも、残ってるものたちもpHが低い酸性の中では活発に活動することができないので、そのまま常温での保存が可能になるというわけです。
このpHを人間の味覚で測定することは出来ないけど、弱酸性ということで、少し酸味がある状態は人間の味覚でもわかります。
フルーツゼリーはちょうどこの少しの酸味が味とpHが合致しており、違和感なく出来上がっているんですね^_^
これはゼリーだけでなく、果物果汁のジュースやドリンクなどの加工品にもあてはまりますし、その他の加工品の際にもpH値と殺菌条件は切ってもきりはなせませんので、是非頭の片隅に置いておいてください^ ^
ゼリーは少し酸っぱくてちょうどいい!ってことですね〜^_^
でも!!
『コーヒーゼリーは酸っぱくないよ⁉️ね⁉️』
(斉木楠雄も大好きコーナーゼリー❤️)
コーヒーゼリーはどうしてんの⁉️** **
それはまた明日^_^
つづく…
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