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ハイドラントカスタムで腕前Xになるには(ヤグラ)

0.はじめに

スプラトゥーン2をある程度プレイすると出てくるのがウデマエという制度だ。

このウデマエという制度のおかげでプレイヤーはゲームにのめり込み、時には落ち込み、時には歓喜する。

ウデマエを競ってガチマッチをプレイし続けたその遥か先にプレイヤー待っているのは「ウデマエX」という称号だ。はじめたばかりのスプラプレイヤーにとってウデマエXとは圧倒的強さの証であると同時に、目指す場所でもある。


まずはじめに言っておくがウデマエXは誰でもなれる。


私は2020/11/25日ガチヤグラというルールでウデマエXに昇格した。正直スプラを始めた時はTPS,FPS初心者の自分がXになれるとは思っていなかった。それほどXのプレイヤーのプレイは綺麗だったし、ゲームスピードが異常なまで速かった。しかしそれでもウデマエXを目指せたのは周りの人の足を引っ張りたくないという思いだと思う。

スプラトゥーン2にはリーグマッチと言って、フレンドと一緒にチームを組んで戦うことのできる制度が存在する。このルールを使って遊んだことのある人はわかるが知っている人と仲間になってプレイするのはかなり楽しい。そしてそんな中で活躍したい!足を引っ張りたくない!という感情を抱くことは多々ある。自分のプレイスキルを上げるためにはウデマエをガチマッチであげるのが1番の近道であり、客観的証拠にもなる。そんなわけでもっと上の称号をもっと上のウデマエを!と目指して行き着くのがウデマエXだ。

ここからは上手くなるためへの持論を展開しつつ、最後にウデマエXになるにはどうしたらいいかということを要点としてまとめて書いていこうと思う。長くなるだろうが最後まで読んでいただけたら幸いだ。(あとちょくちょく略語等を使用します。)


1.上手くなるには

ここではウデマエXになるためにする具体的なことではなく、そもそも上手くなるためには何を考えたらいいのかということを私なりに解説していこうと思う。

ダルビッシュ有「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」2010/6/11 Twitterにて

この言葉はゲームに置き換えてもとても的を得ている言葉だと思う。ただ闇雲にガチマッチに潜り続けても何が悪いのか、どういうプレーを心がけるべきなのかを理解していないとただただ時間を溶かすだけだ。

上手くなるために必要な要素は大きく分けると「エイム」「ルール理解(立ち回り)」「キャラクターコントロール」「ブキ理解(知識)」の4つに分類されると考える。この中でも特に「ルール理解」と「ブキ理解(知識)」は重要になってくる要素だ。この二つをよく理解することで「頭を使った練習」に初めてなるのだと考える。そしてこの二つをまとめたものが「立ち回り」だと考える。(分けたのは、二つの関係性は深いが、内容的にはかけ離れているため。)そしてXになるためにはこの立ち回りを覚えるだけで良いというのはよく言われる話である。

まず「ルール理解」について、ここで重要なのが「ゲーム進行の段階」と「そもそも何をしたら勝ちなのか」そして「ステージのどのポジションが重要なのか」をおさえておくことだ。細かいことはここでは説明しないが「打開」「抑え」「人数不利/有利」などゲーム進行に関わる状況把握と整理をすることで、今は何をするターンなのかやるべきことが見えてくるだろう。他には例えばヤグラでは「防衛」ができると勝率が安定すると言われているが、ヤグラがどのルートを通り、どこからなら守りやすいのかをステージごとに完璧に頭に入れておく必要がある。こう言ったことをルール、ステージ、ブキごとに一つずつ抑えておくのが「ルール理解」に直結する大切なことだ。

次に「ブキ理解(知識)」についてだ。これはただ自分のブキの強みや射程を理解するだけでなくガチマッチで見たことのあるブキ(欲を言えば全てのブキ)の「射程」「サブスペ」「機動力」「キルブキなのか塗りブキなのか」「何に弱いのか」を全て頭に入れることが大切だ(自分のブキがルールにあっているかも大事ダヨ)。ではなぜこれが大切なのか、例えばガチマッチの最中あなたの目の前にスプラッシュボムが現れたとする。敵の編成は「ジェッカス、プラベチュ、黒zap、白スパッタリー」である。この時「サブスペ」が頭に入っていれば、スプラッシュボムを持つのはプラベチュしかいない。そうすると姿は見えなくても自ず近くにいるのはプラベチュということになってくるわけだ。他にもヤグラの場合、上の仮定と編成が同じなら相手はジェッカスが「ハイパープレッサー」を持っている。これはヤグラを止める上でかなり強力なスペシャルでできるだけこれを吐かせないように意識しなければならない。しかし逆にこれを敵も理解しているため、安易に死ぬような立ち回りはしないだろう。そこで「アーマー」の出番である。「アーマー」を使えば、「ハイパープレッサー」を打たれても数発分防ぐことができる。もし自分がアーマー武器を持っているならこういった敵の編成で、むやみにアーマーを吐くのではなく「敵がハイプレを打ってきたのに合わせて、自分もアーマーを吐いてヤグラを守る」という立ち回りを事前に予想し、実行ができるのである。他にも自分がハイカスやジェットなどの長射程武器を持っていて普段は自分がヤグラに乗っているが、味方にチャージャーがいるのでヤグラ上はチャージャーに譲る(諸説あり)などの立ち回りができるだろう。

上記2点でわかったかもしれないが、スプラトゥーンというのはルール、ブキによって立ち回りが180度変わる。ゆえに「ガチヤグラ」を「ハイカス」で「ウデマエX」になった私には「ガチヤグラ」を「ハイカス」で「ウデマエX」になる以上の方法を解説することはできない。ただ普遍的にどのプレイヤーにでも当てはまるような上手くなり方を解説したのがここまでの説明だ。他の武器で他のルールについて知りたければyoutubeなどの上位勢のプレイングを見るのが一番手っ取り早い方法だろう。また上記のブキの特徴や立ち回りについては彼らの動画見ていれば、すぐにどういうことかわかるのでオススメだ。

そしてここからはいよいよ本題「ガチヤグラ」を「ハイカス」で「ウデマエX」になる方法を解説していこうと思う。

2.そもそもハイドラントカスタムとは

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(詳しい性能はwikiにまとめてあるものがあるため、こちらを参照。)

ハイドラントカスタムとは、サブスペシャルのなかったハイドラントにトラップとインクアーマーというサポートよりのサブスペを加えた超後衛型のブキであり

2,5秒という長いフルチャージ時間を代償に、「スピナー中トップの発射持続時間」と「ジェットスイーパーをも凌ぐ射程」そして「全ブキ中トップのキルタイム」を持ち合わせた紛うことなきスピナーの王である。(Ver.5.2.0以降)

しかしそのピーキーな性能のため、キル以外での貢献が難しいブキであり、ガチマッチでのフルタイムのキル数がアシスト込みで10を下回ったならば若干戦犯扱いされても仕方がないブキでもある。(勝てばなんでもいいが)

お世辞にも塗り武器ではないため、フルチャージを打ち切るまでに頑張って2~3枚は持っていきたいことが多く、特に相手がこちらに気づいてない状態で自分の有効射程内に敵がいれば確実に持っていけるというくらいのエイムは必要だ。またフルチャージとそれ以外ではダメージが変わり(ギア補正なし半チャ32ダメ、フルチャ40ダメ)確定数が変化するので、基本はフルチャージ推奨。チャージ分が切れる前の射撃キャンセルもおすすめしない。

以上の点から、基本的には敵にバレないように壁裏でチャージ→自分がやられそうであれば逃げor半チャやり(難易度は高い)のような立ち回りが推奨される。詳しくは某ま◯えーす氏の動画を見よう。

対面有利はほとんど全ての自分より射程の短いシューター・マニューバー・ローラー・スピナー・チャージャー等

対面不利はスプラチャージャー以上の射程のチャージャー、高台をいじめてくるブラスターやスロッシャー、キャンピングシェルター(固形ボム持ちでないため)など

3.サブ・スペ使い方

①まずトラップの仕様から。

トラップはステージ内に2つまで設置でき、3つ目を置くと一つ目のトラップが作動するという仕様になっている。またトラップという名の通り敵が近くに来たり、置いた場所が塗り替えされたりすると作動し、近くにいたものにセンサーをつけ、遠爆風35ダメージ・近爆風40ダメージを与え、さらに周辺を塗り替えすというそこそこ強力なサブになっている。クイックボムやトーピードと違い多用するサブではないのもメインを主軸とするハイドラントカスタムと相性がいいと言えるだろう。

置き場所としては「裏どり警戒」として敵の裏どりルートにおけばいちいち裏を警戒しなくても作動のタイミングで見ればOKなのも後衛としての負担が減って楽だ。他には「エリアの塗り維持」としても使える。こちらはエリアで敵が最初に塗ってきそうな場所に置くのが友好的だ。ルールごとに見ると「ヤグラのヤグラ上やルート周辺」「ホコのメジャーなルート上」「アサリは知らない」などに置くのが有効的だろうか。

一つ注意したいのはトラップの設置はあくまでも敵が全滅した時など、余裕のあるときに取る行動であり、試合進行に支障が出る状況で置くのは得策ではないだろう。初めのうちは一回も使わない試合もあるのではないだろうか。

②言わずと知れた最強スペシャル「インクアーマー」

アーマーの使用は解説するまでもないとして、使い所は様々。味方のジェットパックに合わせてつけてあげたり、敵のハイパープレッサー自分のインク回復のために吐いたり、ヤグラ進行のためにつけるような立ち回りなどなるべく有効な場面でつけよう。

マジで強すぎてキルが盛れる。何と言ってもほとんどのチャージャーの攻撃を一撃耐えれるのがハイカスにとっては一番大きいかも知れない。逆にチャージャー使いにとってアーマーはかなりムシャクシャするスペシャルかも知れない。

4.ギア構成

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今回私がXに行くにあたって使用したギアは上記のものだ。

・ヒト速

言わずと知れたスピナー御用達ギア。カニ歩きで敵の弾を避けつつこちらの弾を一方的に当てるために使用。また金網から逃げるときはヒト速が重要。今回は1,3を積んだ。

・安全靴

ヒト速と合わせて使うこちらもスピナー御用達ギア。敵インクに足が取られて逃げられないorカニ歩きできないなどの事故を防ぐ。基本的には0,2で十分だが0,4or1,1積むと擬似三確ブキ(一発ダメージ33,3)の擬似碓を避けることができる。今回は擬似三碓ブキで苦手としているブキはいないので0,2までにとどめている。

・メイン性能アップ

ハイカスの場合ダメージが上がる。今回のように1,2積むことで半チャージのダメージが33,3と擬似三確ブキになる。(それでも基本はフルチャージ)ちなみにトラップの遠爆風のダメージは35であり、無降り状態だと35+32+32=99と擬似にしても発動するか怪しいレベルになるが、ここまで積んでおけば確定二発で倒すことができる。

・イカ速

重量級武器には0,1積むだけで絶大な効果を発揮するため、最低でも0,1は絶対につけておきたい。今回のように1,0積んでおくとZAP等の軽量級ブキと同等のイカ速になるため今回はこちらをつけた。絶対に死ぬ対面を避けれるようになることもしばしば。

・スパ短・爆減

お祈りギア。

(今回使用しなかったが選択肢に上がるギア)

⭐︎ペナアップ・・・強い人が使うと強い。今回は自分がヤグラに乗る都合上よく倒されるので不採用

⭐︎カムバック+ゾンビ・・・移動するときに強い。あとはゾンビという精神安定剤を積むのも練習用にはOK

他にもメジャーではないがリベンジ、メイン性能ガン積みなどetc...

5.ハイドラントカスタムで腕前Xになるためには(ヤグラ)

ここまでかなりの寄り道だったが、読んでくれた方はとても感謝する。いよいよここからS+0からXに上がるまで私が実際にやって大切だったことをあげていこうと思う。まずガチヤグラという特性上、防衛ができると勝率が安定するということは押さえておきたい。

⓪やるルール・持ち武器を固定する。

絶対大事。上手くなりたいのなら。

①キャラコンを覚える。

慣性キャンセルを利用した引きはもちろんのこと、壁ひっつきなどマンタマリア号などでよく使える小技も覚えておきたい。

②試合を始める前に試し打ちをする。

ハイカスはフルチャージで最大7体まで動かない的を倒せる。私は試合前は6体倒し×3or7体倒しができるようになるまで試し打ちを続けた。さらに上位の人は常時7体を倒すことに加え、動く的を偏差撃ちの練習に使ったりもしているようだ。

③ステージごとの強い高台とルートを抑え、実際にステージごとにハイカスでのプレー動画を見る。(or教えてもらう)

開催中のステージに合わせて、試合途中の間に見ると試合感が持続しやすい。個人的には某まぎ◯ーす氏の動画を鬼のように推している。(エイムは宇宙レベルなので真似しないこと)動画を見ることはとても大切で、見ると見ないのとではかなり上達度に差が出ると思っている。これだけは本当に伝えたい。

④毎日やる。

エイム、試合感は一日開けるだけでだんだん下がっていく。4時間とは言わずとも毎日できるだけやりたい。ルールが変わったならいいやめ時だろう。違うランク帯で戦うとゲームスピードが変わるので、低い腕前帯でのプレーは控えた方が良い。私は毎日やれるほど暇だったのでS+3からは一度も腕前メーターが割れずにXまで上がれた。

⑤腹を括る

ここから一ヶ月、二ヶ月長い戦いになると考えて、時間をかけるつもりでプレイする。腕前メーターが割れても気にしない。(ちなみに実際には2~3週間程度で上がれる。)

6.終わりに

最後まで読んでいただき本当にありがとうございますm(_ _)m。たとえハイカスを待たなくてもみなさんがXになるために少しでも参考になる点が見つかれば幸いです。Xになるまで僕は800時間近くかかりました。時間をかけさえすれば

ウデマエXには誰でもなれます。

文章にも至らぬ点が多々あったとは思いますが、読んでいただいて本当にありがとうございました!

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みなさんがウデマエXになれますように!

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