【シティ柏ベスト8】望遠スコープ採用型小ズガドーンについて【ポケカ】
このたび10/11に柏のバトロコで行われたシティリーグでベスト8になったので記念にnoteを書きます。
当日使用したデッキは以下の通りです。
このデッキレシピはCL横浜でベスト16の結果を残された、イトウモトキ選手のレシピを59枚真似ただけのものなので、本記事ではレシピ自体の解説は行いません。またシティ当日の対戦レポートなども記載しません。
この記事では小ズガの「望遠スコープ」について語っていきます。より詳しく言うなら小ズガのウッウVについた「望遠スコープ」の強さについてです。
少し長くなってしまったので、各項目の最後にまとめを作りました。お忙しい方はそちらだけでもご覧ください。
※このデッキ及び記事はCL前の環境を元に作られています
1)ムゲンダイナを中心としたVmaxへのサイドプランが変わる
このカードの一番の採用理由はここにあります。
まず小ズガというデッキの特徴として
「Vmax1体目をワンパンすることは非常にハードルが低い。しかし、2体目のVmaxをワンパンで倒すのはスタンプなどの相手の妨害を考えると意外と難しい」「1体目のVmaxやバーストGXを考えるとサイド4枚は簡単にとれる」
というものがあると考えました。
ポケモンカードはサイド6枚とると勝てるので、サイドを4枚とったあとは2枚とれば勝つことができます。
すなわち、後ろのVやGXを倒すことで2体目のVmaxを倒す必要がなくなります。
多くのVmaxを主体としたデッキは展開の途中や妨害札を引きにいくために、デデンネGXやクロバットV盤面に出します。
デデンネGXであればウッウVやグレートキャッチャーを使うことで倒すことができますが、クロバットVの場合そうもいきません。
特にムゲンダイナデッキでは特性の都合上クロバットVしか盤面にでません。
このクロバットVを倒すのに「望遠スコープ」が非常に役に立ちます 。
対ムゲンダイナのサイドプランとして3(ムゲンダイナVmax)-1(バーストGX)-2(クロバットV)をとれるようにするのに「望遠スコープ」が役に立ちます。
まとめ:2体目のVmaxを倒さなくても勝てるようになった
2)相手の妨害後の要求が少なくなる
前提として2体目のVmaxのワンパンが意外と厳しいと書きましたが、もちろん相手のスタンプやマリィなどの妨害がなかったり、強いドローを繰り返したりすることでワンパンできるときはできます。
しかし、実際の対戦ではスタンプやマリィを打たれ、完璧なドローができないことがほとんどです。
Vmax1体目を倒した後にスタンプを打たれたと仮定して手札の枚数をシュミレーションすると、
スタンプ3枚+ドロー1枚+たむけのまい3枚+溶接工3枚+ねがいぼし1枚の計10枚です。
この10枚からVmaxをワンパンするサイドプランをとるためには炎エネルギー10枚分と溶接工と小ズガを用意しなくてはいけません。
実際の対戦ではオドリドリやズガドーンにアクセスするためにボール系のカードを使用することがほとんどなので、手札の枚数は10枚もないことほとんどです。
一方、望遠スコープウッウで相手のVを倒すサイドプランなら必要なカードは炎エネルギー3枚分と溶接工とウッウと望遠スコープのみになります。
炎エネルギーの要求枚数が圧倒的に下がり、追加で望遠スコープのみが必要になっています。炎エネルギーを炎の結晶でまかなうとするなら、たった4枚のカードを揃えるだけでサイドプランを遂行することができます。
まとめ:妨害された次のターンでもサイドをとれる可能性があがった
3)不意打ち性能の向上
CLやシティリーグでは特に重要だと感じているのが初見殺しの要素です。多くの小ズガには望遠スコープが入っていません。
対小ズガを多く練習したプレイヤーはデデンネGXを出すのを躊躇ったり、ウッウをケアしてデデンネに大きなお守りを貼ったりします。
一方、クロバットVは比較的安易な気持ちで出してくれます。
そもそも入ってることを認識されていないのでケアされることがほとんどないです。
このようにして相手の想定外からサイドプランを組み立てらることもあります。
まとめ:想定されないのでケアされにくい
4)冒険のカバンと相性がいい
望遠スコープはポケモンの道具なので冒険のカバンから持ってこれます。
望遠スコープの話から少し逸れますが、冒険のカバン+ビーストブリンガーの組み合わせは小ズガが三神ザシアンを有利に立ち回るうえで必須だと考えていました。
そのためデッキ構築の段階で冒険のカバン+ビーストブリンガーが確定枠として採用されていました。
この冒険のカバン+ビーストブリンガーの組み合わせに自然と入るのが冒険スコープのよいところです。
まとめ:冒険のカバン+ビーストブリンガーの組み合わせと相性がいい
オマケ)ガラルジグザグマとの比較
ここまで望遠スコープのよいところを書いてきましたが、4)と5)以外のところはガラルジグザグマ+回収ネットの組み合わせをいれることで似たような動きをすることができます。
ガラルジグザグマ+回収ネットは回収ネットが非常に汎用性が高く強いですが、枠の都合上ビーストブリンガーを入れることがかなり難しいです。
環境の推移をみて、ビーストブリンガーが必要でないと感じたら望遠スコープでなくガラルジグザグマでもよいのかもしれません。
この記事は以上となります。
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