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私が音楽レーベルを立ち上げた理由

freee×noteで、投稿コンテスト「#はたらくを自由に」というイベントが開催されていたので良い機会なので私が音楽レーベルを作った理由について書こうと思います。

私は最近HybridEngageRecordsという音楽レーベルを作りました。音楽レーベルを作った理由はいくつかあって、まず自分が「音楽が好き」ということが真っ先にあるんだけど、過去にバンドをしてみたりDTMを始めてみたり自分がプレイヤー側で「一花咲かせたい!」そんな思いが強かったんだけど芸術よりのクリエイティブなことって、なかなか実利に結びつかなくて音楽を続けて行くことって物凄く大変なんですよね。

特にバンドマンなんてのは本格的にやってる人たちは平日にどっかの県に遠征してライブをしたりなんてのも日常茶飯事でやるから生活を犠牲にして音楽に打ち込んでいる人も多いし、実際に音楽仲間が借金やその他色々な理由が重なって命を絶つという選択をした人も割といたりします。それこそ命を燃やして音楽に取り組んでいる人たちはたくさんいて、もっと「自由」に好きなことが出来る環境があったら良いのになって言う気持ちはずっと持っていました。

泥臭い話だけど、もっと「金があったら」そう思ってる人だってたくさんいます。それはアーティストに限らずみんな思ってることだろうけど、アーティストの場合は「あとこんだけあればあの新しい機材が買えてこんなのも作れる」っていうそっちに思考が行くと思うんですよ。
それでも、それぞれ生活もあってメシは食わなきゃいけないし毎月支払いだってある中で、そのうち生活に追われて好きなことも全然できないみたいなジレンマに押し潰される人も少なくないでしょう。

その中には才能があっても続けられなくなった人だって、これまでに沢山いたと思うんです。

そういう葛藤とか複雑な思いが自分も良くわかるから、いつからか自分が表に出るんじゃなくても、これからの人たちが輝けるようにそういう人たちをサポートできる環境を作りたいって思うようになったって言うのが一番の理由です。

そして、今の時代は色々な形のビジネスがあって、色々な方向で利益を生み出す手段が整ってきてるし、進め方だってクラウドを使えばデータのやり取りもできるしそれこそ今の段階でもノートパソコンがあればレーベルの仕事は出来てしまうのでWEBだけで利益を生み出すことだっていくらでも手段がある世の中になってきたと思います。ここまで環境が整っているなら先に書いたように音楽をしている人たちをサポートできる環境を作る事が出来るんじゃないかって思ったんです。

自分ひとりだったら出来ないけど皆の力を合わせたら、みんなで幸せになれるなっていう漠然とした物だけど「これなら行ける」っていうのが自分の中に確信みたいなものがあって今までにないほどにアーティストライクな音楽レーベルを作ろうっていう気持ちになってすぐに行動に移りました。まだ始まって3,4か月ですけどレーベルに参加してくれるアーティストも増えてきてリリースされた楽曲も100曲を超えてきたのを客観的に見ても良い勢いでスタートできているなと言うのは感じます。そしてフリーの音源を配信するサイトを作り、これからクラウドファウンディングをかけて資金調達をしたら今度は音楽情報を発信するメディアを作ります。というより既にスタートしてるので資金調達が出来なくたって実行する前提なんですけど。そしてクリエイターがおのおの自分たちで生活できるように利益を分配して仕事を回しみんなで利益を取っていく為の環境を作って行きます。

原点がすべての人を「笑顔」にすることで、アーティストも音楽を聴くのが好きなリスナーにとっても「自由」で「楽しめる」、その中には利益の還元って言うのがもちろんあってこれについてはまだまだ課題はあるんだけど確立すれば今までにないほどアーティストライクな音楽レーベルになっていくと思うんです。

将来的にこの音楽レーベルは会社にするつもりで入るので、ここでは仕事が発生するんだけど感覚的には「仕事」って概念じゃなくて「遊び」の延長なんです。自由に好きなことを楽しんで全力で遊んでそれが利益にもつながっていくようなマネタイズを組んでいくと将来的には出社なんて必要も無いし自由にやりたい時に必要な事をやっていけば良くなるのが「普通」になると思います。
そうなっていけば「仕事」とか「働く」なんて概念そのものが古い考え方になるんじゃないのかって・・・
現に今でもオフィスがあるわけじゃないし必要でもない、ましてや素性も知らない人がレーベルに参加していたりもするので誰でも自由に音楽を仕事に出来る環境が整いつつあって、アーティストが全力で音楽を楽しめる環境になればメジャーや他のインディーズレーベルでデビューしなくたって充実した人生を送れるし、もっと自由に人生を選択できるようになって行くんだろうと思います。

きれいごとのように聞こえる方も中に入るでしょうけど、それを実現できる環境はもう確立されつつあると思うんです。でも世の中の仕組み的にまだまだ一個人が簡単にこれを実現できるわけじゃないからサポートする環境は必要なんですよね。これを形にする人はなかなか居ないなって思ったのでじゃあ俺がやってやるぜ!そう思って動き出しました。

幸いにも頭の良い人たちが新しい技術やサービスをたくさん作ってくれたおかげでようやく人間が自由を選択できるようになって来たんじゃないかって感じています。特に自分みたいな出来損ないでも選択できる権利が与えられたっていうか凡人でも自由に生きて良いんだって感じでしょうか。漠然としてうまく表現できないところもあるんですが、こういう価値観がこれからの「自由に働く」とかに繋がっていくのかなって思うし「自由」を選択することがこれからの時代に沿った価値観なんじゃないかと思ったりします。

これからの具体的な活動方針としてはまずはレーベルの運営を軌道に乗せてアーティストに利益分配が出来るようにすること、さらには音楽だけじゃなくグラフィックや動画クリエイターなどの様々なジャンルのクリエイターにも仕事を回せるようになること、楽曲を作る人以外にも歌が得意な人にはそこでジョイントできるようにすることなど多岐にわたるジャンルのクリエイターに利益を還元できるような軸になれるように派生させてい行きたいと思っています。

そして将来的に絶対にやりたいなって思うことはレーベル主催でデカい野外フェスをやる事です。各種メディアが取り上げたくなるほどデカいフェスやりたい。人生楽しんだもん勝ち!自分だけじゃなく多くの人を笑顔にして自由に生きる。すべていつか実行したいと思ってる夢と野望です。

と言う訳でHybridEngageRecordsをどうぞよろしくお願いします。

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