ひょうたんじま’22 7月(三陸地おこの活動報告)
梅雨入りしたかと思えば猛暑日が続き、私の腕は小学生以来の黒さに。
12年ぶりの海開きになったのに雨が続いたり。
地球は確実に変動期に入っていると勝手に解釈している今日この頃です…
1.大槌元気市
チラシ
7月3日(日)「大槌元気市」開催しました!!
当日は晴天に…いや猛暑に恵まれ? 非常に暑くて熱い露店市になりました。当日はそんな中で延べ3,500人に上る来場があり、実質的に第1回目になる大槌元気市としては、まずまずの入りだったと評価しています。天気に恵まれすぎた影響で、かき氷やドリンク関係が盛況だった半面、いつもは人気の揚げ物系で伸び悩んだ事業者もあったようです。天候によりいろんなことも起こるのが露店市の醍醐味。始まったばかりの大槌元気市、今後も持続できたらと思いますので、これを読んでいただいた皆様、次回開催の折にはぜひ遊びにいらしてください。
さて、業務としての元気市。
■前日準備■
午前中の暑くなる前にさっさとやってしまおう!ということで、朝6時から始動。駐車場の線引き、出店場所の場ミリ作業を粛々とこなし、10時には机と椅子、テント、舞台セットの積込み終了と、汗水流しながら順調に進んでいたのですが、いざ舞台を設置しようと作業し始めたら、うまく組み立てられず何かが違う。その場でああだこうだ検討していましたが、この炎天下でバテてきたこともあり断念、午後にササキデンキさんに来てもらうことに。休憩中、新人釣部君が英語で書かれた説明書を眺めて何かを発見。よくよく見ると土台部分を固定する器具の設置の仕方が根本的に間違っていました。
舞台セットは全部で18枚の板を組合わせることにより幅6m×奥行3mの舞台になるのですが、当初は下の土台部分を器具で固定してから板を載せていこうとしていたのですが、それだと板の連結部分がうまくはまらない。説明書で気付いた結果、そもそも最初に土台を固定するのはNGで、各板と土台を取り付けてからそれぞれを連結させ、1枚の舞台にしてから舞台まわりの土台部分を器具で固定していくのが正解でした。
ササキデンキさんが来る前には正解がわかったのですが、お願いしたこともあり、来るのを待って一緒に作業。手順が判ればスムーズに進むもので、無事舞台を設置。その後、PA・出演者控室用のテントを設営。駐車場看板の配置など、結局、お昼解散のつもりが夕方までかかりました。その後、1時間半ほど休憩で、別事業の「かがり火の舞」の方の業務へ向かう羽目になりました…トホホ
■ 当日 ■(時系列で)
5:00
メイン駐車場へのラミネート貼り、規制標識とコーン、ポールの配置、幟の設置等所々作業を進める。
6:00
早い事業者が自分たちの場所を確認し設置を始める。
6:30
ロータリー前に簡易な規制線(コーン・ポール)を設ける頃には続々と出店事業者が会場へ。
7:30
急いで駅前通りの規制を開始。4か所の町道も、出店事業者以外は入れないように規制を開始。
・・・ハプニング・・・
7:30の規制前、6:30を過ぎてもバスがロータリーに入り込んで来るのでびっくりして臨時バス停の標識を確認すると7:30~16:00の規制になっている...
確か県交通には6:30からの規制をお願いしたはずだったが…
とりあえず、出店者がそれほど来ていない時間帯だったのでセーフ。
あとで確認したら、こちらからは6:30でお願いしていた。県交通さ~ん…
7:45
ALSOKの3人が現着、急いで現地にて駐車場誘導、横断歩道の誘導についてレクチャーを行う。その後は、ゴミ箱や机の設置、椅子の鉢などこまごまとした業務をこなす。
9:00
会場エリア事業者車両乗入れ時間終了、入口全封鎖。
9:30
大槌元気市開始。すでにかなりの暑さ。その後猛暑に。。。
大槌駅前通り歩行者天国
開始後、駅前通り・ロータリーが少しずつ賑わい始める
射的やふわふわトランポリンはいつの時代も人気
猛暑日のこの日はかき氷が人気
駐車場も順調に機能して一安心
○○横丁も日陰を求める人でにぎわっています
■ 会場の様子 ■
14:30
大槌元気市終了。片付け作業開始。
・のぼり回収、ゴミと机とラミネート回収
・イス、机(舞台・展望スペースのもの)掃除
・まごはち商店の小テント回収(社協の机回収)
・イス・机・ライン引きトラックへ積込み
15:30
規制解除。
・標識、コーン、ポール回収(積込み)
・テント(大1・小2)回収(積込み)
16:00
・城山・安渡公民館へ資機材下ろし
・看板回収(積込み)
・舞台の解体、積込み
・のぼりのバラシ
17:30
作業終了
before
after
~ finish ~
灼熱の元気市が終わり、一通りの片づけを終え、「after」画像を撮影しようと駅の展望スペースへ登ると、昼間の猛暑とは打って変わり、心地よい風が汗だくになった身体を癒してくれました。。。
■その後■
自前イベントは机上の準備から現場の準備と、少人数で実施するにはなかんか厳しい業務です。最終的には現場での作業が身体にきます。イベントの度にテント、重し、机、いす、舞台セット、コーン、バー、看板、発電機など、載せて-下ろして-設置して-バラして-載せて-しまっての繰り返し。当日もみんなTシャツに塩が付いた状態での解散でした。
イベントが終わってやれやれ。と言いたいところですが、今後の定期開催もあるので、用地をお借りした地権者へお礼状と開催報告書を送付し、修正のあった会場レイアウト図の修正や一連の書類の整理などの後処理で、結局一週間ぐらい費やしました。でも、ここをやっておかないと自分の財産(スキル)にもならないですからね。何十年も仕事をして感じるところです。
2.海開き(吉里吉里海岸・浪板海岸)
東日本大震災から12年。浪板海岸が念願の海開きです。
地元のキーパーソンも参加した非公式「海と観光を考える会」で海開き期間の運営についての議論を進めるも、震災前の管理状況とは変わってきていることもあり、ほとんど1からのスタートになります。若い世代への継承ということもあり、TKMS BASE(タカマスベース)の中村さんが中心となっての運営となりました。
7月21日、吉里吉里海岸、浪板海岸の安全祈願祭。
まるで、この時を待っていたかのような晴天の中で、吉里吉里天照御祖神社の藤本宮司による神事が取り行われました。
吉里吉里海岸安全祈願祭
浪板海岸安全祈願祭
さて、この海開きに際して12年ぶりとなる浪板海岸では、来場者の駐車場の準備も必要になるわけで、その駐車場の準備に、この1年イベントの駐車場の準備を数々やって来た自分に話しが回ってきました。
現在の浪板ヴィレッジ横の駐車場と、45号線を挟んだ山側にある大きなスペースがこの夏の駐車場となるということで、広さを確認したり、場所の現状を見ながらレイアウトを考えました。
そして、必ず付いてくるのが現場の草刈り。これについては草刈りマスターの釣部君がいるので安心と思っていたのですが、当初、ライン引きを含めた作業を海開き前の20日と22日の2日間でと見積もっていたところ、天気予報は22日雨、それもほぼ100%(結果そうだった)。ということで1日の作業で草刈りは終わらせなければいけない。さすがに1人では無理なので、役場の産業振興課から草刈機を借りて、急遽、自分も作業に参加しました。
いや広い。本当なら周辺草刈りもしたかったのですが、とてもできそうもない。とにかく駐車場スペースのところだけは何とか終わらせなければけない。お昼のタイミングで替え刃を購入したり雨で中断しながら刈り続け、なんとか刈り終えたのはもう日も沈んだ19時でした。
入口付近から開始
久しぶりの草刈機、工業団地の法面の草刈りを思い出す
広い・・・(^_^;)
石や砂利が多い場所、あまり深くは刈れない
あたりが薄暗くなった19時、ようやく駐車場部分の草刈り終了
その後、23日の海開き当日、浪板ヴィレッジ横の駐車場の草刈りもしつつ、仮のライン引き。しかし、雨ですぐ消える…
消えてもポイントがわかるようにピンを打ち込もうとしたのですが、普段から駐車場に使用されているエリアは地面が踏み固められ、ピンが刺さらない。材料を変えたり、打ち込むポイントを草を刈った付近の柔らかい土に限定したりして何とか打ち込みました。この作業で数日(超非効率…^^;)。
それから一週間経過。曇天が多いこともあり、大きな駐車場はそれほど使用されることはなく、浪板ヴィレッジ横も普段から駐車されているので、ラインを引かずともみんな綺麗に駐車するので、ライン引かずとも好かったのかなという結果に。まあ、準備することに越したことはないのでよしとします。。。 (><)
砂浜が戻ってきた浪板海岸
3.三陸 大槌町 郷土芸能 かがり火の舞
昨年に続き、今年は北東北三県大型観光キャンペーン特別企画として開催されます。
初日の7月2日(土)は、次の日に「大槌元気市」だったこともあり、私自身はその準備の合間での業務のような形になりました。ただ、手探りの昨年とは違い、経験されたメンバー多数で、イベント自体はスムーズに進みました。自分も慣れた駐車場係で、今年はライン引きが導入され、なおかつ出演団体用の駐車場も確保できたので、誘導もしやすくなると思います。
以下は大槌町観光交流協会のHPのイベント情報に掲載している案内です。
リンクでは見ない方もいると思いますので掲載します。
「かがり火に照らされた荘厳な夜の神社で、舞い踊る郷土芸能を鑑賞してみませんか?」
年に一度、町中が熱気に包まれ盛り上がる大槌まつり。
その前夜祭として神社で舞を奉納する「宵宮(よいみや)」の雰囲気を、大槌町を訪れた観光客の皆さんに楽しんでいただく企画、三陸大槌町「郷土芸能かがり火の舞」を今年も7月~9月まで月2回開催します。
かがり火に照らされ、幻想的な雰囲気の中で勇壮に舞い踊る郷土芸能演舞を、荘厳な夜の小鎚神社でお楽しみください。
町民の皆さんも観賞できますので、ぜひお越しください。
昨年プレイベントの様子を撮影したPR動画はこちら
↓ ショートバージョン
↓ ロングバージョン
■開催スケジュールと出演団体
7月2日(土)…安渡虎舞/松の下大神楽
7月23日(土)…中須賀大神楽 /臼澤鹿子踊
8月13日(土)…吉里吉里大神楽/大槌町虎舞協議会
8月27日(土)…城内大神楽/大槌城山虎舞
9月10日(土)…安渡大神楽/吉里吉里鹿子踊
9月24日(土)…浪板大神楽/上亰鹿子踊
■鑑賞料金
〇町外の方…1名500円(税込)/小学生未満(未就学児)は無料です。
〇町民の方…無料/郷土芸能伝承協力金(募金)のご協力をお願いします。
■会場定員
約200名
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により人数制限をすることもございます。あらかじめご了承ください。
■送迎について
町内の宿泊施設にご宿泊の方は送迎ができます。ご希望の方は17:00頃までに宿にお知らせください。
■備考
※雨天時は別会場(室内)となります。当ページや観光交流協会のSNSで会場をお知らせします。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策にご協力をお願いします。
(境内・会場内ではマスク着用・手指消毒・ソーシャルディスタンス・会話マナー等を守ってご鑑賞ください)
<三陸鉄道リアス線 かがり火の舞 時刻表>
宮古発17:51⇒大槌着18:56
大槌発21:28⇒宮古着22:37(最終)
釜石発18:04⇒大槌着18:21
大槌発22:24⇒釜石着22:43(最終)
☆お食事は、ぜひ大槌町の飲食店をご利用ください
詳しくは、以下からチラシをダウンロードし、ご確認ください。
【主 催】 大槌町郷土芸能保存団体連合会
以上
4.その他
今月は前半「大槌元気市」、後半「海開き」の準備でほぼ時間を取られていたような状況でした。
細かい所では、ふるさと納税関係で自発的に行っているSNSへの返礼品紹介、観光するページの追加記事の編集作業、食べるページの店舗紹介ページのフレーム作成なども行なっていました。形になってくるのは8月以降になると思います。
5.Reファームプロジェクト
イベント業務が入ってくると朝夕はなかなか時間と身体の余裕がありません(歳のせいというのももはや否めない…)。
なので、7月は数回しか畑に行くことができませんでした。その数回でも行くたびにいろんな野菜たちが成長して身を成していて、楽しい気持ちにさせてくれます。これも伊藤君が毎日コツコツ面倒を見てくれているからなのですが…
さて、7月は「じゃがいも収穫祭」がありました。なかなか調整が難しかったようで参加者は3人となってしまいました。当日は、開墾した畑で最初に植えたじゃがいも3種(キタアカリ、シャドークイーン、ノーザンルビー)を収獲。
マルチをはがすと、すでにじゃがいもの姿が。隅から順番に掘っていくとこぶし大から親指大までのじゃがいもが次から次へと出てくる出てくる。ふと、幼稚園や小学生の頃のさつまいも堀りの事が頭に浮かび、その時のワクワク感がよみがえってきました。約10m×3列ほどの畝からかなりの数のじゃがいもが収獲できました。
実際にはもう少し前の葉が枯れきる前の方がいいとのこと
マルチをはがすとじゃがいもの頭が…
マルチをはがして収獲準備万端
1株ずつ掘っていきます
どの株もなかなかの収穫率
約10m×3列の畝からこれだけの収穫
キタアカリ
ノーザンルビー
シャドークイーン
思わず笑みがこぼれてしまいた…
じゃがいもの収穫後は、収穫できていなかったミニトマトの収穫も。こちらもたくさん採れました。
ミニトマトも収穫
ミニトマトも4種類ほど。つまみ食いもおいしい
収穫を終え、それぞれ知り合いへのおっそわけ分も含めて、かなりの量のお持帰りをさせていただきました。良い天気で汗びっしょりでしたが、久しぶりに土をいじって充実した1日でした。
Reファームプロジェクトを通して、正直、農業の大変さをあらためて実感しています。ほぼ毎日朝夕休まず続けるということの難しさ。今の状況の中で、自分にはなかなかハードルが高いです。なので、少しでも関われるこの環境はありがたく素晴らしいものと感じています。
3種のジャガバター、うまいに決まってる
以上
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■大槌孫八郎商店HP■
★大槌町観光交流協会HP★
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