20.北欧ヴィンテージ家具との出合い
これまでは北欧インテリアというと、○○EAのような家具を連想してしまい、あのようなテイストの家具には全く興味がありませんでした。
ところがある日、北欧ヴィンテージ家具と出合うことに・・・
■北欧ヴィンテージ家具との出合い
それまで、北欧ヴィンテージ家具の存在なんて全く知らなかったんですが、デンマークやスウェーデンなどの北欧で、1950〜60年代に造られた家具のことをいいます。
この辺りの歴史を語ると長くなるので割愛しますが、とにかくこの頃のデンマークでは家具造りが盛んに行われ、有名デザイナーも多く活躍していた時代です。
ちなみに・・・
高品質で価値があるものの中で100年以上経ったものを『アンティーク』、100年以下のものが『ヴィンテージ』と区別されています。
そんな歴史なんぞこの時は知りませんでしたが、ネットで【ビューロー】という家具を見たのが始まりでした。
その家具を目にした瞬間、
と一気に虜になりました。
確か、この記事を読んだのが北欧ヴィンテージ家具の存在を知ったキッカケだったと思います。
もともとバリ家具が好きで、本物の木(チークとか)を使った素材の家具が好きだったのもあると思いますが、北欧ヴィンテージも同じようにチークを使った家具が多く、その色味、木目、ツヤ、経年変化やデザインにどんどん魅了されていきました。
■ 世界三大銘木
チークはウォルナット、マホガニーに並ぶ世界三大銘木のひとつ。
厳密にいうと、チークにはミャンマー産とインドネシア産があり、北欧のヴィンテージ家具で使用されているのは前者のミャンマー産です。
ミャンマー産は天然林、インドネシア産は人工植林。
現在、新しい家具等で出回っているチークはインドネシア産のもの。
当時、ミャンマー産のチークが乱獲され規制がかかったことで、現在ミャンマー産のチーク材を使用することはほぼありません。
そのため、北欧ヴィンテージ家具で使用されているミャンマー産のチーク材は希少価値が大変高く、ヴィンテージ家具人気、円安も相まってどんどん値段が上がっています。
北欧家具にはローズウッドやオークといった材もよく使われます。
ローズウッドは名前のとおり、赤味がありチークとはまた違った木目の材で、こちらも大変貴重な木材で現在ではもう採れなかった・・・はず。
でも私はチークの木目の方が好き・・・(@ ̄ρ ̄@)
■北欧ヴィンテージ家具の魅力
一見シンプルで華美なデザインではないのに、ひとつひとつ見ていくとこだわった造りになっている。
かと言って主張することなく控え目で、素晴らしい造りの家具ばかり。
かと思えば、機能的な面も持ち合わせているという優れもの。
全部同じ木材を使用するのではなく、一部だけ違う色味の材(オークやビーチなど)を使ってポイントにしたり、よく見ないとわからないようなさり気ない細かい演出があったり。
北欧諸国も日本と同じ森林大国。
昔から木材を上手く活用し生活を営んできたという共通点があるからなのか、全く文化の違う国で作られたモノにも関わらず、日本の住宅にも違和感なく馴染む。
そんなところが私のハートを射止めました♡
■北欧ヴィンテージ家具の価格
ヴィンテージ家具だし、初めは価格の相場が全く分からなかったので、そんな家具を扱っているオンラインショップを中心に調べました。
量産品と比べると、ゼロが一つ二つ多くて当たり前。
初めて値段を見た時は目ん玉飛び出ましたが、今は若干麻痺しつつあります・・・
慣れって怖いわ〜・・・
全国のオンラインショップを渡り歩き、大体の相場が分かってきたところで、自分が好きなデザインの家具を探しては、こんなん欲しいわ〜♡と夢は膨らむ一方、懐はしぼみそうな予感・・・
ヴィンテージ家具には有名デザイナーのものもあれば、無名デザイナーのものもあって混在しています。
そこは個人の好みになりますが、無名のデザイナーでも丁寧に造られているし、
私は特にこだわらず、直感で探している最中です。
でも有名デザイナーのディテールはやはり細やかで、見れば見るほどその美しさに圧倒されますし、そのデザインを表現できる工房の技術も、かなり高度なものが必要とされます。
設計者と表現者という関係性は建築と一緒ですよね。
だから余計にそういった家具に惹かれるのかも・・・
資金が潤沢なら、ここぞ!
というものは手に入れたいけれど、桁がちがう・・・百万近いものもザラですからね・・・
でも1950〜60年代のデンマークで使用されていた家具が今、自分の手元にあると思うと、量産品にはない魅力を感じられます。
もちろんキズやヘコミは残っているものの、それすらも味です。
いつかは有名デザイナーの家具を手にしたい!
という大きな夢を抱きつつ・・・
■資産価値という考え方
確かに目ん玉飛び出る価格のヴィンテージ家具ですが、日々楽しく家具を使って愛でられる。
泣く泣く手放すことになっても、価値あるものなのでそれなりの値段で、もしくは購入時よりも高値で買い取ってもらえることもある。
若しくは、次世代に引き継いでもらえるかもしれない。
量産品を購入して不要時に捨てることを思えば、環境面や資産価値の点で軍配が上がるのでは?投資の一種ですかね。
とは言っても高いけどね〜(´;ω;`)
今後は、ダイニングテーブルやチェア、サイドボード、スモールチェスト、ビューローも欲しいなと考え中。
次から次へと欲しいものが出てくるけど、お金と相談(@_@)
ヴィンテージの魅力でありコワイところは『一点物』だということ。
コレを逃したらいつ出合えるか、いや、二度と出合えないことがほとんど。
だから直感的に『ピン!』ときたら購入を決めてしまいます・・・
こわいコワイ・・・(いや、自業自得やがな)
根気よく少しずつ集めていこうと思います!!
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