冬の雪国で「雪原乗馬×氷上サイクリング」の感動体験！

北国の醍醐味といえば、やっぱり冬景色。美しい銀世界を遊び尽くす、寒さも忘れるほどのプレミアムな体験をしてみませんか？ イチオシは、1月下旬〜2月下旬のうちでも限られた日数しか実施できない「雪原乗馬×氷上サイクリング」。真っ白な雪原を歩くホーストレッキングに、氷結した小川原湖の湖上をファットバイクで駆け抜ける氷上サイクリングを組み合わせた、雪国ならではのアクティビティなんです。

大人も夢中になれる！日本最大規模の航空科学館へ

兵庫から青森まで一泊二日を想定した今回の旅では、青森県東部に位置する三沢市を目指します。青森空港に到着したら、三沢市内までレンタカーで約90分。昼頃に青森に着けば、夕方ごろに現地入りが可能です。
2日目のアクティビティは早朝からスタートするので、初日はちょっとのんびりと。展示面積と展示機数で日本最大規模を誇る「三沢航空科学館」は、大人の知的好奇心がくすぐられるスポットです。

三沢空港に隣接した「三沢市おおぞら広場」の一角にあり、2021年4月にリニューアルオープンしたばかりの同館。航空ゾーンには、三沢市から飛び立ち世界で初めて太平洋無着陸横断に成功したミス・ビードル号の復元機や、戦後初の国産旅客機YS-11の実機といった飛行機の展示があり、その迫力にも驚きます。

宇宙ゾーンでは、宇宙空間の無重力状態を体感できる「ZEROグラビティ360」も。実際の宇宙飛行士が訓練に使用しているものと同じ仕組みを使っているのだそうです。

民間人として初めて実業家の前澤友作さんが国際宇宙ステーションに滞在したり、１３年ぶりにJAXAが宇宙旅行を募集したりと、日本国内でも宇宙への関心が高まるなか、宇宙旅行を想像しながら、無重力状態にチャレンジしてみるのもいいかも！？

■問い合わせ：三沢航空科学館　0176-50-7777
https://kokukagaku.jp/

真っ白な氷上にカラフルなテントが並ぶ「ワカサギ釣り」

青森の豊かな自然や渓流、海は日本が誇る財産。小川原湖や姉沼でのワカサギ釣りも、冬の青森を体感できる人気のアクティビティです。2日目はぜひ早朝から、氷の上にテントを張って楽しみましょう。

道具やテントのレンタルはもちろん、設営や撤収、ドリルでの穴あけや釣り指導まで丸ごとお任せできる初心者パックもあり（要予約）。気軽にワカサギ釣りデビューができますよ。

ワカサギの漁獲量日本一を誇る小川原湖や姉沼。ワカサギ釣りシーズンの始まりは、姉沼が氷結する1月下旬以降です。
カラフルなテントが立ち並ぶ雪景色も、この時期の青森ならではの光景ですよ。

■問い合わせ：青森フィッシングガイド　090-3506-6608（tnishimoto36@gmail.com）
https://aomori-fishing-guide.com/

絶景に酔いしれる「雪原乗馬×氷上サイクリング」

いよいよお目当てのホーストレッキング＆小川原湖氷上サイクリングへ。場所は、道の駅みさわ内北側広場にある「三沢ホースパーク」です。

雪景色に包まれる乗馬やサイクリングは、まるで別世界のように幻想的！
馬と一緒に雪を一歩ずつ踏みしめて歩くトレッキング、銀世界を自由に走るサイクリングを、約1時間半ずつ楽しむことができますよ。

開催時期は1月下旬〜2月下旬ごろまで。約3時間の特別な体験です。
定員は2〜4名（乗馬中級者以上は〜6名まで）。料金などの詳細はHPにてご確認ください。

■問い合わせ：三沢ホースパーク　070-2013-7409
https://misawa-horse-park.com/

北国の冬。2日目のアクティビティはどれも、スキー場に行くような防寒着で楽しんでくださいね！

おすすめ周辺スポット＆グルメ

１　アメリカンバー

米軍基地がある街の中でも、日米交流が盛んな三沢市。青森にいながら海外旅行気分も楽しめる、現地感たっぷりの「アメリカンバー」で三沢の夜を過ごすのもあり。

■三沢市内のおすすめアメリカンバー
http://kite-misawa.com/eat/americanbar/

２　三沢ほっき丼

三沢沖のほっき漁が解禁される12〜3月に味わえる、季節限定のご当地グルメ。三沢市内では20店舗以上で提供され、各店ごとの味わいの違いも楽しめます。豊かな香りと甘みがたまらない、肉厚でジューシーな冬の味覚を堪能してみては。

■問い合わせ：三沢市ほっき料理会（三沢市産業観光課内）　0176-53-5111

※「三沢ほっき丼グルメマップ2022」ダウンロードページはこちらから
https://www.city.misawa.lg.jp/index.cfm/8,5553,29,386,html

３　三沢市寺山修司記念館

劇作家・映画監督・詩人と様々な顔を持つ、三沢市出身の鬼才・寺山修司。母・はつ氏により寄贈された遺品を保存公開するために建設された記念館は、彼が生み出した作品や生い立ちに迫ることのできる唯一のスポットです。

■問い合わせ：三沢市寺山修司記念館　0176-59-3434
https://www.terayamaworld.com/museum.html

記者：Maiko Harada
兵庫県神戸市出身・在住。関西の出版社にて雑誌編集者として勤務後、2017年にフリーランスの編集者・ライターとして独立。企業や商業施設をメインに制作物の編集・ライティングやPRにたずさわるほか、雑誌などで人物取材や店取材なども手がける。好物は白米と佃煮。大切にしているのは、中庸な生き方、心地よさ、感謝と尊敬。