MUP WEEK 8 【元Google社員が教える】ブランディングスキル Vol.3
前回はコーポレートブランディングと
プロダクトブランディングの方法について
説明しました。
読んでない人は是非読んでみてください。
今回は残りのマーケティングブランディングと
セールスブランディングについて
説明していきます。
まずはマーケティングブランディングについて
説明していきます。
ここで皆さんに質問です。
１杯500円のスターバックスコーヒーと
１杯100円のマクドナルドのコーヒーがあります。
なぜ人々は500円のスターバックスコーヒーを買うのでしょうか？
皆さんが思いついた答えは
ブランディングとかステータスとかではないでしょうか？
間違えではありませんが、もう少しビジネスの視点から考えてみましょう。
答えは…
フランチャイズかそうでないかの違いです。
皆さんがFCのマクドナルドのオーナーだとします、
皆さんならどう思いますか？
「稼ぎたい」、「儲けたい」って思いますよね？
ではどうするか。
マクドナルドではハンバーガーの価格や
色んな商品の値段は一律どの店舗でも同じに決められています。
よって価格では他店との差別化は無理です。
じゃあ価格を変えられないのであれば、
多く売らないと儲かりませんよね？
＝回転率を上げる
こういう事です。
そうするとオーナーは何をするか、
席数を増やします。
だからマクドナルドでは
お客一人当たりに与えられるスペースが
40㎝ぐらいしかないんです。
だから１杯500円で売れるはずのコーヒーが
１杯100円でしか売れない訳なんです。
マクドナルドはノウハウがあるから
この商法が成立していますが、
他の個人経営の店でやったらどうなると思いますか？
皆さんご想像できますよね？
スターバックスの場合は
この法則を知っていたので
フランチャイズ化はしませんでした。
実際にすべての店舗を直営店として運営しているので
儲けファーストではなく、「ゆったりくつろいでもらう」
ここに優先順位を持ってきました。
だから一人当たりのスペースが
1～2㎡あり、ゆったりくつろげます。
このゆったりくつろげることが付加価値となり、
１杯500円でコーヒーが売れるということです。
なのでどういう風なチャネルを選ぶか
どのようなデザインをするかが
マーケティングブランディングでは重要です。
ブランディングをするためには
フランチャイズかそうでないか
ここの仕組みまで理解しておかないと意味がないです。
しっかり覚えといてください。
では次にセールスブランディングについて
説明していきます。
ここではよい例があるので
それを用いて説明していきます。
皆さんYAMAHAはご存じですよね？
ピアノとか重機とかバイクを製造している会社です。
YAMAHAがピアノを売るときに
素晴らしい方法で売っていました。
それがこちらです。
皆さん一度はCMなどで
目にしたことがあるんではないでしょうか？
ピアノというものは高いものだと
300万円とか物によれば1000万円とかする
高級商品です。
これをいきなり買ってくださいと言われても
誰も買わないですよね？
だからまずはピアノ教室を開いて
ピアノに興味がある人を集めて
その教室で実際にピアノの販売をする
このような販売方法を行いました。
また違う例を出すならば、
ABCクッキングスタジオがあります。
ここでは料理教室を開いて
料理に興味がある方を集めて
その後にレシピ本などを販売しています。
ピアノを売るためにピアノ教室を開く。
レシピ本を売るために料理教室を開く。
このようにある商品を売るときは
その商品を売る前のセールスブランディングが重要になります。
そうすると相手から
「このピアノ欲しい」とか「このレシピ本欲しい」
となるわけです。
なので美容院や飲食店も
髪を切るスキルや商品を売ってはいけないんです。
美容院や飲食店が出来ては潰れるの繰り返しが起きるのは
その商品やスキルを売っているからなんです。
本当は１杯500円のものを1000円で売るために
付加価値を付けて提供する。
この付加価値が重要になってくるということです。
今日はこれでおしまいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回はロジカルシンキングについて書いていきます。
これが無いと全く今まで説明したことが
無駄になるので是非次も読んでみてください。
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