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もはやベースゲームおかわり Elden Ring: Shadow of the Erdtree


がんばった。しんどかった。

もう狭間の地の歩き方忘れてたもんで、新しくキャラ作って影の地に行きました。誉れ高い友人は130で突入してたけど、誉レスな私は丁寧に回って155まで上げてへっぴり腰でおじゃましました。加護ほんと助かる。

こんなゲームという説明をするとネタバレしかできんくなるため、概要説明は割愛。ひとことで言えばミケラさんどんな人?みたいなやつです。ベースゲームについては過去記事をご参照ください。

難易度的には発表時点でSteamのグローバル実績4割切ってるモーグさん撃破が突入条件なだけあって難しいに決まってんだろ感がありましたが、加護取れるだけ取ってちゃんと攻撃覚えてちゃんと避けてちゃんと殴れば(ごく一部を除き)血が出て死ぬ筋の通った難易度でした。LMSHさんもおっしゃっていましたように、マレニアみたいに禿げ上がるボスはいなかったと思う。いやへっぽこだから禿げ上がったけど。
ほんでリリース直後に悪評レビューボムがありましたが、細かく見てみると特定の地域の人々からのEAC腹立つ(EACが嫌なら本体直起動でオフラインで侵入もお手伝いもなしでやればよかろう何か問題が?侵入でチートしたいのにできないってこと?)という難癖がかなりの割合だったようなので無視していいと思います。フロムが難しいのはもうフロムだから仕方がないんだ。DLCだし。

Shadow of the Erdtree、ここがいい

・このカレーお代わりしていいのか感
ベースゲームの半分のお値段でこのボリューム。リリース前に宮崎氏がリムグレイブぐらいの広さって言ってたけど明らかにリエーニエも追加されてるぐらい広かったし盛りだくさんだったしめちゃくちゃ楽し怖かった。怖すぎて目をつぶって走り回ってNPCイベントもまんまとすっ飛ばしてフラグ折りまくったから2周目に行くことはすでに確定しており、また100時間余裕で超えるから元が取れるにもほどがある。
・ボス戦楽しい
これはこのDLCに限ったことではないのですけど、やっぱりああでもないこうでもないしながらミリ残りでYOU DIEDしたり、なんかやけくそでやってみたら意外と弱点で怯んだりごりっと削れたりして、必ずきっと勝てるよ!って作りになっているのはやっぱり本当にいいと思います。ちなみに一心さまにはまだ勝っていませんつらい。レベルを上げて殴りたい。
・高い啓蒙
ブラボがPSNを経由しなくてよい形でPCに来るまでSIEに対する憎悪を燃やし続ける未プレイ勢の私ですが、毎回申しておりますように動画で完走していますので、この高い啓蒙みはわかります。好きすぎておなか痛い。肉肉しい乙女走り壺ちゃんとか指ママンとかSAN値直葬目玉頭マンとか好きすぎてしぬ。うちの褪せんちゅも死んでいた。そしてSAN値が削れ気味のNPCも好きすぎる。ユミルさんとティエリエさんめちゃくちゃ好きだった。尊い。
・ストーリー
モグミケ幸せ勢としては心が痛みはしたものの、ああそういう…そっか…という納得感はありました。修復が最適解なのでしょうねやっぱりね。まあ私は宗教上の理由で必ず修復エンドにするしボックちゃんにゆあびゅーてぃほーするし脳内ローデイルにはヒューグさんとローデリカちゃん連れて行くので問題ない。
・アンスバッハさん
好き(語彙力

えっ許していただけるの?神かな?

Shadow of the Erdtree、ここが残念

特にないかな。まあなんか影の地すごく居心地悪くて夜ウロウロするの暗すぎてしんどいから常に朝にしてたとか。でも影の地が居心地悪いのはむべなるかなであるしそれは残念ポイントではない。
マップの高低差激しすぎてあそこどこ行くん?とか、壺アスレチックと初見殺し設定したやつ許さないとか、正気耐性のためにこんな服を着せることを強要したやつ許さないとかそういう細かいのはあるけど、それも楽しかったから。
各種ボスもディレイ許さねえとは思いつつ理不尽ではないとは言わないが理不尽というほど理不尽でもなく残念なとこはない。
総じて残念じゃない。すごい。宮崎すごい。フロムの人もみんなすごい。

でも許さないぞ

まとめ

・DLCも過去作の鬼畜ぶりを抑えて裾野を広げるコンセプトが死守され
・持ち味である宇宙的澱みもふんだんに取り入れられ
・ヤンデレ成分も豊富で
・絶望しかないのが確信犯であることがわかり
・RPGとして文句のつけようがないナラティブ構築であり
・DLCで普通のゲーム一本分ぐらいのボリュームを持ってきて
・どう考えてもフロムソフトウェア最高かよ愛してる
・だからベースゲーム買ってない人はまるごと買え
・1時間100円換算でも元が取れまくるから
・買え
・しんどくてもレベル上げて血を出したらほぼ全部勝てるから
・買え

SNSで時々言っていますが、自分たちの作品を愛する人たちを理解して信頼して、全力を尽くして作ってくれるゲームはやっぱり自然と素晴らしいものになると思います。それはBaldur's Gate 3もそうだし、Harold Halibutもそうだし、サクナヒメやDeath Trashやって挙げだすときりがないのですけれど、制作した人たちが考えた楽しさを詰め込んで作り上げた作品を愛してくれる人が必ずいるという信念が伝わる作品が好きです。
Elden Ringは世界中にそれを高らかに示した金字塔であると思うし、この世界観や持ち味や規模感は宮崎氏とGRRM氏とフロムだからこそなせる業ではありますが、その信念はクリエイターなら誰でも見習うことはできる要素だと思うのです。どうかどうかそんなゲームが増えてくれますようにと願ってやみませんの。

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