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ノートに書かれた奇跡の話。


どうも、世界の大黒柱ヒヤマです。


今回は、まだ姉妹が小さかった頃の話です。


長女美(チョジョミ)が小学校低学年ぐらい、次女子(ジジョコ)が幼稚園ぐらいでした。


当時チョジョミが通う小学生の間で、交換ノート?みたいなのが流行ってました。


プロフィールシートとか100の質問みたいなニュアンスのメモ帳で、お互いの「好きなもの」とか「趣味とか」を書いて情報交換するというものでした。


一通り友達界隈での交換が終わると、それは家族にまで回って来ました。


チョジョミ主体のイベントでしたが、ジジョコもノリノリです。


「好きな食べ物は?」とか「好きな色は?」とか他愛もない質問に対する回答を、可愛らしいデザインのハート型とか星型の枠内に書くヤツです。


適当にボケたりして書いたので、正直何を書いたか覚えて無いですが、ひとつの質問だけ今でも心に残っています。


それは、「あなたの一番大切なものは?」という内容の質問でした。



当時、チョジョミは小学校に上がって数年が経ち、家族よりも友達と遊ぶ事を優先したりと、中々生意気な時期になっていました。


それ故、好きなキャラクターのグッズとか好きな友達とかなんだろうと思い、気にも留めて無かったですが、意外な回答が待ち受けてました。



家族4人それぞれが交換します。
(同じこと3回書かないとなので、めんどくせー)


パラパラと回答を見ていると、例の「あなたの一番大切なものは?」の回答に、ジジョコは何と「かぞく」と書いてました。


おいおいおい。中々感動的な事書くじゃねぇか…。でも、プリキュアじゃないんだ?へぇ~ 我が家が正義のヒロインに勝ったという優越感に浸りました。


次に、チョジョミの方もパラパラ見て行きます。


当たりさわりの無い回答が続き、そして、また例の「あなたの一番大切なものは?」の質問に差し掛かります。


どれどれ。



すると… 何と「家族」と書いてるじゃないですか…


普段生意気になりつつあるのに…「家族」って書くか。



しかも姉妹揃って奇跡の一致だったので、ちょっとビックリしつつ、その絆にホロっとしました。




ちなみに、ワタシの回答はというと…




「家族」でした。



どうです? まさかの回答に、ちょっとゾクっとしたんじゃないでしょうか。普段は素っ気ない感じを醸し出しつつあるけど、我が家族は「優しさで包まれている」を証明出来たのではないでしょうか?


ちなみに「好きな食べ物は?」に対して、 「薬指の爪」とか「墓石」…とか他の質問はボケまくってたのに、ここだけ何故かマジメな回答。どうしてこういう経緯になったのか、自分でもさっぱり分かりません。にしても、まさかのストライク3連チャン、ターキー達成です。ヤバく無いですか?




何だかんだ生意気言ってても家族が一番大事なんだと感慨深い気持ちでいっぱいになり、ふとギガママ(妻)の回答を見てみると…



「チョジョミ」と「ジジョコ」の名前のみが書かれていました。




…うん、そうそそう~ やっぱ子供だよねぇ

って、ワシわい!笑




奇跡って3連チャンが限界という事を思い知ったと同時に、定員オーバーにより、一人りだけ最終ステージで崖から突き落とされたような、そんな気持ちになった日でした。



交換ノートがデスノートに変わる瞬間ってあるんですね。


それではまた。


関東甲信越の茶柱、ヒヤマでした。




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