流されしまちに響ける槌音をかき消す雨の肩にそぼ降る

気仙沼2 筆ペンなぐり書きによる戯歌シリーズ。一度行きたかった気仙沼にやっと行く機会ができて、わずかな時間だが街を歩いた。あちこち空き地が残る港近くのあたりもあちこちで新築工事をしていて、復興にかける地元の方々の意気込みは感じたのだが、問題は人口減少が震災以前から進みつつあったということで、これはもちろん気仙沼だけの話ではないし震災被災地に限った話でもない。「復興」とはどのような状態をゴールとするのか。当日は寒くて天気が悪かったせいもあろうが、もやもやした部分が残った。かもめ食堂のラーメンはおいしかったけど。

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