対四間飛車:早めの65歩(45歩)に対しての対策

居飛車が今回は後手のお話です。
たまに、こういう風に早めに角道を開けられることありませんか?
上図は、46歩に対して、居飛車側が74歩と急戦すると明示しました。
65歩に変えて、28玉などの手は、55角急戦が有力です。
※今回は実戦譜になります。

この局面でのわたしの対策を今回ご紹介します。
それは、5筋位取りです
スタンダードな急戦や、持久戦に比べるとマイナーな作戦ですが、指せるとかなり便利です。
個人的な意見ですが、この作戦は「相居飛車感覚」で戦える戦法になります。
上図から55歩とします。
居飛車の狙いとしては、54銀+73桂で65の歩を取りに行くことにあります。
54銀と上がると、振り飛車に飛車先交換を許すことになりますが、63金で大丈夫です。

流石に飛車を引くしかありません。
飛車を引いた手に対して、桂馬を跳ねます。

この形はかなり不安定にも映りますが、破壊力抜群です。
上図から、56歩と角を捌きに来ましたが、65桂馬と跳ねます。
65桂、66角に本譜では指せなかったですが、56歩と取れば優先になります。

【結果図】

結果図は、53歩成が痛烈なため、22角成同銀56金とケアする必要があります。
この戦型で居飛車が気を付けないといけないことは、飛車を渡すことです。
それさえ気を付けていれば割と何とかなります。
本局においては、55歩65金に57角で王手飛車取りでゲームセットになります。

ちなみに、この対局ですが序中盤ほぼノーミスだったのですが、最終盤間違えて(必死のかけ方のミス)で負けました。

将棋は終盤力ですね(トホホ)。
ただ、優秀な作戦ではあるのは間違いないので、皆さん良かったら試してみてください。

※ちなみに上図は49銀と打てれば大体価値になります。

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