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「看板娘」のいる処 ~~新宿市ヶ谷・大星湯


ある夏にふと思った。まだ海に行っていない。
いや,もう何年も海に行っていない,遊んでいない。
そう気づくと,なんだか自分から若さが遠ざかっている気がしてきた・・・。

そこで,思い立って行ってきました,銭湯に❣
なぜ海からの銭湯?

訪れたのは,新宿市ヶ谷・大星湯

男湯のタイル絵には,青い空と白い雲,そして大海原をゆくヨットが描かれているのです。

(「東京銭湯1010」より)

色の鮮やかさ,構図の躍動感がすばらしい。
見つめていると,う~~ん。気分はすっかりサマーリゾート(大げさ)。

ちなみに女湯は森林の湖でボートを漕いでいる落ち着いたタイル絵です。

都営新宿線曙橋駅から坂を上り6分ほど。まぁボクは自転車で行きます。
大通りに面していないのではじめは少し迷うでしょう。

オープン時にはすでにこの自転車の列。

いつもギッシリ

地元で愛されている感が伝わります。

さて浴室へ。
カランは16とこじんまり。カランの湯は水を足さなくていいくらいのぬるめ。湯舟は売りものの「木酢液の湯」。ここにジェットバスが2つ。
さらに,電気風呂水風呂サウナ。湯温は体感41度前後。
水風呂は24度前後とどちらもおだやか。いやぁともかくのんびりできます。

絶えず5,6人の入り。ボクを境に年齢層は半々というところ。風呂上がりに「木酢液の湯」の説明をじっくり読む--「正露丸をつくるときにでる木クレオソートを原料」。なんと正露丸,独特の香りのもとはこれだったのか。正直,ひと嗅ぎめは好き嫌いが分かれるでしょう。でも,湯船につかっているうちに気にならなくなってきます。未体験の方は,ぜひ入湯してみてください。

脱衣所に戻ると,ロビーから元気な女の子の甲高い声が響いてくる。
入るときフロントにいた若女将の娘さんだな。

(「東京銭湯1010」より)

脱衣所に小さく女の子の写真が貼ってある。これはあの女の子だ。
お名前も書かれている。これは珍しい。
幼くして大星湯の「看板娘」,地元のアイドルなのかしら。なんか笑顔になっちゃいます(ちなみに娘さんは小学生になりました)。
大星湯は地元密着感が微笑ましいそんな銭湯でした。

大星湯さん。ありがとうございます。いいお湯でした。

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