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MUP WEEK 9-2 思い込みは命取り

前回のブログでは、
論理的思考スキルの基礎の部分について説明しました。
もし読んでない方は是非読んで今回を読んでください。

今回は前回の続きです。
ビジネスでの落とし穴について説明してきます。

皆さんは地動説と天動説があったのを
ご存じですか?

・地動説とは地球が太陽の周りをまわっていること。
・天動説とは太陽が地球の周りをまわっていること。

地動説

今では地動説が正しかったとわかりますが
昔は天動説が正しいとされてました。

ここで何が言いたいかというと
人間という生き物は、
思い込みをして自分中心に考える生き物だということです。

これはビジネスの世界では致命傷になります。

例えば、
「自分ってこういう人間だから」とか
「ここにお店出せば絶対に成功するな」とか
こういう思い込みをするものです。

自分のことに対しては
ワクワクしたり情熱的なったりして
冷静じゃいられなくなるものなんです。

情熱的

これが致命傷になるわけです。
一旦冷静になって考えてください。

皆さんはこんな経験ありませんか?
海外旅行に行ってテンションが上がったまま買い物をして
日本に戻ってきたら

「なんでこれ買ったの?」とか
「やっぱりいらないんじゃない?」とか
思ったことありませんか?

ビジネスでもこれと同じ現象が起きるんです。

自分が冷静になりつつ
自分が今見えている視野は正しくないと
常に疑わなければならないのです。

疑うということは、
前回のブログの最後に書いた
「顧客の視点を論理的に証明・追求すること」

だからこれがビジネスでは一番重要です。
もっと違う表現をするなら
人間は物事をドラマチック化してしまう生き物です。

例えば、皆さんは世界で予防接種が受けれない子供は
何%いると思いますか?

貧困 子ども

あらゆるところで紛争が起きてるとか
子どもたちが貧しくて今日生きるのがやっととか
日本ではすごく報道されてますよね?

大体50%ぐらいかなとか思いませんでしたか?
実は20%なんです。
だから80%の子供は受けれてるんです。

これはハンス博士の質問正解率と全く一緒で
どんな高学歴でも頭がいい人でも
大体10%ぐらいの人しか正解しないんです。

テレビでの報道がいつもなぜか
世界のすべてに思えてきたて
統計でみると意外に少ないって経験ありますよね?

これは人間が物事をドラマチックに捉えてしまうからです。

この人間の特性を理解して
他人やデータに自分の考えをマッチングさせて
論理的に証明していくことが大切です。

またこれをするうえで
絶対にしなければならないことがあります。

それは、
「分断本能」「ネガティブ思考」
この二つの本能を捨てなければなりません。

じゃあまず「分断本能」を説明します。
人間は物事をなぜか二つに分けたがります。
これが分断本能です。

分断本能

例えば、
「この世界には金持ちと貧乏しかいない」とか
「勝ち組か負け組か」とか
「サラリーマンかフリーランスか」などがあげれます。

「この世界には金持ちと貧乏しかいない」については
日本では中間層がほとんどですよね?
なのになぜか金持ちか貧乏かで分けたがります。

「勝ち組か負け組」については
その人の価値観によって変わるのに
あいつは勝ち組だとか負け組とか分けたがります。

また、「サラリーマンかフリーランスか」については
兼業している人がいっぱいいて、
日本の政府も副業を推進しているにもかかわらず、
サラリーマンになるかフリーランスになるかの二つに分けたがります。

後ほどこの分断本能が
なぜビジネスの邪魔になるかは説明しますが、

白黒グラデーション

このように、この世の中は黒と白だけじゃなく
その間にグラデーションがあることを覚えておいてください。

じゃあなぜ二つに分けるとビジネスはうまくいかないのか
例えば、皆さんが飲食店をしたいとします。

飲食店で重要なのは立地ですよね
ここで分断本能が働けば、
下の画像のように、なぜか交通量で立地を二分化します。

交通量

交通量が多い=いい立地
交通量が少ない=悪い立地
このように二分化したりします。

逆に交通量が多い場合ネガティブなことはないのか
交通量が少ない場合ポジティブなことはないのか
ここを考える人が少ないんです。

画像にも書いてありますが、
交通量が多いと家賃が高い、
人がたくさん必要になり人件費やコストがかかります。

交通量が少ないと家賃は安くて済んだりとか
ひとりで経営できるので人件費などのコストも抑えられます。
あとはデリバリー系に専念すれば交通量って関係ないですよね?

意外と交通量が少なくてもポジティブなこともあります。
逆に交通量が多いがゆえにネガティブなこともあります。

交通量が多い所の店で
繁盛しているけどすぐ潰れてしまう店ってないですか?

逆に交通量が少ない所の店で
なぜかずっと続いている店ってないですか?

ビジネスとはどんだけ売り上げたではなく
どんだけ利益を残すかが一番重要です。

だから自分の店に合った立地やコストを考えるべきなので
この分断本能は捨てるべきなのです。

捨てる

次にネガティブ本能についてです。
まずネガティブ本能とは共感です。

人間は様々なことに共感します。
その中でもネガティブなことにはものすごく共感します。

例えば、
「保育園落ちた。しね。」って事件があったじゃないですか、
これってめちゃくちゃバズりましたよね?

保育園おちた

逆に「保育園入れた。よかった」ってツイートしても
バズりませんよね。

この例でわかりやすく
ネガティブな事には共感が得られてます。

また感染症だったり、
子どもの死亡率、戦争での死者数など
以前と比べて数値が低くなっているにも関わらず、
メディアの報道によって増えているかのように錯覚してしまいます。

画像9

これはメディアが人間のネガティブセンサーを
コントロールしているからです。

メディアは視聴率が欲しいので
より共感を得られるものを取り扱います。

もっと身近な例を挙げるなら、
交通事故で誰かがなくなったという事実があったとします。

これをメディアは遺族の気持ちを
わざわざインタビューをして報道しますよね?

遺族インタビュー

ニュースで一番重要なのは
今何が世の中で起きているかを知ることですよね?
事実を知るうえで遺族のインタビューはなくてもよい部分ですよね?

でもなんでメディアは放送するのか
それは人間のネガティブなことに共感をするという
本能を利用して視聴率を上げるためです。

だから実際に自分の目に入るものは
疑わないといけないんです。

情報に対して1度疑って
ロジカルに考え下調べをする。
こうすると情報の裏付けができて
データ化が出来て成功する。

こういった仕組みが大切です。

なので、メディアの裏付けはとても重要なことで
その中で自分の感情や感覚を定量化して証明することが重要です。

今日はこれでおしまいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回はこの考え方を利用したサービスの設計
について説明します。
是非次も読んでみてください。

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