「俯瞰」ふかん
お疲れ様です。
今日は心が揺れたお話…。
教育相談員の考え・放課後児童支援員の考え・保護者の考え
3つの考えから、今日の出来事を考えてみる。
内容
〇昨日、水筒のお茶をこぼしたので、雑巾で拭くように指導したら
足で拭こうとした。してはいけない事なので、怒りました。
「足でしてはいけません、なぜするの?」と言うと
「足の方が、楽だから」と言いました。
今日、おやつの時間に最後までしゃべり、注意しても静かにできず
注意すると、舌打ちをした。
いつも騒がしい子がいるが、その子は静かにしていたのに、
○○君は静かにできなかった。他の支援員にも怒られて、
本人泣きました。
今までも時々そんなことがあり、最近いけません。
以前は、お母さんが働いていた手前、あまり注意が出来なかった。
こちらで指導するというより、してはいけない事や常識的なことは
出来て欲しい。
今日家に帰って、○○君は言い訳をするかもしれないが、その話を聞いて
お母さんは「なぜ、うちの子は叱られたんだろう」と思うかもしれません
が…。
※この内容は、学童で私が支援員に報告された話です。
この内容を、俯瞰してみます。
支援員の先生を非難しているのではありません。
私の気持ちが大きく揺れたので、落ち着いて考えるためです。
放課後児童支援員の見方
〇たくさん預かりの児童がいる中、いろいろな子がいる
〇ルールを守り、みんなが過ごしやすい環境作りに
〇感染防止の為、飛沫を抑えるため静かにしてほしい
★支援員の先生方はとてもよくしてくれています。共働きで、
昼間家にいない家庭にとっては、学童はなくてはならない場所です。
保護者の見方
〇間違いやしてはいけないことは注意してほしい
〇大きな声で怒るのではなく、まずは何度か促した後、叱ってほしい
〇報告以外の話は、問題について離れている内容ではないか
・最近いけない・保護者が働いていたから言えなかった
・家に帰って言い訳をするかもしれない
教育相談員の見方
〇足でしてはいけない → なぜ? → お行儀が悪い?
①叱るのではなく、なぜ足でするのか聞いてみる。
②理由
③話を聞き、肯定する
④それよりも、もっといい方法があるよと、伝え一緒にしてみる。
どの子どもも、知らない事・体験していない事は分からない。
大人目線の当たり前などなく、その時、その場で経験したことが
知っていることとなる。
出来ないのが悪い事やダメなことと怒ってしまうと、委縮して
本人の心を閉ざしてしまう。
二度と大人を信用しなくなる。信頼関係が壊れてしまうと
元に戻すことはとても難しい。
お友達とのトラブルや注意した場合には、保護者の送迎時に
その日に報告することが望ましい。
保護者との信頼関係が出来ていないと、報告する場合も
誤解やトラブルを招く。
報告する場合は短めに、分かりやすく。
子どもを信じることから始まる
今回のような「言い訳をするかもしれない」などは言ってはいけない
私が
保護者の立場から言葉を発すると
「子どもをかばう発言」になるだろう…。
親ばかでもいいではないか。
1番は
親は子どもを信じ、守ることから。
ここだけは譲れない。
「子どもの声」を見逃さない事
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