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英作文推理ゲー The Case of the Golden Idol

お久しぶりです。別ゲーのフレさんの初見プレイに感化されて狭間の地に里帰りしてましたり、積んでみたけどおもてたんとちなって刺さらないゲームが続いたりしてずいぶん日が空いてしまいました。

さてさて、Twitterでおすすめしていただいたこちらのゲーム。日本語がないのが残念です。テキストのドットが粗くて、普通に読んでてもr?t?ってなったりすることがあったもんで、PCOTでもちょっと認識しづらい部分があるかもですが、ここで記事にしておけばワンチャン日本語化要望が開発にうすら伝わるかもしれないので書いておくの。

The Case of the Golden Idolはこんなゲーム

どこかの孤島で起こった謎の遺物である黄金像をめぐる殺人を皮切りに、怪しげな秘密結社や政治的思惑を持った人々が続々と黄金像に群がっては命を落としていきます。その事件の現場と登場人物が提供する情報から、それぞれの事件のあらましを推理していくゲームです。

現場の怪しげな場所やNPCの持ち物なんかをチェックして
各種手掛かりから拾ったキーワードを空欄にD&D

上の図は一番最初なんで、多分この画像だけでもわかるぐらい簡単なんですけど、3問めぐらいから一気にややこしさが増加。

左側のやつ文法のテストとかで見たことある!!

最後の方はほぼ左側になるので、あんまり気軽に英語できなくても大丈夫とは言いづらいのが難点。

The Case of the Golden Idol、ここがいい

・推理楽しい
普通に推理ゲームとして面白い。登場人物を特定して、事件の背後にある関係性や動機を探っていって、最終的に事件の概要をまとめていく作業はだいぶん楽しいです。
画面の中に必要なヒントがすべて提供されていて、必要なキーワード数もわかっているし、わからないのはお前の頭が悪いだけであると突きつけられるのもよい。ヒント機能も付いているので安心です。
推理ものが好きな人は(英語さえクリアできれば)買って損はないです…とは思うものの、若干の消化不良感は残念セクションで。

The Case of the Golden Idol、ここが残念

・ストーリー説明がちょっと粗い
基本的にはちゃんとつながっている。つながってはいるけど、わりと断片的な感じで時間が進んで、誰あんた?えっ?私今どこ?どういう話の運び?ってなりがち。もうちょっと説明してもらえると混乱が少なかったと思う。
【追記】でもこれ私の英語レベルによる感覚かもしんないので、ネイティブ並みの人なら全然混乱しなかったかもしれない。ちょっとフェアじゃなかったかもと思ったので追記。【おわり】
それと、これは完全に私個人の問題なんですが、基本あんまり登場人物の名前覚えないんですよ。TESぐらいゲーム内の歴史長くなって同じ人が何回も出てくるとか覚えないとマジで歴史把握できねえってなるとさすがに覚えるんですが、単発のゲームはまず覚える気がないから覚えない。なんと言いましてもゲームオブスローンズで名前覚えてるのが、推しのドロゴさんと、例外的に覚えやすかったスノウくんだけなやつですから。あとは中間管理職とか頭悪いおばちゃんとか性格悪い王子とか傭兵の人とか小さい人とかエイリアン3の人とか安達祐実とかショーンビーンとかだから。覚える気ほんとにないから。そこが個人的にちょっと大変だった。
・感情移入する先がない
ゲーム内にプレイヤー視点になる人物が出てこないので、ひたすら鳥の目で全体を見ている感じなんですね。淡々としてるのはいいんだけど、誰が殺されてても「ふーん」って感覚でなんも心が動かないのがちょっと残念だったかな。でもこれは変な予断を持たずに推理に集中できるという意味ではいい作りとも言えるし、決して悪いことでもないと思います。私がリッチナラティブでぐいぐい首根っこつかまれてゲーム世界に入っていきたいタイプだから、そういう人が幸せになる感じではないよ、ってぐらい。
でも、そうだなー。物語の中心になっている黄金像について、もう少し出自とかなんとか色々掘り下げてほしかったかな。ものすごく唐突にサラーッと片付けられちゃったのは残念でした。

まとめ

・推理特化穴埋めゲー
・推理はだいぶん楽しいし、だいぶん頭使う
・手がかりとして出てくる文章もわりとしっかり読まねばならぬので
・日本語がないのは痛い
・とはいえ英語勉強しようと思ってれば高校ぐらいの感じだし
・PCOTもあるので
・やってやれないことはないんじゃないかと思う

万人にぜひ!!!!っておすすめできる感じではないのですが、英語の壁を突破できる推理好きなら楽しめると思います。
ゴム美さん、おすすめありがとうございました!

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