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自分を生きる

道の駅庭園の郷保内にて開催された「風見穏香×フリースクールヒュッゲ コラボイベント」はお陰様で無事終えることができました。この場をお借りして皆様に感謝申し上げます。
風見穏香さんとのコラボイベントは今回で3回目でしたが、はじめての週末開催ということで風見穏香さんのライブ&トーク以外にみやび家きんとうさんの紙芝居、県内の当事者経験者によって作られた不登校支援グループとのクロストーク、ボードゲームの体験コーナーなど盛り沢山の企画の内容でした。
当日は前日の猛暑のような天気から一遍し、雨模様な感じの天気でしたが、イベント開催中は雨もほとんど降ることなく、比較的涼しい環境の中でイベントを開催することができました。悪天候が予想され、イベントに参加者が少なくなるのではないかと心配していましたが、多めに用意していた座席も埋まり、満席に近い状況で最初から最後まで皆さん満喫している様子を見ることができました。
今回のイベントのトップバッターはみやび家きんとうさんの紙芝居でしたが、新潟お笑い集団namara仕込みのトークで最初から会場はクライマックス状態で大いに盛り上がりました。みやび家きんとうさんの紙芝居はほんとうに素晴らしく、みやび家きんとうさんの昭和感満載の風貌(まだ30歳になってません)と巧みな話術だけでなく、きんとうさん自身のこれまでの半生のお話にも参加された皆さんのハートはロックオンされていました。
みやび家きんとうさんの昭和感満載の世界観の余韻が冷めやらぬ中、今回のイベントの目玉の一つである県内の当事者経験者によって作られた不登校支援グループとのクロストークが始まりました。クロストークに出演されたのはオンリハ、自宅待機ぐみ!!!、水色の傘それぞれの代表と私と風見穏香さんでした。今回クロストークに出演された不登校支援グループの方々は10代、20代と当事者経験のある若い方たちで、自分の当事者経験などを活かして、不登校などで苦しんでいる当事者、元当事者への支援活動をそれぞれのカタチでしています。私を除く出演された皆さんの共通項は「不登校」経験者でありますが、現在はそれぞれが自分らしく自分の道を進んでおり、自問自答を繰り返し、悩みながらも自分なりに生きている人たちです。クロストークでは若いながらも自分の経験や思いを自分の言葉でしっかりと伝えており、彼ら一人一人の言葉、存在そのものにとても力強さが感じられました。当初はクロストークは30分くらいで終わる予定でしたが、彼らの思いや考えを伝えるのに30分では短すぎで、一時間近くになりました。それでも会場に参加されていた皆さんは彼らの言葉や想いを一つ一つにしっかりと耳を傾けて、それぞれの言葉や思いに気持ちを寄せていました。当事者経験のない専門家の方がもっともらしくお話される話よりも彼らのような当事者経験者、当事者自身の言葉の方が圧倒的に言葉に力があり、彼らの言葉はダイレクトに参加者の心に響いてました。そういった当事者経験のある若い人たちが自分たちの経験や想いを自分の言葉で伝えることができる機会を今後ももっと作っていく必要があると思います。
紙芝居もクロストークもどれもメイン級の内容でしたが、最後は生きづらいけど生きてやる系シンガーソングライターの風見穏香さんのライブ&トークをしました。彼女自身も当事者経験者であり、自分の経験や想いを自作の曲にのせて歌い上げています。今回で三条での風見さんのライブは三回目になりますが、毎回、風見さんの曲に心打たれ涙する人が何人かおり、最後の最後までしっかりと彼女の曲を聴いている姿を今回も見ることができました。私自身、いろんな人のライブによく行きますが、それぞれの人の気持ちや想いをダイレクトに感じ、それを享受できることにとても喜びを感じ、ライブを通し、「生きてる」ことを実感しています。前回同様、今回も私はソプラノサックスで風見さんと最後にコラボしましたが、一期一会のライブを私自身楽しむことができました。
今回のイベントは「不登校」をテーマにしたイベントでしたが、今回のイベントで出演された人たちの話を聴いて、「不登校」であろうとなかろうと「自分らしく生きる」「自分を生きる」ことがしやすい世の中に変わっていければとより強く思いました。
今回のイベント開催に関しては道の駅庭園の郷保内さんをはじめ、出演された方だけでなく、いろんな方からいろんなカタチでご協力、ご支援をいただきました。また、当日、悪天候が予想され、足元の悪い中でも会場まで足を運んでくださった皆さんなど本当にたくさんの人のお陰でこのイベントを開催することができました。このイベントを通し、一人でも多くの人に、必要な声、必要な支援を必要としている人に届けられるようになればと思います。今回のイベントに参加してくださった皆さんは素敵な人たちばかりで素敵な人たちと素敵なご縁で繋がれていることに心より感謝申し上げます。
私一人では大したことはできませんが、皆さんお一人のお力添えを少しづつでもいただけることで今後も必要としている人に必要な居場所、支援を届けることができます。これからもフリースクールヒュッゲのみならずオンリハ、自宅待機組!!!、水色の傘といった若い人たちの当事者支援グループ、風見穏香さんを応援していただけるとありがたいです!!
「自分を生きる」ことができる社会へするために!!!

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