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自然の神秘「渦潮」を間近に。うずしおクルーズで奇跡を体感

兵庫県・淡路島の福良港から出港し、目の前で渦を巻く鳴門海峡の渦潮を楽しめる観潮船「うずしおクルーズ」。なんと春・秋の大潮時には直径20m近い大渦が出現するとあって、鳴門海峡が誇る世界最大級の渦潮に出合えるスペシャルなクルーズです。
力強い海の奇跡と触れ合える船旅は、唯一無二。自然が生み出す神秘に迫りましょう。

世界的にも稀有な自然現象「渦潮」

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鳴門海峡は、イタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡と並ぶ世界三大潮流の一つ。渦潮とは激しい潮流によって渦が発生する自然現象のことで、鳴門海峡では太平洋と瀬戸内海の潮の干満差により激しい潮流が生まれます。大潮時には、なんと時速20kmもの速さで轟音をあげながら海水が流れ込むのだというから驚きですよね。渦潮とは、大小いくつもの渦が海面に現れては消える、まさに奇跡の現象なのです。

「渦潮」を世界の宝へ。世界遺産登録へ向けた活動も

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鳴門海峡の幅の狭さや、中央部が急に深くなるという海底の特殊な地形、月の引力…など、様々な条件や特性が絶妙に一致することで生まれる渦潮。兵庫・徳島の両県は、世界的にも類を見ない巨大な渦潮の世界遺産登録を目指して、積極的な運動を展開しています。今後「鳴門海峡の渦潮」は、日本だけでなく世界が守るべき宝になるかもしれません。

船旅の高揚感が高まる「新・咸臨丸」

淡路島・福浦港から出港し、鳴門海峡に発生する渦のそばを航行するうずしおクルーズ。500名を収容できる大型船に乗って、約60分間の船旅を楽しめます。
また、うずしおクルーズの顔でもある観潮船といえば「咸臨丸」。この名前は、1860年に日本の開国に向けて、日本で初めて太平洋を渡る偉業を成し遂げた船が由来となっています。
名誉ある船の名を冠したうずしおクルーズの咸臨丸は、実は2021年3月に2代目が就航したばかり。今年は、幕末・明治維新という大変化の時代を切り開いた本家・咸臨丸が函館木古内沖で没してからちょうど150年となる年。そんな節目に誕生した新・咸臨丸の魅力を、ほんの少しご紹介します。

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①ユニバーサルデザイン
第1客室は、車椅子でも入れるバリアフリー構造に。車椅子に座ったままでも外の景色が堪能できます。多目的トイレやキッズコーナー、授乳室も完備。誰もが快適な船旅を楽しめるようにリニューアル。

②低振動・低騒音化により、一層快適に
メインエンジンをリニューアルし、安定感がさらにアップしました。

③デジタルアトラクションを搭載

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船内には、鳴門海峡に生息する魚を実物大のシルエットで泳がせた「デジタルアクアリウム」、大迫力のスクリーンに360度ドローンで撮影した映像を投影した「あわじスカイビュー」、咸臨丸の歴史や周辺の観光施設を紹介するデジタルサイネージ「うずしおチャンネル」といったデジタルアトラクションも。淡路島の旅が、グンと楽しくなる仕掛けが満載です。

冷暖房完備でゆっくり過ごせる客室はもちろん、オープンデッキで潮の香りを感じながらのクルージングもおすすめですよ。

船旅を盛り上げる「船上ガイド」が誕生

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2020年4月より、うずしおクルーズでは専属のガイドがクルーズをサポート。渦潮のことはもちろん、福良港の史跡や風景、街の歴史についての情報を教えてくれる頼もしい存在です。ガイドならではの豆知識や旬の情報も楽しく、船旅の満足度が高まることは間違いありません。

※季節や時間帯によっても、大きな渦潮が見られるチャンスは異なります。うずしおクルーズの公式HPでは、渦潮の見頃時刻がわかるカレンダーも。料金や運航スケジュールなどと合わせて、詳細は下記よりご確認ください。

◼️うずしおクルーズ公式HP
https://www.uzu-shio.com

記者:Maiko Harada
兵庫県神戸市出身・在住。関西の出版社にて雑誌編集者として勤務後、2017年にフリーランスの編集者・ライターとして独立。企業や商業施設をメインに制作物の編集・ライティングやPRにたずさわるほか、雑誌などで人物取材や店取材なども手がける。好物は白米と佃煮。大切にしているのは、中庸な生き方、心地よさ、感謝と尊敬。​​

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