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本当に知りたいこと

引き続きSweet Baby Inc.関連のお話になります。数日が経過して、Steamグループはすでに20万人を突破し、海外では賛否が渦を巻いていて、状況は泥沼化する一方です。そして、日本でも少しずつ話題に上るようになってきました。基本楽しいゲームのことしか書きたくないんで、この話はこれで終わらせたいなと思っていますが、kotakuやPC Gamerなどの大手ゲームメディア(信用してない)や、一部の開発者の的外れな擁護を見ていると、もう彼らが関わっているゲームと考えただけで楽しくなくなってきています。どうしてくれる。

まず、私個人のスタンスをお話しておきますね。
ここ数年の間で加速度的にゲームが説教臭く押しつけがましく独善的になっていることは事実ですが、この一社に全責任があるとは思っていません。
各開発スタジオ内にも、投資家の中にも、同様の思想を持った人が数多く存在し(それがゲーム開発の実力や熱意の多寡ではなく、人種や性別や出身といった属性にのみ基づいて、採用含めて不相応なポストにつけられるようになったことと大きく関連していると想像しています)、その人々がこういった外部のシンパたちを呼び込んで、woke(意識高い系)である我々が愚かなゲーマーどもを導いてやらねばならぬと勘違いしているのだと考えています。特にESGスコア基準に融資を決めるところが大株主になっており、実に根深くて、どうしたらいいのかさっぱりわかりません。どうずんすがクレカ決済を阻まれる問題とよく似ていると思います。

上記の動画は昨年閉鎖したVolitionの元スタッフにセインツロウの何が失敗だったのかを尋ねたインタビュー動画です。これが大変よいインタビューでした。逐一翻訳しませんが、自動翻訳字幕に加えて、動画内でインタビュー内容がスクリーンショットとして表示されています。細かく確認なさりたい方は、ぐっぐーレンズや各種OCRなどで翻訳していただけたらと思います。
簡単にまとめると、意識高い系声のでかい人々だけが問題だったのではなく、イエスマンを優遇し、業務を滞らせ、手遅れになってからマイクロマネジメントする上司、金払いの悪さ、コロナ禍でリモートワークが加速し、見切りをつけて辞めていくスタッフの合わせ技で、ゲーマーのためではなく職場の開発者を納得させるためのゲーム作りになってしまったことが要因ではないかと分析されています。そらwokeみも霞むぐらいバグ出たおすわ。潰れるわ。(方向音痴なんで個人的には地図にクエストマーカー置いてほしいけど。やっぱり開発の人クエストマーカー置きたくない傾向あるんかなという発見もあった)
私はGTAとかこの手のゲーム好きじゃないので触ったことはありませんが、そもそも大人のおもちゃで敵をぶん殴るようなネタプレイが嫌な人が、なんでこのゲーム開発に携わったんですかね?辞めりゃいいだろと思いました。

【追記】
関連があるとされるコンサル会社のwebサイトにVolitionあった。2021年以来触ってないみたいですけど、閉鎖した顧客のアイコンぐらい消しといたらええんちゃいますかね。最後の作品になったリブートが2022年8月発売…あっ(察し。ここに支払う金も尽きた状態でゴールドまでの追い込みだったのかなとかいろいろ想像しちゃいますね。

https://gaymerx.org/consulting

でね、リスト化された関連してそうな会社掘っていくとね、おんなじ名前が何度も出てくるんです。昨年来日本のついった(強弁)上で話題になってるけどマスコミは絶対報道しない新進気鋭作家さん関係の闇によく似たどす黒い底なし沼みを感じます。んで、その名前がマジでGamers Gateに直結してんですよね。なにそれこわい!
まあ、某有名ポリコレ許さないつーばーさんが動画になさったことだし、そちらでやってくださると思うんで、私が新たに記事にする必要はなさそうかなと思ってます。ただまあ顧客リストに入ってたスクエニも、ディズニー絶賛凋落中にコンテンツマネジメントしてた人間をえらいさんに据えたり、西洋基準に合わせてローカライズしてまあす(ドヤァ)して海外ニキたちからガチ怒られが発生したSEGAとか、意識高い系なんかさっさと切り捨ててほしいしESG融資なんかに手を出さないでください。ほんま。
【追記終わり】

さて、前回の記事でここに貼るのも嫌だと言ったスタッフの差別発言、彼らを擁護したジャーナリスト(笑)のSSを撮ってくださった方のツイートを以下に貼ります。私自身、この発言には断固として反対の立場であることを申し添えておきます。

この方々はユダヤ人と白人に対しては差別が成立しないと考えているようです。酒の席で失言したガリアーノがどんな仕打ちを受けたか私は決して忘れていませんが、この方たちは何のお咎めもなしですか?素面で、記録に残る形で発言してコミュニティノートで殴られても?ほへーん。ゲーム業界ってぬるいんですねー。

私が本当に知りたいのは、開発者の方々も同じ考えなのですか?この発言を見た上でも、彼らのような人々にコンサルティング依頼を継続し、取材を受けるのですか?こんな考え方の人々の入れ知恵で上がるESGスコアでも、融資を受けるためなら阿るのですか?その結果、ゲームが売れなくても構わないのですか?何がしたいんですか?ということです。

もし海外の大手スタジオすべてがそうであるならば、ベセスダをはじめとしたメジャー系洋ゲーから足を洗わねばならなくなります。こんな思想に立脚して作られたゲームにお金を落とすわけにはいきませんからな。でも、全部がそうではないと信じたいの。
だから、もっといろんな開発スタジオ内の人々の声が聞きたいです。独りよがりな倫理を説くツールとしてゲームを作っているのか、あるいは本当はそんなことしたくないのか。もしそうなら、どうしてそんなことをしているのか。件の会社のCEOによる過去の発言("just terrify them" )通り脅されたからなのか。人々の意識()を更新()するためにわざわざぶさいくに作っているのか、あるいは本当にあのアーロイがかわいいと思ってあの造形にしたのか、とか。いやどう見てもぶさいくやけど。

私は単に楽しい現実逃避としてゲームを遊びたいだけなのに、どうしてゲームの中で現実を直視させられねばならぬのか。それもファクトベースの現実ならまだしも極まった誰かの妄想を現実として見せられることには我慢がならん。マジいいかげんにしろし。

【追記】Helldivers 2作ってるArrowhead Game Studiosのことは応援したい。ああいうゲームほんとにやらんから買ってもやらんのだけど、ゲームに現世のてめえの都合持ち込んでくるんじゃねえという断固とした姿勢は本当に応援したい。そういうの、そういうのほしかったの!
ヘッダー画像はArrowhead Game Studiosのwebサイトヘッダースクショ。Well said!!!!ってやつ。
https://www.arrowheadgamestudios.com/


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