青森の絶品アップルパイが食べたい! 兵庫から行くりんご尽くしの旅
全国のりんご生産量の約60%を占めるという、日本一のりんご王国・青森県。県内では「ふじ」や「王林」「ジョナゴールド」など、約50種が栽培されています。また、甘くておいしいりんごを使ったアップルパイが食べられるお店も多数。バラエティに富んだアップルパイがいただけるお店があったり、お店選びの際に頼りになる「アップルパイコンシェルジュ」がいたりと、好みの味わいを探すのもこの旅の醍醐味です。
さっそく、兵庫から2泊3日を想定した、弘前市内の「りんご尽くしの旅」をご紹介していきましょう。
まずは下準備!『アップルパイガイドマップ』を入手
旅の最初に訪れたいのが、弘前市立観光館。弘前市の観光拠点であるこちらでは、りんごの街を楽しむための『弘前アップルパイガイドマップ』を配布中。市内43店舗の個性豊かなアップルパイ情報が掲載され、甘みや酸味などを数値化した「アップルパイデータ」も。まさに、これから始まる旅にマストな保存版です。
ガイドマップを手に入れたら、アップルパイを食べに行く前の運動として弘前城散策をしてみるのもいいかもしれません。
◼️問い合わせ:弘前市立観光館 0172-37-5501
食べ比べが楽しい「大正浪漫喫茶室」
国の登録有形文化財にも指定されている、藤田記念庭園内のカフェ「大正浪漫喫茶室」。洋館内には大正時代のステンドグラスやシャンデリアも飾られ、趣たっぷりの雰囲気を味わえます。
そして何と言っても、弘前市内の複数店舗のアップルパイを取り揃えているのも魅力。ぜひガイドマップを開きながら、ゆったりとしたティータイムを過ごしてください。
◼️問い合わせ:大正浪漫喫茶室(藤田記念庭園内) 0172-37-5690
アップルパイを食べた後は、りんご畑を眺めながらのドライブもおすすめです。大鰐弘前IC近くの国道7号から旧岩木町地区まで続く約20kmの「アップルロード」には、沿線沿いに多くのりんご畑が。春にはりんごの花が咲き、収穫時期には赤い実がついたりんごの木の間をドライブできます。
ちなみに電車の場合は「弘南鉄道」もイチオシ。弘前市と大鰐町をつなぎ、りんご畑の中を駆け抜けるローカル鉄道です。なんと窓から手が届きそうなほど近くに、りんごの木がありますよ。りんご型のかわいい吊り輪にも注目です。
夜は、約800年の歴史を持つ津軽の奥座敷「大鰐温泉」でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
2日目は、アップルパイめぐり&りんご狩りを
1日目に手に入れたガイドマップを手に、さっそく弘前市内の街歩きを。行き先に迷った時は、青森のりんごに詳しい「アップルパイコンシェルジュ」によるガイドにお任せ。タクシー会社が運営するタクシー付きガイドプランで、有名店から地元民しか知らない穴場店、コンシェルジュたちイチオシの店までしっかり案内してくれますよ。
◼️問い合わせ:アップルパイコンシェルジュ 0172-33-3333(北星交通)
https://peraichi.com/landing_pages/view/apc/
さらに、実際に自分でりんご狩りをしてみたい!という方におすすめなのが、「津軽ゆめりんごファーム」。予約は来園予定の2日前まで。詳細はHPからご確認ください。
◼️問い合わせ:津軽ゆめりんごファーム yumeringo@air.ocn.jp
https://yumeringo.raku-uru.jp/
また、2日目の宿泊先に「南田温泉ホテルアップルランド」はいかがでしょうか。
名前にアップルを冠しているだけあって、りんご尽くしのホテル。ウェルカムプレゼントに青森県産りんごが用意されるほか、お風呂はりんごが浮かぶ「りんご風呂」、りんごをふんだんに使用した会席料理など、青森のりんごを存分に楽しむことができるでしょう。
りんご畑の中にあるシードル醸造所「kimori」へ
最終日はちょっと趣向を変えて、白い三角屋根が特徴のシードル工房へ。見学はもちろん、りんごの木の下で試飲もできますよ。
美しい景色に囲まれながら季節を感じ、赤く実ったやさしい味わいを堪能してみては。
◼️問い合わせ:弘前シードル工房kimori 0172-88-8936
http://kimori-cidre.com/index.html
記者:Maiko Harada
兵庫県神戸市出身・在住。関西の出版社にて雑誌編集者として勤務後、2017年にフリーランスの編集者・ライターとして独立。企業や商業施設をメインに制作物の編集・ライティングやPRにたずさわるほか、雑誌などで人物取材や店取材なども手がける。好物は白米と佃煮。大切にしているのは、中庸な生き方、心地よさ、感謝と尊敬。